4月21日(土)予祝イベントとして開催した花子店長とのトークライブ、関係者以外の参加者は、たった一人だった。イベントをキャンセルしようとしたが、何かを感じ開催した。参加したのは6年ぶりに会うリピーター隊員だった。 数年前、癌を患い全摘出手術は成功したものの転移していた。いつ発症してもおかしくない状況の中で、イベントに参加してくれた。発症すれば現代の医療では治療できないらしい。 そんな彼が、50代になって転職した。もちろん会社側は病気のことは知っていた。「ありがたいことに、50過ぎの経過観察中の僕を雇ってくれたんです」彼は感謝で生きていた。 さらに言う。「6年前のモンゴルの旅、最高でした。ありがとうございました。応援してます」彼は今回のクラファン支援者の一人だった。 このタイミングで彼に会う意味を考えた。今 一番俺に欠けていること。感謝の気持ちを行動で示すこと・・・。それを彼は身をもって俺に教えてくれた。座談会のような5人のイベントは、「どこにフォーカスするか」という話題になった。 隊員のように、癌になってしまった運命を悲観するのではなく、「こんな自分を好条件で雇ってくれた」「隊長とモンゴルの旅ができて良かったです」と、良かったところ、ラッキーな点にフォーカスして生きていた。「『人生楽しんだもん勝ち』隊長のセリフが癌を患って初めてわかるようになりました」 今回の共著相手、花子店長は悩んでいた。「こんな私が最高のチームを語れる資格があるのか・・・自信がない」「それを言ったら、俺なんて、5年前にスタッフ全員辞めてるけど・・・」と、俺。 でも、「だからこそ語れることがある」って前向きに考えている。 イベントに同席していた出版プロデューサーが「地球探検隊」22周年祭で言った。「中村隊長の真価が問われるのは、旅に出た時。見ず知らずの人が集まる旅の参加者を家族のようにまとめあげていく力を持っている。だから、どこにフォーカスするかだよ。誰だって、長所も短所もある。得意、不得意もある。完璧な人間なんていないよ。どこに焦点を当てて人を見るかが大事だよ。だから、「カフェ ラ・ボエム」でも「モンスーンカフェ」でも花子店長が繁盛店に変えた実績がある。失敗も成功も経験しているから、そこを書くことで誰かの役に立てるかもしれない」 俺も昨年、信頼していたサポートスタッフのアドバイスに従って、やりたくないことを「社長だから、やらなきゃ」って義務感でやり続けてたら、動けなくなって思考停止に陥った。すっかり自己否定して自信を失った話をすると、出版プロデューサーからアドバイスされた。 「少人数でやっていると、『そこは、こうしたほうが良い、ああしたほうが良い』と誰か一人の意見が多く取り入れられて、おかしな方向にいくケースもあるけど、それは、その人の主観で、そういう考えもあるなぐらいに捉えないと。個人事業主でフリーランスでやっている僕は、意識的に多重人格になって、あえて、もう一人の自分に真逆の答えを出して、一人作戦会議をやって、納得のいく自分軸の答えを導きだしているよ」 このプロデューサーの言葉に俄然、俺も花子店長もやる気になった。吹っ切れて、俺らしい俺にしか書けない本を書くと腹をくくれた。今回たった一人の参加者でもイベントやって良かった。 人生に無駄なことなんて一つもない。良いことも悪いことも、成功も失敗も、今までの経験を活かして最高の本を書く!それが、今の俺にできる「感謝の気持ちを行動で示すこと」。 クラファン終了まで、あと4日。【全国出版10年ぶりの挑戦!】10年ぶりに3冊目の本、「最強チームのつくり方」出版後の販促プロジェクト。 もし、共感してもらえたら、応援シェア・支援してもらえると嬉しい。https://camp-fire.jp/projects/view/67629 「地球探検隊」中村隊長




