はじめまして。京大熊野寮の寮外連携局の局長のumiです。第一回京都学生狂奏祭の責任者でもあります。熊野寮が大好きです。(海が好きなのでumiという名前でTwitterをやっています。)
私は、幼稚園生の頃に漫画「もやしもん」にハマっていました。「もやしもん」の中では主人公ら大学生は密造酒を作ったり、畑泥棒をしたり、めちゃくちゃな日常を送っていて、私はそれを分別のつかない頃に読んでいたのでそれが大学生の一般的な日常だと思い込んでいました。
高校生になった時、ふと進路のことを考えてみると「もやしもん」のような大学生活を送れるところに行きたいと思いました。その結果、おもしろい大学らしいぞということで京大を受験してみました。
でも、京大に入ってみると京大は思ってたよりおもしろい大学じゃなさそうだと気づいていきました。あんなにTwitterで見ていたタテカンはすぐに撤去されてしまうらしいし、大学からの圧力で学園祭も不自由だし、大学は思ったより私にとって素敵な空間ではありませんでした。
一方で、入学と同時に入寮した京大熊野寮は刺激的で解放的で、ありえないような出来事が日々起こるとても楽しい場所でした。寮運営を住んでいる学生自身でやる自治寮である熊野寮ではシームレスに飲み会が始まったり、自由にコンパができたり、何かをやりたい時に何でもできる安心感があって、私が憧れていた「もやしもん」の大学生活そのものでした(密造酒も畑泥棒もしてませんが)。
熊野寮の魅力にどんどんハマっていった私は、何か自分も寮を守るために活動がしたいと考えていました。
そんな時、たまたまNF(京大の学園祭)に出演できずライブハウスも取れなかったジャズサークルの友達から連絡があり、熊野寮でそのサークルのライブイベントを行うことになりました。
サークル員の人に寮の説明をして、一緒に設営をする中でそれまで熊野寮のことを全く知らなかった寮外生が熊野寮のことを知ってくれて、ライブイベントも大成功する中で熊野寮のことを好きになってくれて、さらにライブイベントをきっかけに今まで熊野寮を訪れたことのない人がたくさん訪れてくれて、これはもしかしたら寮を守るための活動になるんじゃないかなと思いました。
ご存知の通り、熊野寮は「やばい」とか「過激派の拠点」とか言われて悪いイメージを持たれています。それはめちゃくちゃな理由で寮にやってくる家宅捜索だったり、大学のネガキャンによるものが大きいと思います。けれど実際の熊野寮は、私が思うに、めちゃくちゃいいところです。だって、コロナ禍やそれ以前からの規制で自由に集う場所・表現する場所を奪われてきた学生が一同に介して熱狂できるこの京都学生狂奏祭だって開けるんですよ、熊野寮では。
私は熊野寮をみんなで一緒に楽しんで、熊野寮を守ってくれる人を増やしたいと思ってます。それに、学生がもっと元気になって楽しくて自由な、私のもともと憧れていたような大学になって欲しいと思ってます。
そのために、京都学生狂奏祭でみんなで集まって、私たちはこんなに自由で熱狂的に楽しめるんだということを確認したいと思っています。
ご協力のほどよろしくお願いします。