まるのまどで開催されていた、二人展「木もれ日」が9/26に終了し、クロージングパーティーが開かれました。
二人が所属する日佐のアトリエのスタッフ、メンバー、福田さんのご姉弟、そして福田さんのビー玉装置を制作した元スタッフの安住ファミリーが集まり、明るい光が差し込むギャラリースペースで、まさに木もれ日のようなひとときを過ごしました。
山下さんと福田さんの周りには自然と人が集まり、それぞれの思い出話に花が咲きます。福田さんは、訪れる人からのプレゼントを受け取ったり、声かけに手を挙げたり、うなづいたり。いつもより少しアクティブな様子で、みんなとの時間を楽しんでいました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、そろそろお開きという頃、山下さんから今回の二人展を振り返る、心のこもった感謝のスピーチがありました。真っ直ぐな言葉で語られる山下さんの思いに、みんなが耳を傾けます。
福田さんのお姉さんも、今回の二人展について、こんなふうに話してくださいました。
「今回の二人展は、山下さんと一緒なら、楽しいものになる確信がありました。それなのに修二さんが直前で入院してしまって……。でも無事に退院できてホッとしました」
そして、12年前にまるに初めて来た日のことも、熱く語ってくださいました。
「修二さんは、施設と名のつくところには絶対に入らないんです。それなのに、まるに初めて行った時に、まるで『ここは俺の場所なんだ』とでも言うようにスイスイ入って行って。これは絶対にまるに入れていただかなければならないと思いました。まるに入って、修二さんの人生がガラリと変わりました。本当ですよ。これからもできる限り長く1日でもまるに通って、また二人展ができるといいですね」
その言葉に、12年間の時間と、福田さんとまるとのつながりの深さを感じました。
そして、そこからまた話題になったのが、福田さんのビー玉装置です。
福田さんのコミュニケーションツールであり、アートの制作ツールでもあるこの装置を制作したのは、元スタッフの安住さんと梅ちゃん。その後、お二人はご結婚され、今回は2歳になるお子さんと参加してくれました。
「福田さんが二人のキューピッドになったんじゃない?」
そんな話で、みんなで大盛り上がり。
ビー玉装置のそばには、梅ちゃんが日々撮りためた福田さんの写真の中からセレクトし、ユーモアのある言葉を添えた「毎日会長(日めくりカレンダー)」も展示されていました。ところどころ、山下さおりさんも登場していて、二人のやさしい関係性が伝わってくる日めくりカレンダーです。
そろそろ本当にお開きにしようか、と言いながらも、最後まで話は尽きません。
やさしくて心地よい二人の存在と作品たちに囲まれたまるのまどで、ささやかなクロージングパーティーは、そんな名残惜しい空気の中、幕を閉じました。
「木もれ日」という二人展のタイトルのように、作品を通して差し込んだ光が、人と人の間にもやさしく広がっていったような素敵な一日でした。
ご観覧いただいた方、誠にありがとうございました。
photo:Matsushita Tomoko
次回は和泉徹さんの個展が10月16日から開催されます。
Toru Izumi solo works exhibition【izumee】
◯期間2026.10.16 Fri-11.14 Sat
◯会場shop&gallery まるのまど



