こんにちは!お盆がすぎ少し風が秋を匂わせるようになってきました。
前回は少し重たい記事を書いてしまいましたが、震災から得たものや、生き方について少し私の思いを聞いていただき、重ねてお礼を申し上げます。
職業講和のお仕事
コロナ禍のこと、栃木県立矢板高校さまの栄養食物科2年生さんに職業講和のお仕事へ。
コロナ禍で校外での実習が難しいなか、なんとか進路を考える参考になる授業を届けるべく、学校にキッチンカー を置いてキッチンカーを見学してもらい、質問に応えたり、お話しを聞いてもらいました。令和3年の秋でした。
https://www.tochigi-edu.ed.jp/yaita/nc3/
さすがの高校生。進路はそれぞれ決まっている子もいれば、これからの子もいて、パンへ。あるいは日本料理へ。など、栄養食物科というコースを選択しているからこそ、少し専門的なお話をしました。
一からお店を作る事はどれくらいのお金がかかるか。専門学校の学費はどれくらいか。何が好きなのか、なにを大切にしたいのか。
ショコラティエ、グラシエなど、菓子の分野だけでも多岐に渡ること。
レストランデザートとケーキ屋菓子屋で求められるものはどう違うのかなど。
たくさん質問くださったので、私の過去のことを含めてお話をさせていただきました。
『何を大切にしたいか』が変わってきている
明らかに思うのは、『仕事』ということを捉えるときに、お金を稼ぐ方法としての一つの仕事というものが、
ここ10年くらいでずっと変わってきていることです。
そして『やりがい』『家族の時間』『自由』『人間関係』など、実は大切にしたいものがそれぞれにある、ということ。それぞれに違う。違っても良いということ。でもそれを体現している人に実際に会うことはなかなか珍しいことかもしれません。
先生方がおっしゃってくれたのは、
『あんなに目を輝かせた生徒たちを久しぶりにみた』という言葉です。
面白い、楽しかった、すごく考えさせられた、見つめ直してみたい、そんな言葉をありがとう!
コロナ禍という自分には手の届かない問題に直面した時代に生きる人たち
二足のわらじ、私はお菓子教室と、お菓子屋さん。お母さんなのに自営業。
学校通ってないけど製菓衛生師。
こんな人がいても良いんじゃない。こんな生き方もあるんじゃない。
https://note.com/lovelabonasu/n/nbc7937a4eed9
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圧倒的に体験が足りない
インターネットの普及によりたくさんの情報が得られるようになり、
一歩を踏み出しやすい環境が整ってきているように思います。
しかし踏み出せない、そういった子はとても多いです。親に聞かないと何も判断ができない子もいます。
もし私がそこに体験を、体験できる場を与えられたら。すこし自信のかけらや、人と違っても良いと、背中を見せたい想いです。
最後に
世界的に見ても日本の飲食店レベルは品質とサービス共にずば抜けています。
だからこそぜひ、次の世代の人にもこの世界に希望を持ってほしいんです。
でも専門学校はとても高額です。道具や食材もあるのですから、それがダメだと言いたいわけではありません。
道は一つじゃない。
縛られるなにかもない。
それを伝えたい。見せたい。
ただ私が勝手になんですが。
何かを作るという創造と手仕事にある、なにかのこと。
篠良美でした!