「不逢森」の事前講座のダイジェスト動画をご支援者の方にお送りいたしました。2時間にわたる講座を3つの分割して動画を作りました。どの順番でご覧いただいても鑑賞の理解の助けになるような濃厚な内容だと思います。
事前講座の動画リターンと「不逢森」謡本リターンはまだご支援を受け付け中でございます。ご希望の方は下記のリンク先よりお願いいたします。
※「謡本」は公演日が迫っているためお届けが公演後になる可能性がございます。予めご了承ください。
第一部 謡本・ストリーの解説(41分02秒)
「不逢森」の謡本をスクリーンに投影しながらストーリーや見どころの解説を行います。講座当日は30人を超えるお客様が会場にご来場くださいました。動画は配信用ピンマイクを使って収録しているのでクリアな音声でお届けいたします。
謡本の各ページについてをご紹介しながらストーリーや見どころを解説いたしました。動画ではどの部分を誰が話しているのか、わかりやすいように謡本の画像に合成して映像を作っております。
第二部 萱津神社の宮司様のお話(45分35秒)
「娘が父に会うための長旅の途中、尾張国萱津宿で命を落とす」、ところから物語が始まります。そこで舞台となっている萱津神社の宮司様をお招きして、萱津神社の縁起などをお伺いしました。
現地を巡って撮影した写真をスクリーンに投影しながらお話を伺っております。みなさんと一緒に「史跡巡り」を行っているような内容になっております。
第三部 復曲の手順の解説と謡の実演( 17分44秒)
最後は復曲の手順を解説いたしました。参加者の方からは「こんな大変な作業をしていたのですね。」とご感想と激励のお言葉をいただくほどの、
まさに考古学の発掘作業のような気の遠くなるような作業を重ねて復曲をしております。
みなさんと一緒に謡の実演をする企画も行いました。
若干ですが公演チケットはまだございます。正面S席はおかげさまで完売となっております。お早めにお申し込みのほどよろしくお願いいたします。お申込みは公式ホームページ、カンフェティにて承ります。
公演名 復曲能を観る会東京公演 ー復曲能〈不逢森〉東京初演ー
日時 2023年9月18日(祝・月)14:00開演(終演予定16:30)
会場 セルリアンタワー能楽堂(東京都渋谷区桜丘町26-1)
主催 (一社)復曲能を見る会
■番組■
主催者ご挨拶
解説 〈不逢森〉の復曲について 法政大学教授 伊海孝充
仕舞〈楊貴妃〉 梅若万三郎
仕舞〈花筐 クセ〉 観世喜正
復曲能〈不逢森〉
娘・加藤眞悟 商人(父)・長谷川晴彦 僧・安田登
宿主・奥津健太郎 宿ノ下人・奥津健一郎
笛・槻宅聡 小鼓・久田舜一郎 大鼓・大倉正之助ほか
~ 復曲能〈不逢森〉あらすじ~
鎌倉・亀江谷の商人(父)は昨年春から京の都に上り、今年の秋になっても戻りません。娘は父に逢いたさに都への旅に出ますが、長旅の間に体調を崩し、尾張国萱津宿で命を落とします。奇しくもその日、商人は同じ萱津宿に泊まり、亡くなったのは娘であることを知ります。嘆き悲しむ商人は萱津の森の僧とともに娘を弔い、反魂香を焚きます。煙の中に娘の姿を見た商人は袖にすがろうとしますが、煙とともに再び娘の姿は消えてしまうのでした。謡物の最高峰として伝わる乱曲〈反魂香〉は本曲の一節です。
現時点でのチケット情報(最新情報は公式ホームページ・WEBチケットカンフェティごご確認ください)
正面S席 10,000円(完売)
脇正面A席 8,000円(良いお席あり)
お申し込みはこちら
WEBチケットご購入はこちら