ご支援くださった皆様この度は、クラウドファンディングにご支援をいただきまして、まことにありがとうございます。お礼のメールが遅くなりまして、申し訳ございません。昨日、無事に絵本『子どもの十字軍』が出来上がってまいりました。みなさまにも、順次お届けして参りますので、いましばらくお待ちくださいませ。ひだまり舎は、8月6日に開業5周年を迎えました。平和・いのち・幸せという大きすぎるテーマを掲げ、絵本・子どもの本を出版してまいりました。この5年の間に、コロナ禍があり、そして、ロシアによるウクライナ侵攻が始まるという、世界を揺るがす大きな出来事が重なりました。ほかにも世界各地で紛争は絶えず、子どもたちを取り巻く世界はよくなっているとは言いがたい状況です。その中で、子どもたちやその周りにいる方たちにむけて本を作るということはどういうことかを、常に考えながらの5年間でした。大仰に「平和」とうたうことだけでなく、日々の営みの中にちいさな幸せを見いだし、その幸せを守ることをよろこびとしてもらえたら。それこそが平和を求める心であること、子どもたちの心のなかにそうしたあたたかな種をまくことができたら…… 『子どもの十字軍』は、とても重いテーマの絵本です。内容も、決して明るく楽しいものではありません。でも、いまこの時代にこそ伝えなければならないことが描かれていると思っています。はらだたけひでさんの精緻な切り絵によって描き出される世界が、ブレヒトの詩とともに読み手に届くとき、きっとそれが読み手の心の中で様々に動き出し、また新たな「種」がまかれることと信じております。これからも、子どもたちが、絵本をよむ時間を楽しんでくれることを願って、本を作って参ります。本をひらく時間が、子どもたちにとって、また周りのおとなたちにとって、あたたかい、ひだまりのような時間でありますように。この度のご支援に、改めて心から感謝申し上げます。ありがとうございました。2023年8月8日 ひだまり舎 中村真純
いよいよ8月!絵本も完成します。みなさま、様々に応援してくださり、本当にありがとうございました。最後になってしまいましたが、絵本の中身をすこしご紹介します。ポーランドで1939年むごたらしい戦争があった。たくさんの町や村がいちめんの焼け野原になった。妹は兄を妻は夫を戦争のためにうばわれた。家をこわされ炎におわれて 子どもたちは親をなくした。ポーランドで何なにがあったのか。知らせはなく手紙もなかった。けれども東の国々では奇妙なうわさがひろまった。雪のふるころに東の人たちは話していた。子どもばかりの十字軍がポーランドではじまったと。こんな書き出しで始まる叙事詩。名前のない子どもたちの描写が続きます。小さな隊長12歳になる少女ビロードのえりの服をきたユダヤ人の子ども作戦担当の二人の兄弟やせた灰色の服の子……あえて、リアルでない小さな切り絵で描かれる子どもたち。今日は自分が、明日はあの子が、十字軍の子どもになっているかもしれない——そんなことを思わせる、描写です。小ぶりの横長の絵本は、十字軍の子どもたちが進む方向に読み進む形になっています。子どもたちはどこへ向かって、どうなったのか……?ぜひ実物を手に取って、最後までご覧ください。最後まで、ご支援ありがとうございます!
最後の数時間ですが、ペイフォワードコースのリターンを公開しました!よろしくお願いいたします
みなさま、ご支援ありがとうございます。最後の数日となりましたが、パシュラル先生の額絵等、はらださんの原画コースのリターンを追加しております!是非ご覧ください。また、ぜひ皆様のお知り合いにお声かけいただけますと嬉しく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。