はじめに
ープロジェクトの概要
原宿と渋谷の間の若者が行き交うエリアで、原爆展を開催します。
絵は、広島平和記念資料館のプロジェクトの一つである、広島市立基町高等学校生徒と被爆者が共同で、その証言を元に制作する「原爆の絵」の複製画をお借りして展示します。
その他、開催した展示にておいて販売する、広島に関連する飲料水やグッズなどの商品の売上総利益は公益財団法人広島平和文化センターへ寄附をします。
・観覧無料
・展示開催場所
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-5 1F
・展示開催日時
8.25(金) 14:00-19:00
8.26(土) 12:00-19:00
8.27(日) 12:00-18:00
解決したい社会課題
日本の事を自分事にー
関東でも、原爆を「広島のこと」「長崎のこと」ではなく「日本の事」「自分の国で起きた事、続いている事」と若い世代の人たちが捉えられるように、知ることが出来る場所・考える機会を少しでも増やしたいです。
私は、横浜で生まれ育ちました。
小学校や中学校では歴史の一部として原爆に触れ、時に被爆者の方の証言を聞く機会も数回あったと記憶しています。
でも当時、地元の図書館や一駅先の街に行くくらいが私の行動範囲だったので、広島や長崎の話は外国の事のように遠く感じていました。
大学に入り、広島から上京してきた友人達と会った時に初めて原爆や戦争に対する意識の違いを強く感じました。
それは子どもたちが悪いのではなく、関東にはまだまだ原爆について知る機会や考える機会が少ないからだと感じます。
そして大人になってから海外に出るようになり、先日ギリシャの火山へ行った時に「この山の火山噴火の威力は広島原爆の100万個分だった」という解説を受けましたが、周りの海外の人たちの反応はとても曖昧なものでした。
原爆の威力をよく知らないからです。
「原爆は酷いものだった」という事しか知らない人がほとんどなのです。
とても悲しくなりました。
広島や長崎の人々が感じている、他の地域への落胆はこのようなものなのかもしれないと感じました。
個人的な話ですが、私は今後海外を拠点とすることになります。
その前に日本で行かなければならない場所を周る予定を立てました。
広島に行く前に「はだしのゲン」という漫画を読み始めたり、YouTubeで被爆者方の語りを聞き始めました。
「昔のこと」「あの時のこと」を勉強するつもりだったのに、原爆がもたらした地獄は今も続いていると知りました。
移住先は、核保有国です。
恥ずかしながら、私自身もやっと原爆や核兵器について「自分ごと」として考えなければと危機感を持ち始めたのです。
人にはそれぞれ、知るタイミングと知りたい範囲と内容と角度があり、それを選択できるべきだと思っています。
ただ、知りたいと思った時に知れる場が身近に用意されている事が、どの地域であっても必要だと強く感じます。
そんなことから、原爆についての知識や悲しみを、関東の若い人たちにも「自分ごと」として感じてほしい、知りたいと思った時に立ち寄れる場所を作りたいという思いが生まれました。
広島と長崎で起きたあの惨状に思いを寄せて悼み、平和への感謝と強い意志を持つべきなのはこの国にいる人みんなだと思うのです。
また、私たちのような「伝える役割」をする人間の年齢層も、上の世代から徐々にバトンタッチしなくてはいけないと感じています。
被爆者や証言者の高齢化に合わせて、伝える活動をする人々も段々と高齢化してきているように思うからです。
今回の展示メンバーの3名は平成産まれの女性なので、開催の雰囲気としてはまた新しいものを感じていただけると思いますし、私たちのようなこれからを担う世代が率先して活動する姿を、もっと若い世代の方々にも見ていただきたいなと思います。
このプロジェクトで実現したいこと
ー具体的な活動の内容
▼「次世代と描く原爆の絵」の複製画10点の展示
「8月6日の空」
作:坂本茜 所蔵:広島平和記念資料館
…展示する絵の詳細
①複製画
厚紙印刷(マット加工) 用紙サイズ:約530mm×約420mm
②キャプション
A3サイズ・ラミネート加工・縦向き
広島平和記念資料館の「次世代と描く原爆の絵」プロジェクトより複製画をお借りして展示を行います。
被爆者の証言を元に、広島市立基町高等学校普通科創造表現コースの生徒たちがその記憶を絵に残す取り組みです。
より絵に描かれた状況や人物の表情の理由などを感じて見ていただけるように、被爆証言者と作者の生徒さんのコメントが書かれているキャプションもお借りして展示します。
また、ギャラリーのある通りには海外の方も多くいらっしゃるので、キャプションの英語翻訳したものも用意します。
このプロジェクトでは現在までに182点の作品が制作されており、今回はその中から厳選した10点の複製画を展示する予定です。
今回の展示は初開催ということもあり、広島に限定したものにしますが、今後としてはもちろん長崎の原爆についても活動していきます。
▼広島の水の販売
展示に合わせて、ペットボトルの広島の水(宮島の天然水 500ml)の販売を、ギャラリーのデッキスペースにて行います。
宮島の鳥居が描かれている美しいパッケージデザインで、原爆展に来た方々に写真とハッシュタグ付きでSNSなどに投稿していただくことで、より多くの方に展示の開催を周知したいと思います。
夏の猛暑の時期なので、喉を潤し少しでも快適に展示をご覧いただきたいです。
現金対応のみの予定で、売上総利益は全て寄附金とします。
・寄附先: 公益財団法人広島平和文化センター
・寄附までのスケジュール: 展示終了後、9月中旬までに
・寄附金のお渡し方法: 銀行振込
※支援者様が寄附金控除を受けられるものではございません。予めご了承ください。
(飲料水詳細)
・名称: 宮島天然水
・内容量: 500ml
・賞味期限: 製造後2年後
開封後はすぐお飲みください。
・保存方法: 直射日光を避けて保存してください。
・販売元: MIYAJIMA BEER株式会社
・原材料: 水(浅井戸水)
・採水地:広島県廿日市市宮島町
▼展示用に依頼したBGMを流す
既存の曲ではなく、「平和への祈り」をテーマにピアニスト・作曲家である丹千尋さんに作曲と録音を依頼し、展示会場内で流します。
丹さんは昨年の10月には、ウクライナ難民支援コンサートでピアノを担当されたピアニスト・作曲家で、その音色には慈愛と祈りが感じられます。
展示の絵10枚を見る所要時間を1人だいたい15分と計算し、3分の曲を5曲または5分の曲を3曲など、一周が15分になるように作っていただきます。
深いテーマの展示なので、絵を見て、やるせなさや苦しさを感じた来場者の心を音楽によって少し緩和させたいと思い依頼に至りました。
▼手描きの広島の絵はがきの販売
主催者の私は6月末に初めて広島に訪問しました。
広島平和記念資料館を見た後に感じたこと、目に映る風景、爆心地となった原爆ドーム、人々が逃げ込み流れた川、「75年は草が生えないだろう」と言われた土地に咲く草花ー。
そんなものを題材に絵を描き、裏面に広島の切手を購入して貼り、ギャラリー内で販売します。
切手は広島らしい絵柄の84円切手を使用します。
現金対応のみの予定で、売上総利益は全て公益財団法人広島平和文化センターへの寄附金とします。
※寄附先・方法は上記の宮島天然水と同様
▼原爆展のHPの開設と運営
毎年の原爆展の開催と、原爆についての知識を深めていただくために、ホームページを開設しました。
コンテンツとしては、
・原爆展の詳細(展示内容・日時・ギャラリーの詳細地図・行き方など)
・活動報告
・原爆についての知識ページ
・各SNSへのリンク
などを掲載し、更新していきます。
▼SNS運用
SNSでの投稿により私たちの活動を知っていただき、少しでも多くの方に展示に足を運んでいただいたり、原爆について目に触れる企画を増やす目的でアカウントを開設しました。
・黙祷アラーム投稿の拡散
関東では、広島や長崎のように原爆が何時に投下されたのか知っていて、黙祷をする人は少ないように感じます。
朝、一部の番組でニュースがやっていて初めて、「あぁこの時間だったのか」と思い出したりすることもあるのです。
Twitterでは拡散力を活かして、「原爆投下の時間をアラーム設定して黙祷をしよう」という投稿の拡散を呼びかけます。
2秒でも10秒でも被爆者や被爆地へ心を寄せて、平和への祈りの気持ちを忘れないように、この取り組みを考えました。
黙とうアラームの周知のツイートは7月下旬より投稿・拡散予定です。
Instagramは見やすさと親しみやすさがあるので、イラストと文字で展示の詳細や原爆について誰でも分かるように噛み砕いて簡単に紹介するアカウントとして運営します。
戦争や歴史の説明は難しい言葉が多く、せっかく"知りたい気持ち"があっても、内容の分かりづらさが"興味や関心を持ち続けること"の弊害になると思います。
知識がまだ無い方でも「分かった」「知ることができた」と少しでも思えるように、分かりやすい投稿を目指します。
▼あなたはどこから?マップの掲示
大きな日本と、小さな世界地図が書かれたA1用紙をギャラリーに置き、来場者の出身地や育った場所にシールを貼っていただきます。
「広島」「HIROSHIMA」のことは知っていても、日本列島のどこに広島があるのか知らない人もいます。
広島と自分の街との距離を改めて感じたり、ここに原爆が落ちたんだと知り想像していただきたいと思い掲載を企画しました。
その年のシールの色を決め、毎年同じボードを使ってシールを貼り足して行くことで、「自分の場所」と「他の人の場所」、「今の自分の場所」「いつかの誰かの場所」に意識と目を向けるきっかけにもなると思います。
ープロジェクトを通して実現したい変化
「この展示に行くために、少し原爆について予習しておこう」
「広島のどこに原爆が落ちたんだろう?」
「爆心地がもし渋谷駅だったら、自分が今いる場所の被害はどんなものなのだろう」
「原爆が落とされるまでにどんな時代背景があったんだろう」
そんな風に、それぞれの"知らない"を恥じる事なく"知りたい"に変えるキッカケになる展示になるよう企画を進めています。
また今回私たちは"若い世代に原爆を知る機会を"という思いで、広島の高校生が被爆者の方とのたくさんの打ち合わせを通して描いた絵を展示させていただくので、彼ら彼女らと同じ世代の学生の観覧者の方々が「自分も広島に行ってみたい」「資料館で原画を見てみたい」「被爆者の証言を実際に聞いてみたい」と何らかの影響を感じていただけたら嬉しいと思います。
資金の使い道
ー目標金額の内訳、具体的な資金の使い道
▼スペースレンタル費:約15万円
▼人件費:約15万円(在廊スタッフ4名3日間・運搬スタッフ2名搬入と搬出の日)
▼HP作成依頼費:約5万円
▼フライヤー・ロゴデザイン費:約5万円
▼BGM作曲・録音費:約10万
▼備品購入費:約2万円
▼リターン原価・送料:約2万円
▼手数料:約6万円 (9%+税)
実施スケジュール
ープロジェクト自体の実施スケジュール
【全体】
6月6日 ロゴデザイン納品
6月11日 HP開設
6月15日 フライヤーデザイン納品
7月下旬〜8月 BGM納品
8月25日 午前中搬入・午後展示
8月26日 展示
8月27日 展示・搬出
8月下旬 リターン発送
【展示】
8.25(金) 14:00-19:00
8.26(土) 12:00-19:00
8.27(日) 12:00-18:00
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
●5000円のご寄付→感謝のメール
●10,000円のご寄付→感謝のメール・活動報告書
●30,000円のご寄付→感謝のメール・活動報告書・ご来場された場合広島の水を1本ご提供
●50,000円のご寄付→感謝のメール・活動報告書・ご来場された場合広島の水を1本ご提供・ホームページにお名前を掲載
●100,000円のご寄付→感謝のメール・活動報告書・広島の水を1本ご提供・ホームページにお名前を掲載・主催者による広島の絵のポストカードを1枚ご提供
最後に
数年前の私には、まさか東京で原爆展を主催するだなんて想像もつきませんでした。
学生時代は歴史の授業も退屈で、ただの「覚えなければいけない教科」でした。
それでも、電車の中で誰かが喧嘩しているだけで涙してしまう「争いが嫌いな自分の繊細で平和的な性格」は、私を毎年地元横浜の原爆展に足を運ばせていました。
そこは私にとって「怖いけど、事実を知りたい」気持ちを受け止めてくれる場所でした。
そして、その時はなにか自分でもやろうと思ったわけではないのですが、そんな風に知れる場所があったことは私の中で戦争や原爆について少しずつ気持ちが積み重なっていく理由になっていたのです。
私にとっては、今が自分のタイミングだったのだと思います。
私自身も誰かのいつかのタイミングのきっかけになりたい、布石になりたいという思いです。
この夏、あの日のうだるような暑さに想いを馳せる8月、ぜひ東京での原爆展の開催にご協力をお願いいたします。
チーム/団体/自己紹介・活動実績など
①主催者:大森美穂
神奈川県横浜市出身。日本女子大学卒業。
2019年に、「STOP THE WAR」をテーマとする世界的なミスコンテストMiss Grand Internationalの日本大会にて「第3位」・ファイナリスト同士の投票によって最も親切な人に贈られる「コンジニアリティ賞」をW受賞。
②協力者:上澤美樹
私は東京生まれ東京育ちです。
台湾がまだ日本だった頃、そこに住んでいた祖母から戦争の話を聞いたことがありました。
その頃の私はまだ小さくよくわかりませんでした。
それでも、「私が亡くなった後は伝える人がいなくなるから、戦争が無かったことになってほしくない。」と祖母が言っていた事は強く覚えています。
その後、社会科見学等で行った原爆の展示も想像するだけで胸が痛くなり、怖くて見れないほどでした。
知れば知るほど怖くなり、戦争や原爆のことを深く知ることをずっと避けていました。
東京に住む祖父の戦争の話も怖くて聞けませんでした。
そんな中、今回主催者の原爆展への思いを聞いて「彼女となら一緒にやりたい。今回を自分が学ぶきっかけにもしよう。」と思いました。
私のようにまだ原爆を知らない人も、知りたくないまま大人になった人だってきっといるはずです。
「少しだけでも知りたい」
今回の展示では、そんな初めの一歩の気持ちを受け止められるものになると思います。
何かを知るのに、きっかけはなんでも良いです。
「来てみて、展示を見て、その時の自分どのように感じるか。」がとても大切なことだと思います。
③協力者:西原理佐子
私は、18歳まで広島で育ちました。
上京して初めての夏、8月6日がいつもと違うと感じました。
テレビをつけても、いつも通りの朝のニュース。
黙祷のための町内放送も聞こえてこない。
自分の中に根付いている広島を意識するきっかけになりました。
瀬戸内海の島育ちの私の祖父は、あの日まだ10歳で、校庭で貴重な食料だった芋掘りをしていたそうです。
空に大きなキノコ雲が上がるのを見て、防空壕に逃げたと聞いたことがあります。
母校の前身である市立高等女学校の生徒は、あの日朝から建物疎開作業に動員されていました。
原爆で最も多くの生徒が亡くなった学校だと教えられました。
建物疎開作業をたまたま休んだことで、自分だけが生き残ってしまったという思いに苦しんでいるという方の話を聞きました。
いつも当たり前に、原爆の話が身の回りにありました。
音楽の時間に「青い空は」や「原爆を許すまじ」を歌ったこと。
夏になると慰霊碑の掃除に行ったこと。
国際交流の前に"Hypocenter(爆心地)"の発音を練習したこと。
ただ、学んできたことを話すことにはずっと抵抗がありました。
広島だけが負の歴史を背負っているわけではないのに、大手を振って発信するのは自分たちだけが被害者ぶっているように思われるのではという気恥ずかしさすらありました。
でも、先日「原爆展」をやりたいと友人である主催者から聞いた時、なんとなく、呼ばれているような気がしました。
広島を出て10数年。広島の過去に興味を持ってくれた人たちとの出会いが、いつの間にか自分を変えてくれた気がします。
原爆がもたらしたものはなんだったのか?
戦争を終わらせるために原爆は必要だったのか?
原爆がなければ終わらせることができない「戦争」ってなんだろう?
そんなことを幅広い世代の人に考えてもらえるちょっとしたきっかけになったらなと密かに思っています。
問いへの答えは、それぞれにあると思います。
いつか私たちが選択を迫られた時に「原爆について知っていること」「それについて考えてみた経験」が役に立つことを願っています。
最新の活動報告
もっと見る「絵で知る原爆展」3日間の展示が無事に終了!
2023/08/29 00:24みなさま、こんばんは!2023年8月25日(金)〜27日(日)昨日までの3日間にわたる「絵で知る原爆展」が無事終了しました!展示を終えてのご報告をさせていただきたいと思います!(詳しいご報告は、報告書リターンを選んでくださった支援者さまに後日お送りします。)会場内はあまり広くなく、3〜5名ほどが中にいる状態が理想的な印象でしたが、多い時には8名、少なくとも1名、常に来場者さまがいらっしゃり、休む暇がないほどでした。会期の前日に、クラウドファンディングの終了日を設定してしまったので(私の考え不足でした)、「最終日までやってたら良かったのに〜」「クラファン間に合わなかった」「支援したい」との声もいただき、来年以降に活かしたいありがたい反省点となりました。臨時で設置した募金箱にも、ありったけの小銭や、お札を入れてくださる方もいらっしゃいました。展示を見た後に納得してご支援いただけることは、展示開催したことへの自信にもなりました。募金箱でいただいたご支援は、今後の原爆展の活動資金とさせていただきます。そして、会場内の販売物の売り上げが28,000円を超えました!・広島の宮島天然水(300円)・主催者の描いた広島の絵はがき(500円)…広島の切手つき・展示会冊子(500円)恐る恐る販売した、手書きの絵はがきは、なんと2日目の午前中に完売となりました!涙4枚くらい売れたらいいな…という思いで描いた、現在の広島の美しい風景を見て少しほっこりしていただくための品でしたが、「売り切れちゃったんですか」と言ってくださる方もいらっしゃり、とてもとても嬉しかったです。そして、展示会冊子はとても購入したくださる方が予想以上にいらっしゃいました!業者さんの手違いで、オーダーした数の2倍の冊数が届いたのですが、その数をいただけて本当によかったです。会場内にいらっしゃることができなかったご友人やご家族、職場の方へお渡しするためだということで、複数冊ご購入される方も多かったです。冊子には、今回展示した12点の作品の他にも数点の作品データをいただき掲載しております。「知りたい」「忘れたくない」「知ってほしい」という皆様の思いを感じ、冊子を作って本当に良かったと感じました。シンプルな入り口でも、ポスターを目にして入ってきてくださる方や、会場内が見えるので興味を持って来てくださる通りすがりの方も多くいらっしゃいました。今回この原爆展のために、作曲家でピアニストの丹千尋さんに曲作りと演奏をお願いしました。音楽を気に入ってくださる方も多く、曲に込めた思いをプロフィールと共にPOPで会場内に設置しておりましたが、とても感心してご覧になってくださる方もいらっしゃいました。「広島の平和記念資料館や、折り鶴タワーなどでも使ってほしい!」という広島出身の方からのお声もいただきました。衝撃的な絵の数々をご覧になる中での希望の音色になってくれていました。(主催者の夫も3日間展示を手伝ってくれました)「どこから来たの?MAP」は、会場の外でお帰りになる方に貼っていただきました。他の方がどこから来たか見たり、海外からの方に驚く様子や、広島の場所を改めて確認するきっかけになったり、修学旅行で広島や長崎に行く学校はどれくらいあるのか質問しやすかったり、通りすがりの方にとっても大きなパネルがアイキャッチになったり、とても良い役割を果たしてくれました。海外からの方も多くいらしたので、英語翻訳キャプションも大活躍しました!こちらは出身地に貼っていただいたシールの3日分の結果です!ヨーロッパや台湾、中国、アメリカやブラジルの方々とフラットに原爆や戦争、核についてお話できたことは本当に大きなことだったと思います。本来の目標であった、「若い方々に原爆に触れていただく」という点も達成できたのではないかなと思います。20代が中心だった体感です。次回はもっと大学生を中心に10代の方々ももっと呼び込めるような企画を考えたいです。それから、お子さまを連れた方も多くいらしてくださいました。焼けただれた赤ちゃんを抱いて絶望する母親の絵なども展示していたので、自分ごととしてとらえるキッカケになったという感想もいただきました。それぞれの立場の方に感じやすい絵を満遍なく選ぶことの大切さにも気づかせていただくことができました。「今まで広島へ行かなきゃと思いながらも機会を逃していたけれど、これをきっかけに絶対行こう、行かなければと思えました。」「私は広島出身で、今日たまたまここの前を通りすがりましたが、この東京のど真ん中で原爆展?!と驚きと希望を感じて思わず入りました。」「今まで触れる機会がなかったので、知るきっかけをくれてありがとうございます。」「特別な時にだけではなく、日常の中に原爆に触れる機会を作りたいという主催者の方の思いをとてもよく感じられた。展示会場も若者で賑わう通り沿いにあって、美容室や買い物帰りにふと入れる。展示会場も大きすぎず中も見えるので、気負わずちょっと寄ってみる気持ちで入れた。」「絵だけではなくキャプションもついているので、より制作者や証言者の方の気持ちや状況を知った上で深い視点で絵を見ることができた。」「絵を見るのは辛く怖かったけれど、これが現実に起きたことなんだと真実を受け止めたいと思って全て見ることができた。写真だったら見ることができなかったと思うので、絵の展示で良かったと思った。」「フライヤーを見て来ました。私は若者でないですが、初めてこういった展示を見ました。」「3人の展示メンバーの方々がそれぞれの立場で参加しているので、どの立場の人も共感して展示に来やすいと感じました。」(展示会場にていただいた声を展示メンバーがメモしたものより)お礼のメッセージ、報告書(より詳しい数の報告、販売物の売り上げ詳細、展示メンバーによる感想、かかった費用など)につきましては9月上旬に送らせていただきます。もう少々お待ちくださいませ!全ての準備が終えて、初日を迎え、ご来場者さまがいらっしゃるまで本当にずっと大きな不安が続いていました。ご支援いただいた皆さまや、忙しいとは思いつつもLINEで告知させてもらった友人、フライヤーを置かせてくださった皆さまの応援やご協力に見合うものが自分は提供できるのか?というのが、実際にこの3日間を過ごしてみるまでは不確かだったからです。でも始まってからはそんなことを不安に思う暇もなく、SNSを通じて知ってくださった方と初めてお会いしてお話ししたり、いつの間にか円ができてたまたま居合わせた来場者さま数人で原爆の話をしていたり、長年お付き合いしているカップルでも初めて戦争についての話を2人でできましたという方もいらっしゃったり、世代も年齢も立場も肩書も、主催側か来場者側かも関係なく、皆さまと共に本当にかけがえのない時間を過ごすことができていました。そして私のほうが「皆さま来てくださってありがとうございます。」と感謝をする側であるのに、本当に本当に「ありがとう」の声が多いことに驚きました。「被爆地出身です。東京で開催してくれて本当にありがとう。」「初めて原爆展を見ました。知る機会をくれてありがとうございます。」「被爆二世です。若い人たちがこんなふうに丁寧に向き合ってくれて、嬉しいし希望を感じることができた。本当にありがとう。」「大切なことを伝えるために実際に行動を起こしてくれてありがとう。」たくさんのありがとうをいただきました。皆さまからの一言ひと言が、私を勇気づけてくれ、使命を果たせているのかもしれないと自信をもたせてくれました。「ぜひ今後も続けてほしい」「来年もやってくれますか?」「今後の活動も応援しています!」そんな継続を希望してくださる声もとても多くいただきました。展示をする前は「来年以降も続けていけたらいいなと思っています」という言い回しでしたが、展示期間中に「お任せください」という言葉に変わっている自分に気が付きました。主催者というとなんだかすごそうな響きですが、私はパソコンもできなければ、人と積極的に関わることもできず、電話をするのにも動悸がしてしまうような気弱でスキルもない人間です。準備や運営に関して、展示メンバーのミキ、リサコ、デザイナー兼展示会の手伝いもしてくれたレイがいなければ本当に本当に何もできなかったと思います。それでも、メンバーや関わってくれた皆さまからのお言葉をいただき、「行動を起こす力」が私にはあるのだと思うことができました。今後もたくさんの方のお力を借りながら、平和を願う純粋な気持ちを大切にしながら、誰を責めることもなくただ丁寧に誠実に行動を起こし続けていきたいと改めて決心させていただきました。今回の展示に関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。どうぞ今後もよろしくお願いいたします。主催者 大森美穂 もっと見る
クラファン終了まであと1週間!
2023/08/18 23:35夏本番、みなさま体調はいかがでしょうか。8月6日広島原爆の日、8月9日長崎原爆の日、8月15日終戦記念日を迎え、いよいよ来週に原爆展が迫ってまいりました。原爆の日の後はご支援の波が落ち着くかと思っていましたが、みなさまのSNSでのシェアや個人的な連絡でのお知らせ、今回インタビューと記事掲載をしてくださったIDEAS FOR GOODさまのおかげで、波紋がゆっくり広がり、この1週間で5名さまが新たにご支援くださいました。ありがとうございます。8月に入ってから、IDEAS FOR GOODさまよりご連絡いただき、インタビュー記事を掲載していただけました!▶︎こちらからご覧いただけます◀︎IDEAS FOR GOODは社会課題の解決について発信するメディアです。社会をもっと良くするために取り組んでいる世界中の人々や会社のインタビュー記事・ニュースが掲載されています。原爆展についての思いやキッカケ、一緒に活動しているメンバーの言葉も一緒に載せていただき、より私たちの活動が分かりやすく皆さまにお伝えできたと思います。より多くの方々に、原爆の問題を過去の事ではなくこれからも考えていくべき「社会課題」として捉えていただける大きな1つの機会をいただけました。ありがとうございます。【1】8/14に終戦日前日インスタライブをしました!▶︎こちらからご覧いただけます◀︎このオシャレなお知らせ画像は、展示メンバーのMIKIが作成してくれています。【2】あなたはどこから来ましたかMAPのパネルが届きました!これはご来場くださった方に任意で、ご出身やお住まいの場所にシールを貼っていただくためのパネルです。広島や長崎の場所を明確に知らない方もいらっしゃいます。海外の方もHIROSHIMAという言葉は知っていても、日本のどこにあるのか知らない事がほとんどです。今回は広島からお借りした絵を展示するので、広島の場所が分かるようにマークを印刷しています。自分の場所と被爆地の距離感を感じたり、他の方がどこから来たのか目で見て分かるようにすることで、「どこかのいつかの誰か」に想いを馳せるきっかけにしていただけたらと思います。【3】広島の地図を東京に置き換えてみたら?MAPが完成しました!東京での原爆展ならではのこのコンテンツは、展示メンバーのRISAKOが作ってくれました!関東の人にとっては、広島の町の土地勘も距離感も無いので、爆心地からの距離を想像しにくいのではないかと思い、MAPの作成にいたりました。爆心地の設定は、明治神宮前駅の7番出口です。とすると、広島でいう爆心地から160mの原爆ドームは、ラフォーレ原宿の建物あたりになります。交差点の横断歩道を渡ってすぐです。都内の多くの人が歩いている道を例として設定しているMAPなので、関東の方や若者にも分かりやすくなっていると思います。 クラウドファンディング実施期間は残りわずかとなりました。終了の日までどうかご協力と応援を引き続きよろしくお願いいたします。---------------- 【絵で知る原爆展】▼観覧無料 ▼日時 8.25(金) 14:00-19:008.26(土) 12:00-19:008.27(日) 12:00-18:00 ▼場所:Gallery HITCH HIKER TOKYO〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-5 1F ▼HP▼SNS-Instagram-Twitter-YouTube---------------------------- もっと見る
支援者様30名突破!
2023/08/11 22:59みなさま、こんばんは!8月もあっという間に2週間が経ってしまいました。先週からの7日間は、広島原爆の日・長崎原爆の日があったことも相まって、より多くの方との交流がありました。本日のタイトルにもある通り、なんと支援者様が30名を超えました!!!!初めての クラウドファンディングで、どれくらいの方に興味をまだでいただけ、ご支援までしていただけるか全く分からない状態でのスタートだったので、全国、全世界の方々から思いを託していただき大変ありがたく、身の引き締まる気持ちです。本当にありがとうございます。活動としての報告としては、先日の日曜日、8月6日広島原爆の日に展示メンバー3名で目黒区の「平和の石のつどい」に初めて参加させていただきました。どうしても、都内で黙祷できるところにいきたい…そう思って探していたところ、目黒区のホームページの昨年の活動報告に掲載されているのを見つけて、今年参加することにしました!2023年度の「平和の石のつどい」インスタLIVE配信7:50にメンバーで中目黒駅に集合しました。目黒区役所の中を通り、優しい警備の方に案内していただき無事「中目黒しぜんとなかよし公園」へ到着。すでに15名ほどの一般の方も集まっており、NHKさんの取材の大きなカメラも入っていました。8:10〜開会8:15〜1分間の黙祷がありました。蝉の鳴き声に囲まれて、当時はこの一瞬ですべての音が消えてしまったのだと想像しました。1分間とは長く短い時間に感じました。その後目を開けることなく、自分でさえ知らないまま亡くなった方が大勢いたのだと思います。目を開け、何事もない平和な光景の中に当たり前に戻れるありがたみを噛み締めました。その後は、献花とご挨拶がありました。その後は、展示メンバーのミキとリサコがその場に集まっていた30名ほどの方々に原爆展のフライヤーの配布をしてくれました。(事前に電話でお話し済み)受け取ってくださったみなさま、ありがとうございました。係の方から献花のお花をプレゼントしていただけたミキ、リサコ。関東育ちの私とミキにとっては、今回初めての生の黙祷と式典、広島出身のリサコにとっても東京にきて初めての参加になりました。同じ時間に同じ場所で時と思いを同じくすることの意味を強く感じました。後日YouTubeに当日の様子や、私たちの参加しての感想などをアップしたいと思います。今週はたくさんの方にクラファンのページにも訪れていただけ、ご支援に踏み切ってくださる方も自然と多かったように感じます。みなさまそれぞれの立場や思いをかかえ、応援してくださっているんだとコメントを読むたびに痛感します。初めて5万円のご支援もいただき、ホームページにお名前を掲載させていただける記念すべきお一人目の方となりました。8月25日より1年間の掲載を予定しております。お一人お一人のご支援のお気持ち、ひとつひとつ心にとめて、感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございます。目黒区の「平和の石のつどい」についてミキが質問の電話をした際に、優しくご対応くださった目黒区労働組合協議会の方がフライヤーを設置してくださるとのことで、受け取ってくださいました!人の温かみにふれて、またさらに頑張ろうという気持ちにさせていただきました。こちらは、4人の現代アーティストさんによる原爆についてのグループ展「Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.」です。主催者の半田颯哉さんは広島ご出身で、こちらの展示を第47回G7広島サミットの開催に合わせて広島でも開催されたそうです。今回の東京での展示は内容をアップデートされているとのことです!今月15日まで開催されているので、みなさまもぜひ足を運んでみてください。フライヤーの設置も快く承諾してくださいました。ありがとうございます。最後に、今後のライブ配信の予定をお知らせ致します。▼8月14日(月)20:00〜▼メンバー:3人(ミホ・ミキ・リサコ)▼配信内容・明日は終戦日ですよというお知らせ・前回のライブ配信から原爆の日を迎え、終戦日を明日に控えてどんな気持ちか?・来週から始まる原爆展への気持ちは?・ クラウドファンディングご支援とご協力の感謝をお伝えするアーカイブにも残します!15分程度でまとめたいと思いますので、お時間ある方はぜひご覧くださると嬉しいです!----------------------------引き続きご協力とご支援をよろしくお願いいたします。主催者:大森美穂協力者:上澤美樹・西原理佐子---------------- 【絵で知る原爆展】▼観覧無料 ▼日時 8.25(金) 14:00-19:008.26(土) 12:00-19:008.27(日) 12:00-18:00 ▼場所:Gallery HITCH HIKER TOKYO〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-5 1F ▼HP▼SNS-Instagram-Twitter-YouTube---------------------------- もっと見る
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