みなさま、こんばんは!
2023年8月25日(金)〜27日(日)
昨日までの3日間にわたる「絵で知る原爆展」が無事終了しました!
展示を終えてのご報告をさせていただきたいと思います!
(詳しいご報告は、報告書リターンを選んでくださった支援者さまに後日お送りします。)
会場内はあまり広くなく、3〜5名ほどが中にいる状態が理想的な印象でしたが、多い時には8名、少なくとも1名、常に来場者さまがいらっしゃり、休む暇がないほどでした。
会期の前日に、クラウドファンディングの終了日を設定してしまったので(私の考え不足でした)、
「最終日までやってたら良かったのに〜」
「クラファン間に合わなかった」
「支援したい」との声もいただき、来年以降に活かしたいありがたい反省点となりました。
臨時で設置した募金箱にも、ありったけの小銭や、お札を入れてくださる方もいらっしゃいました。
展示を見た後に納得してご支援いただけることは、展示開催したことへの自信にもなりました。
募金箱でいただいたご支援は、今後の原爆展の活動資金とさせていただきます。
そして、会場内の販売物の売り上げが28,000円を超えました!
・広島の宮島天然水(300円)
・主催者の描いた広島の絵はがき(500円)…広島の切手つき
・展示会冊子(500円)
恐る恐る販売した、手書きの絵はがきは、なんと2日目の午前中に完売となりました!涙
4枚くらい売れたらいいな…という思いで描いた、現在の広島の美しい風景を見て少しほっこりしていただくための品でしたが、「売り切れちゃったんですか」と言ってくださる方もいらっしゃり、とてもとても嬉しかったです。
そして、展示会冊子はとても購入したくださる方が予想以上にいらっしゃいました!
業者さんの手違いで、オーダーした数の2倍の冊数が届いたのですが、その数をいただけて本当によかったです。
会場内にいらっしゃることができなかったご友人やご家族、職場の方へお渡しするためだということで、複数冊ご購入される方も多かったです。
冊子には、今回展示した12点の作品の他にも数点の作品データをいただき掲載しております。
「知りたい」「忘れたくない」「知ってほしい」という皆様の思いを感じ、冊子を作って本当に良かったと感じました。
シンプルな入り口でも、ポスターを目にして入ってきてくださる方や、会場内が見えるので興味を持って来てくださる通りすがりの方も多くいらっしゃいました。
今回この原爆展のために、作曲家でピアニストの丹千尋さんに曲作りと演奏をお願いしました。
音楽を気に入ってくださる方も多く、曲に込めた思いをプロフィールと共にPOPで会場内に設置しておりましたが、とても感心してご覧になってくださる方もいらっしゃいました。
「広島の平和記念資料館や、折り鶴タワーなどでも使ってほしい!」という広島出身の方からのお声もいただきました。
衝撃的な絵の数々をご覧になる中での希望の音色になってくれていました。
(主催者の夫も3日間展示を手伝ってくれました)
「どこから来たの?MAP」は、会場の外でお帰りになる方に貼っていただきました。
他の方がどこから来たか見たり、
海外からの方に驚く様子や、
広島の場所を改めて確認するきっかけになったり、
修学旅行で広島や長崎に行く学校はどれくらいあるのか質問しやすかったり、
通りすがりの方にとっても大きなパネルがアイキャッチになったり、
とても良い役割を果たしてくれました。
海外からの方も多くいらしたので、英語翻訳キャプションも大活躍しました!
こちらは出身地に貼っていただいたシールの3日分の結果です!
ヨーロッパや台湾、中国、アメリカやブラジルの方々とフラットに原爆や戦争、核についてお話できたことは本当に大きなことだったと思います。
本来の目標であった、「若い方々に原爆に触れていただく」という点も達成できたのではないかなと思います。
20代が中心だった体感です。
次回はもっと大学生を中心に10代の方々ももっと呼び込めるような企画を考えたいです。
それから、お子さまを連れた方も多くいらしてくださいました。
焼けただれた赤ちゃんを抱いて絶望する母親の絵なども展示していたので、自分ごととしてとらえるキッカケになったという感想もいただきました。
それぞれの立場の方に感じやすい絵を満遍なく選ぶことの大切さにも気づかせていただくことができました。
「今まで広島へ行かなきゃと思いながらも機会を逃していたけれど、これをきっかけに絶対行こう、行かなければと思えました。」
「私は広島出身で、今日たまたまここの前を通りすがりましたが、この東京のど真ん中で原爆展?!と驚きと希望を感じて思わず入りました。」
「今まで触れる機会がなかったので、知るきっかけをくれてありがとうございます。」
「特別な時にだけではなく、日常の中に原爆に触れる機会を作りたいという主催者の方の思いをとてもよく感じられた。展示会場も若者で賑わう通り沿いにあって、美容室や買い物帰りにふと入れる。展示会場も大きすぎず中も見えるので、気負わずちょっと寄ってみる気持ちで入れた。」
「絵だけではなくキャプションもついているので、より制作者や証言者の方の気持ちや状況を知った上で深い視点で絵を見ることができた。」
「絵を見るのは辛く怖かったけれど、これが現実に起きたことなんだと真実を受け止めたいと思って全て見ることができた。写真だったら見ることができなかったと思うので、絵の展示で良かったと思った。」
「フライヤーを見て来ました。私は若者でないですが、初めてこういった展示を見ました。」
「3人の展示メンバーの方々がそれぞれの立場で参加しているので、どの立場の人も共感して展示に来やすいと感じました。」
(展示会場にていただいた声を展示メンバーがメモしたものより)
お礼のメッセージ、報告書(より詳しい数の報告、販売物の売り上げ詳細、展示メンバーによる感想、かかった費用など)につきましては9月上旬に送らせていただきます。
もう少々お待ちくださいませ!
全ての準備が終えて、初日を迎え、ご来場者さまがいらっしゃるまで本当にずっと大きな不安が続いていました。
ご支援いただいた皆さまや、忙しいとは思いつつもLINEで告知させてもらった友人、フライヤーを置かせてくださった皆さまの応援やご協力に見合うものが自分は提供できるのか?というのが、実際にこの3日間を過ごしてみるまでは不確かだったからです。
でも始まってからはそんなことを不安に思う暇もなく、SNSを通じて知ってくださった方と初めてお会いしてお話ししたり、いつの間にか円ができてたまたま居合わせた来場者さま数人で原爆の話をしていたり、長年お付き合いしているカップルでも初めて戦争についての話を2人でできましたという方もいらっしゃったり、
世代も年齢も立場も肩書も、主催側か来場者側かも関係なく、皆さまと共に本当にかけがえのない時間を過ごすことができていました。
そして私のほうが「皆さま来てくださってありがとうございます。」と感謝をする側であるのに、本当に本当に「ありがとう」の声が多いことに驚きました。
「被爆地出身です。東京で開催してくれて本当にありがとう。」
「初めて原爆展を見ました。知る機会をくれてありがとうございます。」
「被爆二世です。若い人たちがこんなふうに丁寧に向き合ってくれて、嬉しいし希望を感じることができた。本当にありがとう。」
「大切なことを伝えるために実際に行動を起こしてくれてありがとう。」
たくさんのありがとうをいただきました。
皆さまからの一言ひと言が、私を勇気づけてくれ、使命を果たせているのかもしれないと自信をもたせてくれました。
「ぜひ今後も続けてほしい」
「来年もやってくれますか?」
「今後の活動も応援しています!」
そんな継続を希望してくださる声もとても多くいただきました。
展示をする前は「来年以降も続けていけたらいいなと思っています」という言い回しでしたが、展示期間中に「お任せください」という言葉に変わっている自分に気が付きました。
主催者というとなんだかすごそうな響きですが、私はパソコンもできなければ、人と積極的に関わることもできず、電話をするのにも動悸がしてしまうような気弱でスキルもない人間です。
準備や運営に関して、展示メンバーのミキ、リサコ、デザイナー兼展示会の手伝いもしてくれたレイがいなければ本当に本当に何もできなかったと思います。
それでも、メンバーや関わってくれた皆さまからのお言葉をいただき、「行動を起こす力」が私にはあるのだと思うことができました。
今後もたくさんの方のお力を借りながら、平和を願う純粋な気持ちを大切にしながら、誰を責めることもなくただ丁寧に誠実に行動を起こし続けていきたいと改めて決心させていただきました。
今回の展示に関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
どうぞ今後もよろしくお願いいたします。
主催者 大森美穂