ホワイトハンドコーラスNIPPON
サイン隊Mちゃんをご紹介!
サイン隊は新しい歌に挑む際、歌詞の意味を一つ一つ解釈し、歌に込められたメッセージを理解するところから始めます。そして、みんなでアイディアを出し合いながら手話をベースにした“手歌”を作っていきます。
Mちゃんはネイティブサイナー(日本手話が母語の人)です。手歌表現を話し合う際、Mちゃんは自分なりに解釈した「言葉の意味、歌の世界観」を空間に絵を描くように表現してくれます。その豊かな表現力が、手話を知っている・知らない関係なく伝わり、他のメンバーに歌が伝えたいこと・世界観を深く理解するきっかけを与えてくれています。
Mちゃんの手話や手歌表現に興味を持ってくださった方は、こちらの動画もぜひご覧ください。
2022年5月「写真x音楽x手話」第九のきせき トークセッション
<Mちゃんインタビュー>
手歌で表現している時はどんな気持ちですか?
自分の現実の感情とは別に、歌詞の世界に入り込んで、いろんな人の気持ちを表せるので、音楽は不思議だなぁと思います。
あなたにとってホワイトハンドコーラスNIPPONはどんな場所ですか?
いろんな人と出会える、私の歌える場所。
ウィーン公演で実現したいこと、世界の人に伝えたいことは何ですか?
ウィーンの皆さんと手歌を一緒にやり、世界の人達に音楽は聞こえる人だけのものではなく、聞こえない人も一緒にできる、という事。
ご家族からのメッセージ
指導者のコロンえりかさんと井崎哲也さんと出会ってから6年。
6年前、手歌という新しい分野に足を踏み入れるきっかけを作っていただきました。
与えられた物を表現するのではなく、一つの言葉にも時間をかけて子ども達が歌詞を深く読み取って、表現する。
自分達の表現だからこそ自信を持って舞台に立てます。
プロの音楽家との共演で
「音楽がわかる!」
と興奮して身体全体で感じていました。
ドキュメンタリー映画で、舞台上のオーケストラをずっと見つめ、目で音楽を感じている姿が映し出されているシーンがありました。聞こえない人だけが感じる“見る音楽”は感慨深いです。
活動を継続していく事で
声隊、そして各地に仲間が増え、輪が広がり、6年前には想像してなかったウィーンでの大舞台が巡ってきた事はまさに“第九のきせき“
クラウドファンディングには
たくさんの方からのご支援
応援コメントも一つ一つ家族で読ませていただいてます。
皆様の応援を背に子ども達は稽古に集中し励みになります。
本当に応援ありがとうございます。