ホワイトハンドコーラスNIPPON
サイン隊Sちゃんをご紹介!
サイン隊で活動するSちゃんは、今年の4月から沖縄チームに参加してくれました。初めの頃はコミュニケーションに戸惑う様子もありましたが、今では様々な子と積極的に関ってくれています。合唱団として、音楽を作り上げることも大事ですが、毎週練習で顔を合わせお互いの理解を深めること、障害の有無に関わらず自然にコミュニケーションができるようになることなど、一緒に活動する大切さをSちゃんの姿から再認識させてもらいました。また、7月には沖縄県立美術館・博物館おきみゅーでのプロムナードコンサートで初デビューを果たし、堂々とMCを務めてくれました!
(沖縄スタッフより)
<Sちゃんインタビュー>
手歌で表現している時はどんな気持ちですか?
楽しい、歌詞をもっと覚えたい。という気持ち。
あなたにとってホワイトハンドコーラスNIPPONはどんな場所ですか?
色々な人達と関われて楽しい場所
ウィーン公演で実現したいこと、世界の人に伝えたいことは何ですか?
どこかに障がいを持っている方でも、何も持っていない方と一緒に歌えるんだよ!っていうことをもっと世界の人達に知ってもらいたい。
<ご家族からのコメント>
私の娘は、小3のときに国語辞典の後ろのページで初めて指文字を知り、耳の聞こえない人のための『声』があることに驚きと、指文字を覚えれば会話ができると思ったそうです。
小4のとき、福祉の授業で手話の存在を知り指文字だけでは会話は出来ないと気づきました。英会話教室のような手話教室を探しましたが、聞こえる小学生が習える所はありませんでした。
本で少し勉強はしていましたが、イラストや写真では難しく、YouTubeなどもなんか違うとほぼ諦めていました。
そんななか、小5のクリスマス、沖縄市民会館で行われたホワイトハンドコーラスのコンサートを観て再び手話に興味を持ちました。
小6の4月、体験で練習に参加をしました。
イロイロな個性・特性のある子供たちに混ざり、緊張気味にその日の体験は終了。
帰り道、娘は「ここにサイン隊として通いたい!ホワイトハンドコーラス沖縄の一員になりたい!!」と、目を輝かせ大興奮でした。
通い始めてまだ4ヶ月ですが、ホワイトハンドコーラスにどんどん惹き込まれ、家で動画をみながら自主練、鼻歌が手歌に代わり、会話の中に少しだけですが手話を取り入れたりと、彼女の世界が大きく広くなっているのを感じます。
私自身も、イロイロな子の保護者と仲良くさせてもらい、今まで知り得なかったろう学校の話など、この歳で新たな学びに感動と成長をさせてもらっています!
本当に素晴らしい場所に出会えたこと、えりか先生を始め素敵な人達との出会いに感謝しています!!