Check our Terms and Privacy Policy.

台湾の飛虎将軍廟に水戸の半纏を奉納する

台湾の台南市にある飛虎将軍廟には、茨城県水戸市出身の元日本兵、杉浦茂峰さんが祀られています。 飛虎将軍廟のお祭りでお神輿を渡御する際に使っていただく、水戸の半纏を奉納するためのプロジェクトです。

現在の支援総額

615,000

123%

目標金額は500,000円

支援者数

63

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/03/20に募集を開始し、 63人の支援により 615,000円の資金を集め、 2018/04/20に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

台湾の飛虎将軍廟に水戸の半纏を奉納する

現在の支援総額

615,000

123%達成

終了

目標金額500,000

支援者数63

このプロジェクトは、2018/03/20に募集を開始し、 63人の支援により 615,000円の資金を集め、 2018/04/20に募集を終了しました

台湾の台南市にある飛虎将軍廟には、茨城県水戸市出身の元日本兵、杉浦茂峰さんが祀られています。 飛虎将軍廟のお祭りでお神輿を渡御する際に使っていただく、水戸の半纏を奉納するためのプロジェクトです。

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

▼はじめに

このプロジェクトの発起人、藤田和久です。
2015年、台南に水戸出身の人が祀られているお廟があるという話を聞き、やむにやまれぬ気持ちで台南の飛虎将軍廟を訪ねました。以来、6回台南に渡り、飛虎将軍廟の関係者の皆様と交流を深めています。

このプロジェクトの発起人、鬼澤慎人です。
2014年に、中村文昭さんから、飛虎将軍廟にお神輿を奉納するという話を聞き、水戸出身の先輩に敬意を表する気持ちで、お神輿の担ぎ棒を奉納させていただきました。

このプロジェクトの発起人、稲葉佳正です。
2014年に中村文昭さんから飛虎将軍廟のお話を聞き、同じ茨城県出身というご縁にしびれて、2015年4月の台南のお祭りに参加しました。

▼飛虎将軍廟とは

飛虎とは、戦闘機のことを意味します。
将軍とは、勇敢に戦った人を崇める称号です。
廟とは、神様や仏様、あるいはその土地の先人を祀る建物のことを意味します。

台湾の台南市にある飛虎将軍廟には、茨城県水戸市出身の元日本兵が祀られています。
杉浦茂峰兵曹長(没後少尉に昇格)は1923年に茨城県水戸市で生まれ、予科練を卒業後、航空隊の兵士として当時日本領だった台湾の高尾に赴任しました。

1944年10月12日、杉浦さんは戦闘機で台南上空で米軍機を迎撃するも、逆に追撃されてしまいます。
「このままでは墜落してしまう」という危機感を抱きつつ、眼下に広がる民家を巻き添えにしてはならないと必死に機首を上げて、住民のいない農地に墜落させます。

パラシュートで脱出すれば命は助かっただろうに、一般人を巻き込まないように自己犠牲の精神で命を差し出された杉浦さんの思いは、今でも台南の人々に引き継がれ、地元の守り神として祀られています。
信徒のみなさんは、毎朝毎夕「君が代」と「海ゆかば」の音楽を流し、タバコをお供えしてくださっています。

2014年、講演家であり(有)クロフネカンパニー代表取締役の中村文昭さんは、台湾ツアーを企画しました。
博多の歴女こと白駒妃登美さん、台湾在住のライター片倉佳史さん、そして台湾の様々な国家プロジェクトに関わられたマルチリンガルの李久惟さんとともに、日本と台湾のつながりを強く感じる場所を訪ね歩きました。

ツアーの人たちが飛虎将軍廟を訪ねた時、信徒のみなさんからこんなお願いをされました。
「日本人である飛虎将軍が乗る日本式のお神輿がほしい」

日頃「頼まれごとは試されごと」という座右の銘をお持ちの方なので、中村さんは「必ずお神輿を持ってくる」と約束を交わして、帰国後この話を全国に広めながら、お神輿製作のための支援を集めました。

ようやく完成したお神輿は、2015年3月に台南に渡り、日本式の祝詞を奏上して奉納されました。
そして翌4月には、日本から約200名の人が集まり、戦後初めて日本のお神輿が台南の街を渡御しました。
 
さらに2016年9月には、台南の人たちとともに、飛虎将軍のご神体が水戸に里帰りを果たし、故郷水戸のみなさんとの交流をはかりました。
(詳しくは、こちらのサイトをご覧になってください)

▼このプロジェクトで実現したいこと

台南では毎年旧暦3月12日に、飛虎将軍廟をはじめとする周辺の廟がお祭りを行います。
今年は4月27日に開催されますが、お神輿奉納の中心となった中村文昭さんから「故郷水戸の文字が入った半纏を奉納したら、台南の人たちが喜んでくれるのではないか?」というご提案がありました。
私たちも、飛虎将軍を敬い、廟をお守りしてくださっている信徒のみなさんに、水戸人、茨城県人、そして日本人としての心意気で水戸の半纏を奉納したいという思いから、今回のプロジェクトを立ち上げました。

当初は水戸の伝統工芸でもある「水戸黒」で染めた半纏を作って奉納する予定でしたが、あまりにも高価なため断念しました。
そこで「飛虎将軍と水戸の繋がりを表すようなオリジナルの半纏を作ろう」ということで、20枚の半纏を作成することにました。
(一枚当たりの金額は約24,000円になります)
デザインはゼロ戦をイメージした深緑色の地に、日の丸を背負い、さらに水戸の文字が入ります。


襟のところには、金文字で「飛虎将軍」という名前が入ります。

台南のお祭りは、毎年開かれます。
奉納された水戸の半纏は、これからもずっとお祭りが開かれるたびに、飛虎将軍廟の信徒の人たち、あるいは飛虎将軍廟を訪れた日本人が、ともに羽織って日本のお神輿を担ぐことになるでしょう。

▼プロジェクトをやろうと思った理由

私(稲葉)が飛虎将軍廟のことを初めて知ったのは、2014年の6月のことでした。
中村文昭さん、片倉佳史さん、李久惟さんの3人が講師となった、「台湾ツアー報告会」という名目の講演会を聞きにいったのですが、その話の中で飛虎将軍こと杉浦茂峰さんのことをお話してくださいました。
杉浦さんの生き様に深く感動し、出身が茨城県水戸市だったという奇縁に驚き、居ても立ってもいられずお神輿の募金に協力させていただきました。

そして2015年、念願のお神輿奉納とお祭りがあるということで、私は初めて台湾の地に行きました。
真夏のような暑さの中で、日本から参加した大勢の仲間と共に、台南の街を渡御しました。
異文化でありながら、どこか懐かしい日本を感じる台南の街、そして台南の人々。
みなさん人懐っこく、礼儀正しく、私たち日本人が来たことをとても喜んでくださいました。

最近まで、日本では飛虎将軍廟の存在が、あまり広く知られていませんでした。
お神輿が奉納されたことや水戸に里帰りされたことが報道されたことをきっかけに、飛虎将軍廟を訪問される日本人はかなり増えたようですが、私たちはもっと多くの日本人に飛虎将軍、そして杉浦茂峰さんのことを知っていただきたいと思います。

水戸、そして茨城県の先人たちには、利己主義ではなく他人様の命を輝かせるために、自分の命を使われた方が大勢いらっしゃいます。
県の魅力度ランキングは全国最下位かもしれませんが、杉浦さんのような先人たちに敬意を払うことで、水戸人、あるいは茨城県人としての自信と誇りを感じていただきたいです。

飛虎将軍、そして飛虎将軍廟をお守りする台南の方々は、日本人が参拝に来ることをとても喜んでくれます。
今回、水戸の半纏を奉納することをきっかけにして、台南と水戸の関係がより一層深まり、飛虎将軍廟を訪ねる人がますます増え、日本と台湾の友好が永遠に続くきっかけにできたら嬉しいです。

▼資金の使い道

資金はすべて半纏の制作費用と、台南への送料に充てさせていただきます。
みなさんの心意気は、必ず台南のみなさまにお伝えします。

また台南のお祭りに参加してくれるかたも、あわせて募集しています。

中村文昭と行くご縁紡ぎツアーin台湾


▼リターンについて

ご協力いただいたみなさまのお名前を載せた目録を作り、半纏とともに奉納させていただきます。
奉納文と目録の文字は、文字職人の杉浦誠司さんに書いていただきます。

夢ありがとう 文字職人・杉浦誠司

さらに20,000円以上の支援いただける方(先着20名様限定)のお名前を、半纏にプリントして奉納させていただきます。
(お名前を載せるのは、いずれもご希望の方のみです。強制ではありません)

最新の活動報告

もっと見る
  • 稲葉です。4月26日、中村文昭さんツアー参加者とともに、無事に法被を奉納させていただきました。 残念ながら、ボクは仕事の都合で翌日から合流したため、奉納式には立ち会えませんでしたが、藤田さん、鬼澤さんが水戸法被の代表として参加しました。なので詳しいことは、鬼澤慎人さんのブログをご覧になってください。 まずは飛虎将軍廟の親廟(日本でいうところの大社あるいは本山)にあたる、海尾朝皇宮にご挨拶。 そのあと飛虎将軍廟に移動しました。 マイクを持って、参拝の儀式を教えてくれているのが、飛虎将軍廟の管理委員であり、今回お世話になった日升大飯店のオーナー、郭さんです。 今回のプロジェクトでは、日本全国から様々なデザインの法被が、100枚以上集まりました。   そして、法被奉納の目録も贈呈させていただきました。 左の中村文昭さんが持っているのが、今回全国から集まった法被の目録です。「ありがとう」というひらがなで、「夢」という字が描かれています。右の杉浦誠司さんが持っているのが、水戸の法被の目録です。「いのちのきらめき」というひらがなで、「瞬」という字が描かれています。真ん中にいらっしゃるのが、飛虎将軍廟管理委員会の呉会長。水戸の法被奉納にご支援いただいた皆様のお名前が書かれています。これらの目録は、すべて杉浦誠司さんが書下ろししてくださいました。とても貴重な目録なので、法被と同様に、大切に扱ってくださることでしょう。法被を奉納したあとは、いよいよ本番のお祭りが始まります。   もっと見る

  • 稲葉です。なかなか更新ができずに、申し訳ありません。 本日は5月1日ですが、出発前から時系列に沿って、奉納へのプロセスを報告させていただきます。4月25日。藤田さんは出国し、鬼澤さんと私は、出国前日というギリギリのタイミングになってしまいましたが、水戸市長高橋靖様を表敬訪問してまいりました。 2016年2月に、高橋市長は台南の飛虎将軍廟を訪問し、それがきっかけとなって同年9月に、飛虎将軍が72年ぶりの里帰りを果たすことができました。そんなわけで高橋市長も、私どものプロジェクトに大変興味を示していただき、ご多忙中にも関わらず終始和やかにお話を聞いてくださいました。また今回の表敬訪問には、法被を作ってくださった阿波屋染物店のご主人である、小松崎清さんにも同席していただきました。 小松崎さんは、我々が当初求めた水戸黒の染物の継承者であり、平成21年に水戸黒の法被を作って水戸市に寄贈しています。 今回の訪問は、その水戸黒法被をお借りして、台南の皆様にお披露目するためでもありました。 私も出来上がった法被を羽織らせていただきましたが、想像以上に色合いが美しく、また素材も軽いので、常夏の台南でも大活躍することでしょう。高橋市長、貴重な時間をいただき、ありがとうございました。   もっと見る

  • 半纏が完成しました

    2018/04/24 09:29

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


    同じカテゴリーの人気プロジェクト

    あなたにおすすめのプロジェクト