サイハテ村が導入しているパーマカルチャーデザインでは、森林などの安定した生態系に見られる「個々の発揮する全てが相互に関連・補完しあうことで全体として成り立ち、コントロールなく総体としてそこに在り続ける」ことをモデルにしています。そして、それを人の持つデザインという力で、より活性化するように結びつけていくことによって、通常の自然に見られるより、遥かに多くの生命が息づく豊かな暮らしを具現化し、社会とその文化がリアルな楽園へと成長していくことを目的としています。
(鍛造職人が訪れ、くず鉄でサイハテ村のアイアン看板を製作しました。)
場所としてのサイハテ村のビジョンは日々リアルタイムで更新されていきます。その時そこに集まる人たちの感性や発想でアイデアが磨かれ、必要なモノゴトを集めたり出し合しあったりすることで、少しずつ形にしてきました。そして、それを積み重ねながら、気候風土、地域、手法や素材などの情報/資源を集め、人との関係性を築き、それら全てがまた全体のプランへと反映されていきます。情報や細胞と同じく、ビジョンやコミュニティも「更新と代謝」が続くことで全体として維持され、変化に応じて進化できる「日々最適化される存在」になり得るのです!