食べ物を作るってどういう事?
表面だけをみるなら食材の確保の為。一昔前までは、自分の身近な存在の中にひとりは野菜やお米を作る存在がいてくれたように思います。それは農家だけの特権ではなく、暮らしの中にあって、ごく身近な行為でありました。
例えば、お母さんやおばあちゃん、親戚のおじさんが毎日畑にいる姿を目にし、食卓には知っている人が育てた野菜が使われていて、「◯◯さんの作る大根はやっぱり美味いなぁ」なんていう風景。
しかし、食べ物を作るって事は色々な側面を含んでいます。総じて言えば、“食は文化を作る”ってやつです!…ですが現代社会を見ると、身近な存在で“農”をしている方はどんどんいなくなり、都市部では野菜の育て方を知らない人がほとんどです。
東日本大震災や熊本地震のような大災害が起きた時、まさに都市部のような過密度的な環境は致命傷になりかねません。では、都市部の方や現代を生きる我々に合った食文化ってどんなものなのでしょうか?
僕らが暮らしているサイハテ村では、野菜自給率100%を目指して野菜作りに取り組んでいますが、やり方にもそれぞれ個性が合ったり、共同の畑があったり、作った野菜を交換、またはおすそ分けしたり、はたまたその野菜で持ち寄りご飯会をして愉しんでいて、日中は畑が社交場にまでなっている◎これは正にコミュニティガーデンと呼べるものです。
これは都市部では“市民農園”という形だったり、シェアハウスの住人と“プランター菜園”をしてみたりと応用する事も可能です。または、応援している農家さんの“お手伝い”に行き、労働力の代わりに、学びと野菜を頂く。なんて事も可能でしょう!家庭菜園という概念から飛び出し、“食を通して共有する文化”へと向かうのも、また面白い未来なのではないでしょうか?♬
サイハテ村では、日帰りや、宿泊のゲストと一緒に野菜作りをしています!最高のゲストハウスが出来たら、大人も子供も一緒に野菜作りを通してコミュニケーション取る事をお勧めしています!