こんにちは!広島市内で最高に下町情緒あふれる街、西区横川の商店街に昨年11月オープンした「楽だ食堂」です。ジャム専門店「駱駝カフェ」で月1回(4月から月2回)開催されています。
「楽だ食堂」の由来は、仕事に子育てに忙しいお父さん・お母さんが、たまには「楽」だなあ、ほっとするなあと思え、また、普段は留守番しながら子供たちだけで食事をしている家庭の子がみんなで食べて「楽」しい居場所だからです。
共働き家庭やひとり親家庭を中心に毎回4~6組の親子が参加しており、子供たちが大学生のお姉さんや地域のボランティアの方々と宿題をしたりゲームで遊んだりしている間、お母さんたちが子供や仕事の話題などリラックスしておしゃべりしているのがいつもの光景です。
フードバンクなどからの食材の寄付を活用してプロの調理師がボランティアで調理しており、だれもが「美味しい」と言っていただいています。
会場となっている駱駝カフェが、食品ロスの削減に取組む中で、寄付食材で運営するこども食堂に興味を持ち、ひろしまこども夢財団を通じてボランティアを募集したところ、会計や調理、学習支援などをボランティアが次々集まり、定期的に開催するようになりました。
1月17日、阪神・淡路大震災の日に開かれた「楽だ食堂」では、寄付でいただいたお米でおむすびを作りました。広島土砂災害の被災者でもある参加者から体験談を話していただき、日頃からの備えの大切さとおむすびが結ぶ人の縁、寄付をいただいている方々の善意をかみしめました。
会場の駱駝カフェは古い構造の3階建てで、階段は急で窓には柵もついていないため、子供たちの転落などがないように気を付けていますが心配です。
こども食堂では誰もが地域の一員として大事にされる雰囲気があり、子供も大人も受容される中で現代社会のストレスから解放される居場所となっています。もっと場所と回数が増えれば、不寛容さに覆われているように見えるわが国がもう少し生きやすい社会なるように思えます。そのための支援をどうぞお願いいたします。