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自分の体と未来は僕たち、私たちが決める ケニアの若者が広める性教育を応援したい!

ケニアのホマベイ郡は国内の中でも、2番目に10代の妊娠率が高い地域です。「自分の体と未来を、自分で決められるようになるために。」21名の若者をピア・エデュケーターとして育成し、彼らを通して子どもたちに啓発活動を行っています。今年は、子どもたちだけではなく、大人たちへの啓発活動も開始します!

現在の支援総額

2,308,000

115%

目標金額は2,000,000円

支援者数

57

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/07/16に募集を開始し、 57人の支援により 2,308,000円の資金を集め、 2024/08/31に募集を終了しました

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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現在の支援総額

2,308,000

115%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数57

このプロジェクトは、2024/07/16に募集を開始し、 57人の支援により 2,308,000円の資金を集め、 2024/08/31に募集を終了しました

ケニアのホマベイ郡は国内の中でも、2番目に10代の妊娠率が高い地域です。「自分の体と未来を、自分で決められるようになるために。」21名の若者をピア・エデュケーターとして育成し、彼らを通して子どもたちに啓発活動を行っています。今年は、子どもたちだけではなく、大人たちへの啓発活動も開始します!

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こんにちは、海外事業マネージャーの藤原です。
今までに、本当にたくさんの方からご支援と応援をいただいています。本当にありがとうございます。

PLASが現在クラウドファンディングを実施しているSRHR(性と生殖に関する健康と権利)事業は、「子どもたちが正しい情報を得て、自分で未来の選択をできる」ことを目指しています。

これまでに15歳から18歳の21人のピア・エジュケーター*が少なくとも194名(24年5月末)の子どもたちへ自己決定の権利や異なる意見の尊重などのライフスキル、正しいSRHRの情報などを伝えています。

*ピア・エジュケーター:避妊具や緊急避妊薬の使い方や、リスクの高い場所を割ける大切さ、性暴力を受けてしまったときに取るべき行動、自分の身体を守るための相手とのコミュニケーションスキルなど、幅広く正しい性の知識を届ける、高校生リーダーたち。

実は、このピア・エジュケーターのうち半数は男の子です。

SRHR(性と生殖に関する健康と権利の)分野において「男性性についての言及を進めていく必要がある」とこの4月にThe LANCET Global Healthでも論文が発表されましたが、望まない妊娠を防ぐ事業で男の子を事業対象に入れるというのは、ごく自然に現地パートナー団体との間であげられた議論でした。

ピア・エジュケーターたち(女の子は制服がスカート、男の子はズボン)

「望まない妊娠」だけでなく、例えば避妊・妊娠・出産とそれらの健康や社会的影響、性行為の同意・不同意、HIV/AIDS・性感染症、ジェンダーに基づく暴力(Gender Based Violence/GBV)など、SRHRに関する物事の当事者は女の子一人では無いからです。

女性・男性どちらの性であっても、またはどちらの性でなくとも、自分自身がSRHRの当事者であり、加害者にも被害者にもなりうるものであり、知識と行動が伴えば防ぐことが可能であるからです。

さらに、意外かもしれませんが、事業前調査では男の子の方が恋人を作ることやSRHRに関して同調圧力を感じていることがわかりました。

一方、性交渉と妊娠のメカニズムを理解していたのは全体の20%、ジェンダーに基づく暴力について知っていたのはたった1人でした。避妊について聞いたことのある生徒は60%、必要時に避妊具を入手できると答えたのは15%に留まりました。

現状のままでは、間違った避妊や避妊具なしの性交渉等、女性だけでなく男性にとってもリスクのある行動へつながります。

ピア・エジュケーターたちは男の子も女の子も等しく、避妊具や緊急避妊薬の使い方や、リスクの高い場所を避ける大切さ、性暴力を受けてしまったときに取るべき行動、自分の身体を守るための相手とのコミュニケーションスキルなど、幅広く正しい性の知識を学びました。

ピア・エジュケーターの半数が男の子であることで、彼らが啓発活動をするときにも大体男女ともに参加があります。

日本でもそうですが、ケニアでも性に関することはある種タブーであり、人前で大きな声で話すには勇気が要ります。

それでもピア・エジュケーターが自分たちでワークショップ内容を考え、「NoはNoである」「わたしの身体のことは、わたしが決める」と男女それぞれの立場から発表が出来ている今、この事業を続けた先の彼ら世代の行動変容が、かなり現実味を帯びて見えてきています。

ワークショップ後の振り返りの様子

私たちと一緒に社会を変えようと立ち上がってくれたピア・エジュケーターたちの活動を広めるためにご支援と応援を、どうかよろしくお願いいたします。

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<参考文献>

Aoibheann Brennan-Wilson, Magaly Marques, Anna Coates, Avni Amin, Prof John Garry,  Mark Tomlinson et al.(2024) Masculinities and sexual and reproductive health and rights: a global research priority setting exercise.Lancet Glob Health; 12: e882–90.  

Ricardo C, Eads M, and Barker GT (2011) Engaging boys and young men in the prevention of sexual violence: a systematic and global review of evaluated interventions. Available online: https://www.svri.org/sites/default/files/attachments/2016-03-21/menandboys.pdf

World Health Organisation (2024) “Challenging harmful masculinities and engaging men and boys in sexual and reproductive health”, https://www.who.int/news/item/12-04-2024-challenging-harmful-masculinities-and-engaging-men-and-boys-in-sexual-and-reproductive-health (Accessed: 2024/07/30)

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