ご支援ありがとうございます!
当施設の曲り家には「馬」がいます。
とはいっても、本物の馬ではなく、工芸品の「忍び駒」です。
ある方から「忍び駒を曲り家を置いてみては?」
一瞬、この言葉の意味することが分からなかったのですが、利用者玄関にある「忍び駒」を曲り家に置いて、この曲り家でかつて馬を愛育していたことがイメージできるようにしたらよいのではないかというお話でした。
ナイスアイディア!
ということで、忍び駒を曲り家に移動。
「馬」のいる曲り家となっています。
ちなみに、この忍び駒は平成元年4月に階幸男先生から寄贈されたもの。
現在、階先生は当施設の創作活動「チャグチャグ馬コ(工芸品)」の指導をされています。
この曲り家には民具が多くあります。
夏の「曲り家フェスタ」で講義していただいた岩手県立博物館の主任専門学芸員である近藤良子先生に、何をするための民具なのかを教えていただきました。
当施設にある民具のほとんどは、養蚕(ようさん)で使用されていたものだそうです。
かつて日本の農家では蚕を育て蚕の繭(まゆ)から生糸(絹)を紡いでいました。
屋根裏でも蚕を大切に育てていたということで、「家畜」と同じ存在だったようです。
そのため、1匹、2匹…ではなく、1頭、2頭…と蚕を数えていたとのこと。
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000221574
今後、民具についても、博物館等のご協力をいただきながら、何に使われたものなのかを説明するキャプションをつけていこうと考えております。
さて、「曲り家再生プロジェクト」のクラウドファンディングについて、岩手日報さんに取材していただきました!近く掲載されるとのこと。楽しみです。
掲載されましたら改めてご報告する予定です。
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします!