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曲り家の民具について、養蚕関係のほかに米づくりに用いられたものなどがあります。
高校日本史の教科書に出てくる「唐箕」もあります。
おそらくこういったものは歴史資料館や博物館にあるぐらいで、ほとんど残っていないのかもしれません。
当施設は体験活動がメインですから、直接触れてみて、唐箕を回してみるような体験もできたら面白いだろうと思っています。
ちなみに、民具には寄贈者のお名前と住所(町名まで)の札が付いています。
「大船渡市猪川町 ○○○○(人名)」と書かれたものが多くあり、どういった経緯で沿岸の大船渡から内陸の滝沢まで寄贈されたのか、興味が湧きます。(余談ですが、大船渡市猪川町といえば、佐々木朗希投手の母校である大船渡高校があるところです。)
臼と杵もあります。これを使って餅つきもできます。
岩手県の県南部では今も餅文化があり、祝儀不祝儀どちらにも餅が出されますし、臼と杵を所有している方々が多いと聞きます。
臼と杵を使い、1月の教育事業「モチモチ!冬あそび編」で餅つき体験を行う予定です。
賑やかに餅つき、餅の実食をしようと思っています。
当施設の所長が四国の香川県出身で、そちらでは餅にあんこ等をくるんで焼く食べ方をするそうです。私たち東北の民から見れば、「焼き餅あんこ」または「あんこ焼き餅」です。
1月のモチモチ!冬あそび編では、親子の皆さんにこの食べ方を体験していただこうかと考えています。
昔の曲り家で餅つきをし、囲炉裏を囲んで餅を食べる。
この曲り家再生プロジェクトは、そうした「ふるさとの原風景、原体験」をこれからも続けられるように環境整備をしていきます。
来週、テレビ局の方々が取材に来てくださる予定です。
多くの方々に曲り家の価値が伝わればと思っています。
引き続きご支援宜しくお願いします!