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ダムの底に沈んだ集落の「岩手山南部曲り家」再生へ。地域の伝統文化を守り続けたい!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

当施設にある「岩手山南部曲り家」の茅葺屋根が老朽化し、修繕が急務となっています。地域の歴史文化を活かした体験と伝統の継承に加え、持続可能な発展の在り方を学ぶESD(持続可能な開発のための教育)を実践する場として発展させるため、「曲り家再生プロジェクト」にご支援をお願いいたします!

現在の支援総額

1,000,000

33%

目標金額は3,000,000円

支援者数

85

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/10/02に募集を開始し、 85人の支援により 1,000,000円の資金を集め、 2023/12/10に募集を終了しました

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ダムの底に沈んだ集落の「岩手山南部曲り家」再生へ。地域の伝統文化を守り続けたい!

現在の支援総額

1,000,000

33%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数85

このプロジェクトは、2023/10/02に募集を開始し、 85人の支援により 1,000,000円の資金を集め、 2023/12/10に募集を終了しました

当施設にある「岩手山南部曲り家」の茅葺屋根が老朽化し、修繕が急務となっています。地域の歴史文化を活かした体験と伝統の継承に加え、持続可能な発展の在り方を学ぶESD(持続可能な開発のための教育)を実践する場として発展させるため、「曲り家再生プロジェクト」にご支援をお願いいたします!

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季節は晩秋となりました。前回の投稿では、残暑厳しい8月下旬で、東側屋根の修復が完了したことをお伝えしました。西側屋根の修復工事も終わり、これで屋根の修復は完了しました!※Youtube動画が視聴できない場合は、下のInstagramからご覧いただきますようお願いいたします。https://www.instagram.com/reel/DA5MsV8BBP5/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==そして、屋内では薪ストーブを新設し、現在試運転期間です。支援者の皆さんへのお披露目に向けて準備をすすめています。


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ここ岩手山麓も30℃を超える日が続いております。皆様、お体ご自愛ください。さて、曲り家茅葺き屋根のうち、最も雨漏りがひどかった東側屋根の修復が完了しました。暑い中、職人さんたちが手際よく表面の古い茅を取り除き、新しい葦束を差していく作業を直接見ることができ、感激を覚えます。修復前の東側屋根修復された東側の屋根岩手県内にも茅葺き屋根の建物が現存していますが、そう簡単に葺き替え作業を見られるわけではないので、とても貴重な風景です。茅葺き屋根の葺き替えはおよそ30年に一度の作業で、職人さんによる手作業かつ近代工法と比べて時間がかかり、工事費用も高額になります。皆様のご支援のおかげで工事を始めることができましたこと、改めて感謝申し上げます。今、西側屋根の修復を行っています。雨水が入らないようにシートで養生しながらの作業です。近々、薪ストーブの設置工事も始まります。こちらも皆さんにお伝えいたします。


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先月、曲り家の旧所有者である福崎家の皆さんが来訪されました。以前、本サイトの活動報告「50年前の記憶」において、当時の所有者のご子息が現在も雫石町に住んでいらっしゃることをご紹介しました。https://camp-fire.jp/projects/689651/view/activities/530445#mainなぜここに曲り家が移設されることになったのか、その経緯を近いうちに伺いたいと書いたものの、なかなか行動に移せないまま、年は明け、いつの間にか半年が経ってしまいました。そんな折、「昔、曲り家に住んでいた者です。曲り家を見せてもらえますか?」とのお電話。電話をされた方は、旧所有者であった福崎順夫さんのご子息にあたる公博さんでした。ご一家で来訪され、曲り家を見ていただきました。所長、次長、専門職が曲り家を案内しながら、福崎家のルーツ、住んでいた当時の曲り家での暮らし、移設の経緯などを伺いました。曲り家の基本的な構造や間取りそのものは変わっていないものの、移設時に体験活動の場として機能することを重視し、馬屋の部分を改修しています。公博さんは、「この部分に風呂桶があったな」、「囲炉裏の近くで父ちゃん(順夫さん)、縁側近くにおれたち(公博さんきょうだい)」が寝起きしていたこと等を教えてくださいました。移設の際に譲り受けた民具(生活用具)もご覧になり、「この『えんつこ』で育ったんだよ」と盛り上がりました。「えんつこ」とは、今でいう「ゆりかご」です。また、曲り家の屋根には、「丸に九曜紋」が施されています。かつて雫石地域は「陸奥国滴石」「滴石御所」とよばれ、この地を治めていた武将・戸沢氏が用いた家紋です。公博さんは「うちは百姓(農家)なんだけどね」と 仰っていましたが、もしかすると、福崎家のルーツは戸沢氏に関係する一族だったのでしょうか。遥か昔の歴史に思いを巡らせつつ、50年前の移設当時について伺いました。移設当時、公博さんは高校生だったそうです。なぜ、この曲り家が移設保存されることになったのかは、その詳細までは分からないとのことでしたが、「集落の中では(比較的)状態が良いほうで、建物も割としっかりしていたから残すことになったのではないか」とのことでした。ちなみに、旧所有者の福崎順夫さんは御所ダム対策協議会の委員となっており、そのことが関係していたのかもしれません。ちょうど公博さんが来訪された折、林間学校で訪れていた子どもたちが曲り家のそばで活動し、野外炊事の準備をしたり、曲り家の中で涼んだりしているところでした。「自分の住んでいた曲り家が体験の場として使ってもらっているのがうれしい」と仰っていました。これからもその思いに応えられるように曲り家の維持・整備に努めていきたいと思った次第です。7月に入り、曲り家屋根の修繕工事が始まりました。随時、工事風景を報告してまいります。


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支援者の皆様、ご無沙汰しております。皆様から頂いた資金をもとに、「岩手山南部曲り家再生プロジェクト」が始まります。屋根の材料であるヨシ束が運び込まれました。差し茅工法による屋根の修繕、薪ストーブの設置を行います。工事の様子を随時ご報告してまいります。


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皆様のご支援、誠にありがとうございました!このたびのクラウドファンディングでは、85名の方からのご支援をいただき、ちょうど100万円の寄付が集まりました。皆様に深く感謝申し上げます。目標の300万円には届かなかったものの、クラファンを通して多くの方々とお会いし、一緒に郷土を盛り上げていくアイデアを広げることができたこと、同時に当施設の教育的価値を発信できたこと等々、金額以上の価値をたくさん得ることができました。何よりも皆様の励ましが嬉しく、曲り家を未来に残せるようにとの意を強くしました。雨漏りがする箇所を優先的に修復してまいります。金額に応じて、差し茅を行う範囲を決めていく予定です。当施設にはヨシやススキが群生していますので、これらも活用し、ほんの少しでも費用を抑えることができればと思っています。ご支援に対するリターン(返礼品)をお送りする作業に入ります。お届けまでにお時間を頂戴できればと思っております。全国さまざまなところに住む方々から多くのご支援をいただいたことに改めて感謝申し上げます。かつて曲り家は村人が共同で建て修復していたそうです。こうしたつながりを「結い」とよびます。まさしく、このたびのクラファンで集まった寄附は、形を変えた「結い」と捉えられるのではないかと思います。このご縁を大切に、皆様の想い、先人たちの「偲郷」のバトンを未来へとつなげてまいりたく存じます。多くのひとびとの思いが詰まった、ぬくもりのある曲り家子どもたちの学び合う声が聞こえてくる、祝祭的な曲り家もしかすると、座敷童子もいるかもしれない楽しい曲り家これからも「岩手山南部曲り家再生プロジェクト」を温かく見ていただけますと幸いです。