【ご挨拶】
はじめまして!
なんば農園代表の難波頌治と申します。晴れの国岡山で祖父の代から3代に渡り白桃農家をしております。銀行員として6年勤務した後、桃農家を継いで4年目になります。
拙い文章にはなりますが、気持ちを込めてこのページを作りました。
是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
【なんば農園について】
岡山白桃は高品質で有名ですが、当園は県下最大産地である、倉敷市玉島地区にあります。祖父の代から桃を作りはじめ、私で3代目になります。60年以上の歴史があり、独自の栽培技術を脈々と受け継いできました。難波家は古くは宮大工として玉島地区で活躍(江戸中期頃)しておりました。ロゴにある【yama-san】は【ヤマサンナンバ】として地元で呼ばれていたと言い伝えられています。現在でも古い工具や農具には【山三】のシンボルが刻印されています。どのような意味を持つのかは、今となっては不明ですが先祖代々伝わるシンボルをロゴとして設定しました。先祖代々、分野は違えど、ものづくりの精神を受け継いでいます。
【私が桃農家を継いだ理由】
私は幼いころから祖父母が毎日のように桃畑へ通い、農作業をしている光景を見ていました。私はじいちゃん・ばあちゃん子だったので、よく畑に一緒に行って手伝い、桃づくりが身近な存在でした。ですが私が中学、高校、大学と進学していくうちに祖父が亡くなり、銀行員となってからは祖母が亡くなりました。銀行員になって転勤もあり実家を離れて生活するようになり、休日に桃作りを手伝うこともなくなりました。これまで身近にあった【桃】が遠い存在になっていきました。それでも両親は会社員の傍ら、懸命に農園を守っていましたが、規模の縮小はやむを得ず、昔の見慣れた農園風景は徐々に耕作放棄地へ変わっていきました。ある長期休暇をもらった際、久しぶりに畑で手伝いをする機会がありました。ふと見渡すと、変わり果てた農園の風景が広がっていました。とてもショックを受けたのを今でも覚えています。自分ながら、このままではいけない、私が何とかしないと、と勝手な使命感に駆られました。その時に、「銀行員を辞めて、桃農家になろう」と決意しました。それを両親に打ち明けると、当然猛反対(笑)。「せっかく安定した銀行に入ったのに、もったいない。何考えとるんな!」と長時間叱責。しかし、それに挫けることなく、「俺が桃を作る。規模も広げる。だから手伝って欲しい」と粘り強く猛烈に説得。6年間の銀行員経験のおかげで、財務、会計、税務、営業も経験済み。なので、事業計画等も作成しそれを示したうえで説明。すると親も私の性格を知っているのか、「どうせ言っても聞かんじゃろ。好きにせぇ。」と半ば諦めに近い形で説得に成功し、経営も任せてもらえることになりました。
【桃づくりのこだわり】
①高い糖度、洗練された味
うちは祖父の代から、白桃を極限まで甘くするために、水を全く与えずに白桃を育てています。これが、なんば農園の最大の特徴で、桃が甘くなる理由です。桃作りにはハードな斜面での栽培により、水はけが良く、その割には土中の水もちが良く、桃作りでは常識とされる灌水(水やり)は一切行わない為、濃厚な味に仕上がります!
他の桃農家仲間に話すと「そんなん、無理じゃろ!(でしょ)」と言われるほど、珍しい方法で育てています。通常であれば、水やりをしていないと桃の木が枯れてしまうのですが、特別な土質のおかげで水をあげずに育てることができています。
こうしてできた、なんば農園の白桃は甘〜く濃厚です。食べると甘い果汁がジュルりと溢れ出す程、濃醇な桃になっています。
②除草剤不使用、農薬使用は最低限
斜面栽培の為、除草剤を使用すると土壌流出に繋がります。農薬散布作業についても、畑に機械が入りにくく、農業事故に繋がるリスクもあることから、物理的に困難です。その為、必要最低限の農薬使用になっており、ロスも一定数ありますが、身体に優しい桃作りにこだわっています。岡山では昔から害虫から守ったり、農薬を減らすための工夫として、桃袋をかけて栽培をする「袋掛栽培」という方法が伝承されています。こうすることで、桃を守ることができるのです。
さらに、こうすることで日光には当てないので、白く透き通るような、高級感あふれる白い色の桃になるのです。
思わず岡山の白桃を見て、「白!!!」と言ってしまうかもしれませんが、この白さがあるのは、袋で1つ1つ桃を包んで守っている証拠とも言えるのです。
写真はイメージです
他県の赤やピンクの桃と比べると、岡山の白桃は農薬の回数が一般的には少ないと言われています。でも、なんば農園では極力農薬を減らしたいので、約半分まで農薬の回数を抑えているのです。口に入れるからこそ、安心安全なものを食べていただきたいのです。さらに、当園では除草剤すらも一切使用しないようにしています。健康的な桃作りを行うためにも、手作業で草刈りを行っています。草生栽培という方法をおこなっていて、刈り取った草も肥料にしています。できるだけ自然に近い形で食べ物を育てたいのです。
仮に、薬品や人工的なものに頼れば、それだけ農業は簡単になりますし、綺麗な実ができます。でも、安心安全な食べ物であるかは疑問が残りますよね。小さいお子様にも安心して召し上がっていただきたいので、できるだけ自然に近い農業をおこなっています。きっと祖父も私に、安心安全な桃を食べさせたかったのだと思います。
【商品が作られた背景】
岡山白桃は高品質で有名です。その中でも当園は機械も入らない急斜面で桃を栽培している為、水はけが抜群によく、糖度も高い桃が毎年安定してできておりました。
しかし、2023年(今年)は極度の不作、県全体的にも不作の年となりました。
原因は未だわかりませんが、近年の異常気象、温暖化が関係していると思います。近年この状況は特に清水白桃で続いていました。その中でも当園は独自の栽培方法で、安定した収量を維持していましたが、今年に限って言えば、清水白桃は収量全体の半数近くが規格外となる危機的状況になってしまいました。
規格外と言っても、パッと見ためではわかりずらく、虫食い、変形、小玉、枝あたり等で自宅で食べる分には全く気になりません。しかし、岡山白桃の高品質を維持するには、廃棄せざるを得ない桃が沢山出てしまいました。毎日、畑へ廃棄するのも辛く、涙が出る日々が続いておりました。
廃棄する桃を何かに使えないかと必死で考えました。ふと横を見ると、妻が毎日習慣的に甘酒を飲んでいました。当時妊娠期間中の妻は、つわりもひどく、便秘に悩まされていました。もともと妻は健康志向で甘酒を好んで飲んでいましたが、甘酒は妊婦さんにもおすすめの飲み物だそうです。
【甘酒の効果】
■栄養補給
■疲労回復
■便秘解消・改善
■腸内改善で免疫力向上
■肌荒れなどに良い美肌効果
■血圧上昇の抑制
甘酒の成分は点滴とほぼ同じであり、「飲む点滴」と言われております。具体的な成分は、ビタミンB1・B2・B6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖や、アルギニン、グルタミン等のアミノ酸etc。甘酒に含まれる成分グルコースには体内時計をリセットする効果があり、米麹に含まれる成分は「酒粕」で作る甘酒より、「米麹と米を発酵」させた甘酒の方が約20倍効果的と言われています。酒粕で作られた甘酒と違い、アルコール分0%なので、妊婦さんはもちろん、お酒が飲めない方、お子様にも安心して飲んでいただけます。もちろん出産後にも同じような悩みが続くので、産後にもおすすめの飲み物です。飲む点滴”と言われるほど栄養価が高く、健康維持に非常に役に立つ、白桃が入った甘酒を作れば妻も喜んでくれるのではないかと思いました。
とはいっても、生産設備がないので当園で甘酒を作ることができません。そんな中今回、大分県佐伯市の【ぶんご銘醸株式会社】さんとご縁あり、製造を協力していただけることになりました。創業は明治43年の老舗酒蔵で、関連会社の【有限会社亀の甲】さんにて、なんば農園オリジナル甘酒を製造していただきます。昭和62年より甘酒製造を開始し、甘酒専業の会社として平成16年に【有限会社亀の甲】様が設立された甘酒製造でも歴史ある酒蔵です。米と米麴のみを使い、砂糖や添加物を一切使用しない昔ながらの麹の甘酒を作っておられます。
【お客様のお声】
【リターンのご紹介】
①なんば農園産グリーンレモン 1キロ(10個程度)・・・1,500円
②白桃甘酒 3本セット(900ml×3本)・・・5,000円
③白桃甘酒、白桃ネクターセット(900ml×3本:甘酒2本、ネクター1本)・・・5,500円
原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。 商品開封前には必ずお届けのリターンに貼付されたラベルや注意書きをご確認ください。
【資金の使い道】
■商品製造費用・・・約70万円
■梱包料、送料・・・約10万円
■CAMPFIRE手数料、決済手数料等・・・約20万円
【スケジュール】
2023年11月1日(水)・・・支援受付開始
2023年11月30日(木)・・・支援受付締切
2023年12月初旬・・・リターン品発送
【最後に】
私が農園を引き継いで4年が経過しようとしています。この4年の間でも気候変動を肌で感じることが多くなりました。本当に桃づくりが難しくなったと、父も言っているように、今後安定して白桃を供給できるかは不透明な状況です。それでも毎年、試行錯誤して、何とかお客様のもとへ商品を届けることができるよう、研鑽の毎日です。どうしても大量のロス桃が出てしまいます。味は変わらないのに、見た目が悪いだけで畑へ捨てられる桃を商品化できれば、フードロスゼロを目指せます。また、麹天然由来の甘酒を多くの方に飲んでいただき、日常的に発酵食品を摂取できることになれば、多くの方の健康維持にも寄与するのではないかと願っています。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る白桃ネクター増産に挑戦します!!
2024/03/06 14:22こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
プロジェクト終了のお知らせ
2023/11/30 23:30みなさんこんばんは!ついに本日を持ちまして、プロジェクト終了になります!予想を超える沢山の方々による、多大なご支援を承りまして、誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。12月1日よりリターン品の発送を順次おこなっていきますので、今しばらくお待ちくださいませ。初めて挑戦したクラウドファンディング。ページ製作からうまくいかないことが多かったですが、ご支援いただいた方のお陰で、何とか終了日を迎えることができました。非常に良い経験になりました。気候変動等もあり、農業を取り巻く環境は厳しさを増しておりますが、なんば農園一丸となって、これからの荒波を乗り越えていきたいと思います。今後も応援していただけるよう、自己研鑽に励み、技術の向上に一層磨きをかけます。この度はなんば農園のプロジェクトにご賛同いただきまして、誠にありがとうございました。なんば農園代表 難波頌治 もっと見る
白桃甘酒開発秘話
2023/11/27 20:54みなさんこんばんは!今回は数あるプロジェクトの中から、なんば農園のプロジェクトにご賛同いただき、実際に支援してくださった方はもちろん、興味を持っていただいた方に白桃甘酒のこだわりをご紹介させていただきます。なぜ甘酒を作ろうと思ったのか、理由は以下3点あります。①妻が無類の甘酒好き②ジュース等より健康的③甘酒と白桃の組み合わせが美味しそう他にも理由はありますが、主な理由としては以上3点になります。今回は九州の老舗酒蔵と共同で甘酒を開発しましたが、開発段階で何度も試作を繰り返しました。とくにこだわったのは【飲みやすさ】です。私は32歳になりますが、これまで恥ずかしながら、甘酒を美味しいと思ったことはありませんでした。幼い頃に飲んだ、酒粕が原料の甘酒が飲みにくかった記憶があり、それ以来、飲むことはありませんでした。また、市販の甘酒を飲んでも、甘みが強く、口の中に甘ったるさが残るような甘酒が多いと感じていました。とにかく、甘さ控えめで飲みやすい甘酒を作りたいと、酒蔵に相談しました。具体的には甘酒の糖度を下げたり、桃果汁の比率を調整したり。微妙な比率で味が大きく変わるので、絶妙なバランスを作るのに何度も試飲を繰り返し、味を作っていきました。そうして出来上がったのが【白桃甘酒】です。とにかく飲みやすいので、私も妻も毎日飲むほどです(笑)リターン品の発送は12月に入ってから、順次発送していきます。今しばらくお待ちくださいませ。なんば農園 もっと見る
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