先ず、「パルス」について解説します。
パルスとは、短時間に急峻な変化をする信号を言います。電気回路の分野では、一定の幅を
持った矩形波をパルスと言います。
矩形波は上から2番目の波形です。
山になる部分を『ON時間』、谷になる部分を『OFF時間』と言います。この『ON時間』
と『OFF時間』 を足した時間を周期と言い、1秒間に繰り返された周期の回数を周波数と
言います。周波数はヘルツ(Hz)で表示します。
1周期の中の『ON時間』の割合をデューティ比と言います。下図において『ON時間』と
『OFF時間』は同じ長さなので、この波形はデューティ比50%と言います。
「Wパルス」は弊社の造語です。100Hz(1秒間に100回、ON-OFFを繰り返す)のパルス
と、1kHz(1秒間に1000回、ON-OFFを繰り返す)パルス とを合わせたので、「Wパルス」
と名付けました。
すなわち、Wパルスとは、100HzのON時間(デューティ比50%)の時に1kHz(デューティ比
50%)がONするパルスです。
Wパルスの特徴は、100Hz、1kHzともにデューティ比50%なので、光りっぱなしに対して
1/4しか光っていないのです。だから、光りっぱなしの電力と同じ電力をWパルスに供
給すれば、約4倍強い明るさを出すことができることです。
また、パルスにしていることで、毛母細胞に対して光りっぱなしよりも刺激が強いと言えま
す。
次回をお楽しみに。