今回のとよのサイダーには、旧トヨノサイダーから継承し、ヤーコンの果汁を用いています。実は豊能町ではヤーコンが特産品の一つになっています!そんなヤーコンですが、「聞いたことない」という方が多いのではないかと思いますので、ご説明させていただきます!
ヤーコンとは南米アンデス高地原産のキク科の根菜で、白っぽいさつまいものような見た目をしています。ヤーコンはさつまいものような見た目をしていますが、じゃがいもやさつまいものようなでんぷん質はほぼ含まれていないのが特徴です。生のまま食べると梨のようなシャキシャキとした歯ざわりとオリゴ糖由来のほのかな甘味があり、そのことから「畑の梨」とも呼ばれています。加熱してもホクホクにはならず、果物に近いみずみずしい食感が保たれます。ヤーコンは「オリゴ糖のようなお芋」と言われており、フラクトオリゴ糖の含有率は野菜の中でナンバーワンを誇ります。お腹の中の悪玉菌を減らし、腸内環境を良好に保つ効果が期待できます。また、カリウムの含有量も多く体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。加えて、抗酸化作用や血糖値上昇抑制作用が期待される成分やポリフェノールが含まれています。(参照元:https://delishkitchen.tv/articles/2064)
こんな健康野菜の1つが豊能町の特産品となっています。ヤーコンの植付期が春ということで、今回製造するとよのサイダーには、我々が作るヤーコンを使用できていません。しかし、来年は、自家農園であるyaoyam organic farmにて、とよのサイダーに使用するためのヤーコンを栽培していく予定にしています。そして、その後、豊能町のふるさと納税品として全国の人に豊能町を知っていただくきっかけになれることを目標にしています。ちなみに、このyaoyam organic farmでは毎月、農園開放日と題して地域のみなさまに自由に参加いただけるイベントを実施しています。農作業を学んだり、虫や草花と戯れたり、とれた野菜でおいしい昼食を作ったりと楽しい時間と場所を共有しています。ここで栽培するヤーコンを使用することで、みんなでつくり、みんなでつながる「とよのサイダー」に愛情を注いでいければと思っています。