プロジェクト本日終了いたします!青島みかんの収穫まで、あと3週間程度になりました。11月に入ってみかんがだいぶ色づいてきました!来週には、収穫前に最後の激励の肥料をあげます。今年も美味しいみかんが収穫できますように!この写真は今日の青島みかんですが、今年は作業の合理化・効率化を図るために「半樹全摘果」や「枝別全摘果」という方法を取り入れて摘果作業を行いました。右半分だけみかんが鈴なりに成っています。
静岡のもったいない精神が生んだ『すっぱみかん』例えば果樹を栽培管理していく作業の一つに摘果という大切な仕事があります。 摘果は、まだ実が幼いうちにその数を整理して、品質のよい果実を育てるために行います。果実の総数を減らせば、個々の実に効果的に養分が届き、美味しい果実が育ちます。また、果樹も翌年の花芽作りに養分を回すことができ、木にとっても負担が少なくなることで毎年安定した収穫を望むことができます。 しかし、摘果作業で摘み取られたまだ青くて小さくてすっぱい実は、生産農家が摘果ジュースを作って飲用にする以外、残念なことに、ほとんどが廃棄されてきました。 静岡では今この身近にある捨ててしまう摘果みかんのもったいなさを、なんとかしたいと考え『すっぱみかん』と命名して活用方法を試行錯誤しながら研究開発しています。これもSDGsやフードロスへの取り組みと言えるでしょう。 酸味が強く爽やかな風味のすっぱみかんは、手軽にジュースや果実酒、色々なレシピになります。レモン・すだち・ライムの代わりに使えば柑橘の香り爽やかな飲み物や料理のアクセントにもなります。そのまま食べる人もいますが・・・。 当園では秋にすっぱみかんをレシピを添えて販売しております。
夏の日差しの中で!こんにちは。お盆を過ぎてもまだまだ暑い日が続いていますね。青島みかんの果実がだいぶ大きくなってきました。暑い夏の日差しの中でも元気に成長してくれています。
農業体験プロジェクトがスタートしました! 第一次産業として大切な役割を担っている農林水産業は、その従事者は高齢化が進み、 年々減少しています。私の地区でもみかんやびわ農家の数は毎年減っており、残念なことに放棄されて荒れ果ててしまう農地も増えてきました。また、若者が第一次産業には足を向けない傾向はますます強くなっていると感じています。 新規就農者が減っていることを考え、少しでも農業に興味関心をもってくれる人が増えるようにと、当農園は観光農園では全くありませんが、昨年はみかんの収穫時期に「みかん切りお手伝い体験」を、今年は「びわの摘果と袋掛けお手伝い体験」「びわの収穫お手伝い体験」を、SNSを通して呼びかけてみました。 知人以外にも、思いのほか多くの若者が体験に来てくれましたが、収穫の楽しさとともに、農業を毎日の仕事としてやっていくことの大変さについても感想を残していってくれました。 5月に募集を終了した『希少な『興津びわ』を多くの方にお届けしたい!』プロジェクトでは、予想以上に多くのご支援をいただくことができました。その支援金は離農により耕作放棄されてしまうびわ畑を杉山農園で保全管理する費用として有効に活用させていただいています。 ただ、支援者からたくさんのメッセージをいただいた中で、こんなメッセージが印象に残りました。『高齢化による離農者が増えたり、若者が農業には目を向けない風潮があるということもよくわかるが、もっと身近に農業を体験できるような機会が増えて行けばいいのではないか』という内容でした。 それは、昨年からSNSで少しずつ呼びかけている私の取り組みの後押しをしてくださったメッセージでした。それが、本プロジェクト立ち上げの契機になりました。 ぜひ多くの方にみかんの収穫お手伝い体験をしていただき、少しでも農業や農作物を身近なものにしていってほしいと思います。