おばんです!
いよいよクラウドファンディングも残り2日となりました!
たくさんご支援ありがとうございます!
展覧会は終わりましたが、来年・再来年へつづく展示とするため、事後処理をいろいろ行ってます。ご支援は未来に向けて、とても励みになります!
今回は『夔神(キノカミ)』掛け軸の制作に至る背景をご紹介します。
『夔神掛け軸』は単なるファンアートではなく、山梨岡神社さんの許可をとって描かせていただいたもので、描いた掛け軸を奉納もしています。
今年の4月4日・5日は山梨岡神社の例大祭でした。
山梨岡神社は県名「山梨」の元となった木があったり、背後の山で笈形焼がされたり、藤があったりと多くの由緒をもつ神社です。
じつは大蛇堂はだいぶ前からこの日を待ち望んでいました。
というのも、日本じゅうでこの神社でしか祀られていない『夔神(キノカミ)』の木像が七年ぶりにご開帳されたのです!!
夔神は水木しげる大先生の「日本妖怪大全」に神様の項目で描かれていて以前から知っていたのですが
「山梨にいるのだからご開帳で実物を見て、それから描こう」と心に決めていたのです。
由緒ある太々神楽も奉納されています。
地域の方々約30名ほどに口伝されているそうで2日間にわたって行われる、見事な舞です。
そして、本殿には!
(ガラスにまわりがうつりこんでうまく写ってませんがご了承ください)
こちらが夔神の木像です!雷除け・魔除けの神様とされています。
やっと拝むことができました!なんともかわいらしいフォルムではありませんか。
この木造、かなり足が前の方についており背面が平らなため、自立しないそうです。
そして掛け軸も同時に飾られていました。
こちらは毎年例大祭で飾っているそうです。
100枚限定の夔神お札もいただいてきました。
宮司の中村さんもいらして、いろいろお話を伺うことができました。
そしてその流れで「夔神」の掛け軸を描くご了承もいただけました。
ということで腕をふるって制作させていただき、できあがった掛け軸を6月4日に奉納させていただきました。
なかなかできない体験ですし、緊張しました。
本殿で奉納を済ませた後は、社務所にて以前からあった掛け軸と並べて宮司の中村さんとお話をさせていただきました。
貴重なお話をたくさん伺うことができ、なお夔神と山梨岡神社を深く知ることができました。
メディアにも取材いただき、読売新聞・テレビ山梨・上野原ブロードバンドなどで報道される予定です。
描いた夔神掛け軸はこれからも大蛇堂にて販売させていただき、売り上げの10%を山梨岡神社さまに寄進させていただきます。
山梨岡神社に奉納したものと同じサイズ(50cm x 80cm)は大蛇堂のオンラインギャラリーで扱っています。
ですが!
今回、リターンに用意した掛け軸はひとあじ違います!
サイズは38cm x 90cmで、夔神の迫力を存分に表現。
さらに『雷除け』ということで、表装の部分にも雷のしつらえを行いました。
身長160cmの人物と比較すると、よりその存在感がわかっていただけると思います。
今回かぎりの夔神掛け軸、ぜひ一家に1枚、祀っていただき雷除け・魔除けにしてはいかがでしょうか?