この投稿では、過去にジャパン未来リーダーズ・サミット(以下、サミット)に参加したことのある学生が、参加したことで何を感じたか、どんな学びがあったのか、などをご紹介していきたいと思います。
今回声を寄せてくれたのは、現在ビヨンドトゥモローでインターン生として活躍する笹本さん と加納さん(仮名)です。
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過去参加学生の声①
笹本浩二さん(仮名)/ 2022年度サミット参加
「サミットで得た自信が一歩踏み出す勇気になっています」
私はビヨンドトゥモローの大学1年生を対象とした奨学プログラム、「ジャパン未来スカラーシップ・プログラム」に参加していました。そして、そのプログラムのひとつとして「ジャパン未来リーダーズ・サミット」に参加しました。サミットでは、ほとんど初対面の高校生をまとめるリーダーを任されていたので緊張していました。
しかし、サミットに参加すると、たった3日間でこんなにも心を通わすことのできる仲間を作れるのかと驚きました。
最初はもちろんお互いにぎこちなくなっていましたが、自分の過去の辛い経験や将来の夢などを班の中で話すにつれて、班のつながりがものすごく強くなっていきました。特にその変化が提言作成に出ていて、班の皆が自分の思いや経験から意見やアイディアを話すようになっていて、ものすごく白熱していました。夜中のギリギリまでLINEグループで話し合ったのは、良い思い出です。
特に個人的に本当に嬉しかったのは提言発表が終わった後に班のみんなに「リーダーとしてまとめてくれてありがとう」などの感謝の言葉をもらえたことです。自分にはこれまでリーダーとしての自信がなかったので、班のみんなからの言葉を聞いて嬉しくてこっそりトイレで泣いてしまいました。
サミットで得ることのできた自信や班員とのつながりは強く残っていて、今も一歩前に踏み出す勇気をもらっています。
今年度も1人でも多くの学生が心を通わせる仲間に逢えることを願っています。
過去参加学生の声②
加納美紀さん(仮名)/ 2019年度サミット参加
「自身の声に耳を傾けることができるようになりました」
私がジャパン未来リーダーズ・サミットに参加したのは、高校2年生でした。あまり言語化をしたことがなかった自分のバックグラウンドと向き合ったり、似た境遇を持つ学生同士で何か気持ちを共有ができたりしたら、自分なりに大きな変化があるのではないかと思い、参加しました。
私は母子家庭で育ったのですが、サミットに参加するまではどこか家族に聞かれても自分のバックグラウンドや父に対する思いなど本音を話すことをどこか遠ざけていて、母などから些細なことを聞かれても気が付かぬうちに「大丈夫」と答えていました。でも、その当時自分の本当の気持ちは何だろうと無意識に考えていたのかもしれません。サミットを通して、次第に心の中にあった自分自身の声に耳を傾けられるようになりました。
そして何よりお互いの気持ちや声に丁寧に向き合ったり、将来の夢や目標、そして自分自身の今を優しい表情で語ったりしていた温かい仲間の存在があったからこそ、2泊3日という期間の中で本当に充実した時間を過ごすことが出来ました。
今年度のサミットを通して多くの参加学生の皆さんが自分や仲間の声に耳を傾けながら笑顔溢れる3日間を過ごせる、そんな機会になれば嬉しいです。
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ジャパン未来リーダーズ・サミットは、単に学生たちが集まり、社会課題についてディスカッションをしたり、意見を発表をしたりする短期プログラムではありません。
ひとり一人の学生が、時に虐待や親との死別などの辛い過去と向き合い、それを受け止めてくれる仲間の存在を感じながら、仲間と共に、未来に向けて何ができるかを考えるという、様々な機会が得られるプログラムです。
だからこそ、参加した学生にとり、忘れられない3日間となるのです。
ジャパン未来リーダーズ・サミットを通じて、ビヨンドトゥモローは学生達の成長のプロセスを応援しています。
是非引き続き、皆様の応援を宜しくお願い致します。