こんにちは、プロデューサーの千種ゆり子です。
クラウドファンディングのリターンとしてご用意していた
②エイジアムービー過去作視聴
12月22日に、Campfireのメッセージ機能より、
視聴URLとパスワードをお送りしました。
お送りした作品は、
稲村久美子がプロデュース、
野本梢が監督をした
2019年『次は何に生まれましょうか』。
年明けの映画祭で上映も予定されている作品です。
『次は何に生まれましょうか』あらすじ
シングルマザーの聡美は娘の望結(みゆ)が他の子たちと少し違うことに苦悩しつつも誰にも相談できずにいた。親に叱責され、担任の先生に泣きつかれ、聡美は苛立ちがつのり、ついに望結に当たってしまう。
Message from 稲村久美子
この作品では、一般的に”ハンディキャップ”と言われるものは「個性」であると考え、日々の生活の上で起こる大変なところを描きました。映画祭をまわる中で、審査員の方に「人物像がステレオタイプ」などのコメントをいただいたこともありましたが、私の子が実際にしていた行動など、実話をベースに描いています。しかし、他の方が見ると誇張があるように見える。そうした認識のずれにこそ、現実のトラブルの原因があるのだと考えています。
困難に直面して大変だと感じることは、誰にでもあることだと思います。ただ、多くの方々に共感してもらえれば、それは一般的なこととなり、別におかしなことではありません。でも、共感されることが少なければ孤立してしまうので辛いと思います。「こういう言い方のほうが分かりやすいよ。」とか、「こう言った方が傷つかないよ。」といった話を周りとしながら解決していくことが大切ではないかと考えています。そういった会話のきっかけになる作品となっていれば幸いです。
Message from 野本梢
この作品は稲村さんにご自身の経験や心理士としての活動を通して感じたことから、お声がけいただきました。ただ私の中でイメージが掴めておりませんでした。そんな中、知り合いの方と何気なく話をしているときに、ご自身のお子さんに対して愛情を持って向き合っているのにうまくいかない、どうしてか軋轢が生まれてしまう、このままでは子どもを傷つけてしまうのではないかと怖くなって周りに相談したという話を聞きました。そしてのちに特性があることを知りました。こういった家族間の悩みは他者には見えていないことが多く、私自身もその方がそんな悩みを持たれているとは思いもせずでしたので、きっと多くの方が「なんかうまくいかない」を抱えていて、それを努力不足だとか怠慢だとか誤解されていることがあるのではないか、私自身もそう感じてしまっていたことがあったのではないかと気付かされ、早く、たくさんの方に観てほしいと思い、稲村さんと共に脚本を進めました。
今回『わたしかもしれない(仮)』のリターンという形ですが、多くの方にご覧いただけて嬉しいです。
『次は何に生まれましょうか』
監督/野本梢 主演/根矢涼香
出演/笠松七海 森恵美 山下ケイジ 橋本美和 村田啓治 高木悠衣 天白奏音 稲村美桜子
脚本/野本梢、稲村久美子
制作/有限会社エイジア(エイジアムービー)
プロデューサー/稲村久美子
楽曲提供/LOOP LINE PASSENGER 高畠俊太郎
作品HP:https://asia-ina.com/movie/film/tsugiha-nanni-umaremashouka/