・紅茶とは、茶葉が持つ酵素を茶葉を捻ることで活性化させ、酸素との結合で発酵させたもの。(酵素は熱に弱く、茶葉に熱を加えると発酵しなくなり、酸化する)
・紅茶の製法
1芯2葉で摘み取られた茶葉をしおらせ、約2分の1の水分量にし、酵素を活性化するため捻る工程へ移行する。
捻る工程で茶葉のサイズ(FP、OP、FBOP・・・)決める。
茶葉のサイズによって発酵度合いが変わるので、紅茶を淹れた時に味が変わってくる。
発酵が最高潮にったしたところで、発酵を止めるため茶葉は乾燥工程へ移行する。
乾燥温度は90℃~95℃で約1時間かけて、水分保有率を3%~5%にする。
乾燥工程の次に産毛取りなど仕上げ工程に移行され、アルミパックされ熟成工程を経て市場へ出荷される。
市場にある紅茶葉は太字の行程が違う。
・茶葉の鑑定
出がらしを食べることで茶葉の良し悪しは容易に判定できる。えぐく、苦く食べられない茶葉は質が悪い。
また、8分以上蒸らすか、無脂肪牛乳を少量注いでテースティングしても判定できる。
・茶葉の保管
茶葉は酸素や光によって酸化するので、空気、湿気、光を遮断する容器で保管する。(ジッパー付のアルミの袋が最適)
・ティーバックに使われる茶葉
Dust(ダスト)と言って工程途中でふるい落された茶葉で製造工程をたどってない茶葉。
付加価値のない茶葉は安価のため賃金も低く労働者が離れ、茶園維持ができなくなってきているのが現状です。