Yukon Journey 2018の報告会を順次開催していきます。11/21(水) 時間帯:夜 剣山頂上ヒュッテにて。←日程訂正しました。12/1(土) 時間帯:夜 徳島市国府町佐野塚、お堰の家にて。詳細は追ってご連絡いたします。また、要望がありましたら、もう1度、県内の公共施設などでの開催を検討しています。ぜひお越しください!
ご無沙汰しております。 ユーコンの関連で、いくつかメディアに露出いたしますのでご案内いたします。 【ラジオ】 10/15 午後10時から BFM「B-Step talking」 http://www.bfm.jp/index.php 今年のユーコン旅について話します。 先週収録があり、8日に放送だったのですが、告知をすっかり忘れてしまっていました。15日は再放送になります。 放送中に流れる曲はいつも選ばせていただけるのですが、今回はツーリング中によく聞いた次の3曲を選びました。 「イージューライダー」(奥田民生)「おやすみポラリスさよならパラレルワールド」(でんぱ組inc)「Last train home」(パット・メセニー) それらの曲にまつわる旅のエピソードも紹介させていただきます。 アプリ(ListenRadio)やBFMのホームページ(要WindowsMediaPlayer)からもお聴きいただけます。 【記事】 BePal.netに記事を2本掲載していただきました。 ユーコン川で出会った偉大な旅人たち ユーコン川下りの聖地 ホワイトホースで見つけたおすすめギア&ショップ いずれも旅のこぼれ話です。 旅についての詳しい記事は来年、舵社さんの雑誌「カヌーワールド」にてカラー掲載していただける予定です。 【その他】 皆さんにお送りするフォトブックも鋭意製作中です。完成度は80%ほどです。 もうしばらくお待ちください!
ご無沙汰しております。 日本に帰国してから、1ヶ月が経ちました。 帰国直後から、台風、地震などが立て続けに発生しており、日本が災害列島だということを実感しています。 災害の状況下では、アウトドアの技術が役立つ場面も多いように思えて、何かできないことはないのかということも考えています。 ご心配をおかけしました腕については、状態は改善しています。ほぼほぼ良くなりました!でもやはり少し鈍くなっているところはあるので、中断の判断は正しかったように思います。 そしてお待ちかね!していただいていたら嬉しいリターンのフォトブック、製作が進行中です。 写真も7割ほどは選び終わり、構成などの作業中です。 9月中にはお届けできればと思います。 もうしばらくお待ちくださいませ!
今日からカナダのホワイトホースに向かいます。 カヤックやカヌーを引っ張って、2~3日のロングドライブです。 ここ“the Bridge”以降のユーコンは来年以降に持ちこそうと思います。 腕のためにもそれがいいだろうし、道具なども見直してリスタートした方が、質の良い旅が出来そうな気もします。 ホワイトホースについてから何するかはまだ未定なのですが、いくつか案があります。 1つはチルクートトレイルを歩くこと。 これは太平洋からユーコン川源流の湖に至る道です。かつて流域でゴールドラッシュが起きた時、大勢の人々がこの道を通ってユーコンにやってきました。そんな歴史から、このトレイルは今回の旅の延長線上にあるような気がします。 もう1つは自然保護関連のボランティアをすること。うまくいけばですが、ユーコンの知識も深められるし、カナダの自然保護政策も学べます。ホワイトホースに戻ったら、政府や行政の関連機関を訪ねてみようと思います。 あと、手の様子次第ですが、よくなったら少し漕いでもいいかなと思います。 まだ多少痺れていますが、日に日に回復しているので。あ、無理はしませんのでご安心を! もうしばらく僕の旅にお付き合いくださいませ!
支援者の皆様へ ここで残念なお知らせをしなければならず、SNSなどより一足早くご報告させていただきます。 先日、ユーコン川全行程3200kmのうち1600km(1000マイル)を漕ぎ切りました。そこからアラスカ第2の都市、フェアバンクスまではバスで4時間ほどの距離で、実質的に都市との最後の陸路であり、旅の中間地点でした。 その場所で私は、このプロジェクトから抜けることを決めました。 大きな理由は現在僕が両腕に抱えている痺れです。 日本では手根管症候群と診断されていて、手首内の神経が圧迫されることで手に痺れが生じ、朝晩は痛みます。 また、握りこぶしを作ると、右手の中指が動かなくなる状態です。 痛みをこらえて進むことも可能だったかもしれませんが、プロジェクトの目的が「ファーストレスポンダー(第一即応者)」を助ける、すなわち、消防士や捜索、救助隊、警察官らを助けるということであり、それに関するドキュメンタリーを作るという以上、両腕に大きな問題を抱えたまま旅を続けるのは、趣旨的におかしいように思いました。 また、これまでは2人乗りのカヌーと1人乗りのカヤックを3人で漕いでいたのですが、メンバーの1人がここで抜ける都合上、この先は僕とジョンがカナディアンカヌー1艇で漕いで進む予定でした。しかし、この17フィートのカヌーは1人で漕ぐことはほぼ不可能で、片方が脱落すれば、その時点でプロジェクトとしての旅は終わるということを意味していました。 ただ、僕が現在の時点で抜ければ、ジョンは1人でカヤックを漕いで進むという選択肢が残ります。そのような事情もあり、僕はここで旅を抜けることをジョンに伝えました。 手根管症候群については、もともとリスクがあったものの、正しい対応をしてきたのかと今でも悩んでいます。 昨年、私は2件の病院で診断してもらったのですが、診断はいずれも「手根管症候群だが手術をするほど深刻には見えない」でした。そして2件目の病院の先生にこの旅のことを相談した上で、僕は「体を全体的に鍛えることで腕への負担を減らそう」という方向を選びました。 体の鍛え方が足りなかったのかもしれません。また、チームに合わせるために、無理をしすぎたということも確かにあったかと思います。これまではたまに右手に起こる程度だったのが、左腕にも現れ始めたのも大きな計算外でした。 腕のためには、日々安定した距離をコンスタントに距離を稼いでいくということが必要だったと思います。ただうちのチームは極端で、一日中漕いでいるという日もあれば、浮くだけでほとんど漕がないという日もありました。それらについても意見を出すべきでした。 何より、このようなリスクがあったことを支援者の皆さんに事前にお伝えしておくべきではなかったのかと思います。本当に申し訳ございませんでした。 また、1人で漕ぐという選択肢が残されたジョンも、義父が大きな心臓手術明けであり、また追加の手術が必要であるということから、ウィスコンシンの自宅へ帰ることを決めたようです。これにて、プロジェクトでの川下りは一旦終了となります。 一方で、当初から目的としてた映像の撮影ですが、必要な素材は十分に確保できたと考えています。日々変化する水の色、陽の光、自然の造形、野生動物など、今すぐにでもお見せしたいものがたくさんあります。海まで漕ぎきることには失敗しましたが、映像制作を実現するという点で、このプロジェクトはまだ成功しています。 予定の1ヶ月を前倒しして終了してしまった消防士支援のプロジェクトですが、僕自身にはまだ選択肢が残されています。 ・手の回復を待って、1人でいけるところまで漕ぎ続ける ・出発地点のホワイトホースに戻ってユーコンの自然や文化についてより深く掘り下げる ・そのほか 海までの旅を断念してしまったことは、本当に悔しく、情けない限りです。 今は手の回復を待ちながら、今後について考えています。 まだ諦めません。 ですが、今は手を休息されることが必要のようです。 また、続報をお送りいたします。 引き続き見守っていただければ幸いです。 計画の変更、本当に申し訳ございません。 新居拓也