元々本文に入れたかった文章でしたが、想いが熱すぎるとご指摘を頂いたので削っていました。
ので!!こちらで空き家への想いを公開させて頂きたいと思います!!!
空き家を使わせて頂ける事になった経緯は本文でも語っているように、 (重複してしまっていますが、おさらいで、、、)
豊川市を盛り上げようとしている団体が主催する空き家ツアーに参加することになったことをきっかけに見つけた空き家。
とても古く、話を聞くと昭和初期の建物なので、取り壊しの話も合ったようなのですが、まちづくりに関わる市役所の方や、まちを良くしようとしている方たちが私の『やりたい』という気持ちを汲み取って、空き家を借りられるように交渉して下さっていて、そんなご縁もあり、私の存在を知った豊川稲荷さんが、そういう子がいるなら。と空き家を貸してくださることになった。とういう経緯です。
たくさんの人のお蔭で借りられるようになったこの場所を焼き菓子で人が繋がる場所にしたいと思っていた頃、豊川市のまちなか再生事業という取り組みがあるのを知りました。
市役所の方だけではなく、まちの方たちが力を貸し、豊川を盛り上げようとしている。
では私はどうでしょう。
私は18歳で豊川を離れてから7年間、正直、自分が生まれ育った大好きな豊川を盛り上げようと思ったことは1度もなかったのです。
そればかりか、地元を離れ、自分勝手に生きてきた自分。そんな自分を恥ずかしくさえ思いました。
良く知りもしないのに豊川にはおしゃれなカフェがないだの、買い物する場所がないだのよく知りもしないのに文句を言う側の人間でした。
空き家ツアーに参加してから、空き家を交渉してくれた市役所の人たちの他にも、豊川を盛り上げようとしている人たちと関わることが増えてきました。
しかし、いくら場所があったとしても根本には、何かを始めたい人、成し遂げようとする人がいないということも分かってきました。
この頃から、私にある想いが芽生えました。
『私がなんとかしないと』と。
いろいろな人達が関わって下さり、ご縁がご縁を生んで借りられるようになった空き家ですが、
中は人が出て行ってから手が付けられていない昭和初期の古民家です。
空き家がある場所は豊川稲荷のすぐ近くではありますが、大通りには面しておらず、人通りの
少ない細い路地の一角です。
そんな古民家を改装して焼き菓子屋にしたいと思ったのは月一焼き菓子屋に来て下さる
お客様の声からでした。
焼き菓子屋を始めた時から通って下さるお客さん、人から聞いて来て下さるお客さん、
月に一度しかやっていないお店に来る方は皆、それぞれに特別な想いを持って訪れてくれています。
『夢に向かって頑張ってる宮本さんに、パワーをもらえる』
『皆に知られて盛り上がって嬉しいけど、最初は私だけが知ってる特別なお店だったんだよ』
『SNSを見て、お店に来て、一緒に頑張っているような感覚になるんだよ』
こんな風にたくさんの大切な言葉をくれるお客さんだからこそ、
大通りに面しているわけでもなく、細い路地の、さらに古い空き家を改修してお店を作り上げていく事をきっと賛成してくれる、応援してくれる、そう確信していました。
お客さんの顔を、気持ちを思い浮かべたときに、きっと、いいね!と言ってくれる。
そう思ったこともこの空き家を選んだ決め手になりました。
空き家を借りられるようになったことをお客さんに伝えると、想像していた通りの言葉が返ってきました。
お客さんの想いも大切にしながら、私らしいお店を作れるのはこの空き家だからこそなんだと思えた瞬間でもありました。
市役所の人が交渉してくださった場所でもあり、お客さんが賛成してくれた場所でもあり、自分が稀育った豊川のシンボルである、豊川稲荷さんの物件という特別な場所でもあり。
私の力だけでは絶対に届かなかった領域まで来られたのは協力して下さった方々はもちろん、
お店に来て下さっているお客様のお蔭でもあるのです。
本当に感謝しています。
これからも、皆さんの特別なお店で居続けられるように頑張って行きたいと思います!!