プロジェクト開始から2週間です!これまでに、36名の方々から、313,000円のご支援を賜りました。早くから、これだけの方々に体育館での“観覧無料”公演にご賛同いただけたことが大きな励みになりました。目標額まで、まだまだがんばります!
スタートと同じ、10月19日に幕を開けた、いろえんぴつプロジェクト初の有料公演『おいらくラプソディ』を今もう少し、ふり返っておきたいと思います。
これは、架空の物語でありながら、観る者に現実の世界をしみじみと実感させる作品でした。
自分の将来の姿、身近にいる先輩世代の生活、青年ちゃんだった頃の自分の考え、今日ビックリさせられた若者の一言・・・そんなことが思い起こされて、笑ったり泣いたり。。。
終演からまだ10日あまりですが、それほどまでに実生活の経験が呼び起こされた作品だったのに、もっとずーっと前のことだったような気がするのは、ある種の仮想空間として日常から離れた体験をしたのかなーと。
仮にそうだとして、そして、もし、そのような空間づくりに私達いろプロのメンバーの努力がお役に立てたのだとしたら、劇場内でのお声がけ「ハツラツホームへようこそ!」の威力が、少しはあったということかな?!
この作品の上演の話が持ち上がったのは、今年3月の「学校の体育館がみんなの劇場になる」終演後すぐの4月。いろプロ初の観覧有料の公演においても、お客様には、ただ観るのではなく、「参加」する観劇を体験してもらおうじゃないか、私達なりの考えでやってみることになりました。
まず、劇場を作品の舞台である老人施設の「ハツラツホーム」に見立て、いろプロのメンバーが老人施設の従業員に扮してお席へご案内することを企みました。それらしく作ったネームプレートを胸元につけたり首から下げたりし、施設へのご入居をご検討されているご見学者様としてお客様をお迎えしました。
そして、舞台上で繰り広げられる物語には、感じるままに、拍手したり!歌ったり!笑ったり!踊ったり!感情を剥き出しにリアクションしていいんです、どうぞ好きにやってください!と、お願いしました。作品の世界に没入し、楽しんでいただければという願いのもと。
体育館がみんなの劇場になる、そこにいるみんなが物語を作っているような感覚になる『グレイッシュとモモ』から、私たちが受けたインスピレーションを小劇場でも再現する実験でもありました。
期間中にお越しいただいたご見学者様、いかがでしたでしょうか?