2018/10/24 21:10

リターンである10/8の報告会が無事終了し、抜け殻となっていました。

報告活動が滞り申し訳ありません。  

報告会をお選びいただいた方以外にも、ご支援いただいたパトロンの皆様に
砂漠での甘酒作りをご報告したいと思います。


まず、ご報告(1)では甘酒を作る前の
クリアすべき2つの難関について書きたいと思います。


難関1つ目は「米麴がアメリカに持ち込めるか???」ということ。
これはアメリカの入国審査は厳しいと聞いていて、以下のようなものが持ち込みNGとされています。

【アメリカへの持ち込み禁止品目】
・果物、野菜、植物

・肉製品、動物の製品、副産物など
(肉製品は全て禁止されている。生肉、肉製品の缶詰、乾燥した肉製品、肉エキスが入った食べ物など、形状などに関わらず禁止されているので注意が必要。
カップラーメンのスープやポテトチップスなど、意外な物にも肉エキスが入っているので気をつけましょう。)
・生きている動物や野鳥類        

(特別な許可を得て、移住などでペットをアメリカに連れて行く場合もあるが、
観光などの短期滞在者は基本的に生きている動物は持ち込めないと考えていた方が無難。)
・生体物質や生物学的物質              

・土、砂

例え持ち込み禁止ではない食べ物でも、
パッケージを見て何の食品か分からないものは没収となってしまう、とも。
なので荷物検査の際に、米麴について質問を受けるかもしれないから
英語で答えられるようにしておいたほうがいいよ、とも言われていました。


実際、アメリカ入国の荷物物検査で引っかかり、内心とてもヒヤヒヤしていましたが
検査官の人が荷物の中身をみてニッコリ。。。

はて???

おそらくなのですが、私は移動中常にキモノ風の羽織を着ていたので、
米(米麴)を見て合点がいったのか(日本のソウルフードだと思ったのかな?)
質問されることもなく、無事通過することができたのでした。
めでたしめでたし。


続いて2つ目の難関。
それは「無事アメリカでカセットコンロが購入できるか?」ということ。
日本でよく知られている鍋がのせられるタイプのカセットコンロ。
これ実はアジアタイプらしく、アメリカではポピュラーではない型だそうで。
ちなみにアメリカで主流のポータブルタイプのガスコンロは、アウトドアなんかでよく見るタイプ。

これだと、土鍋がのらない、、、。


事前に情報収集していく中で、
「アジアンマーケットにあるよ!!」と聞いていたものの、
なかったらどうしようと不安でいっぱいでした。

バーニングマン前日泊のホテルは、アジアンマーケットとテントや食料を購入予定のウォルマート
そして、空港にも近いホテルを予約。(バーニングマンに向かうシャトルバスが空港から出ているので。)

バーニングマンではネットは不要なので、アメリカではFree wifiを使用することに。
グローバルwifiやプリペイドSIMは使うつもりはありませんでした。
そんな中、バーニングマン前日の買い物はUberで移動するというサバイブを試みました。
しかも、Uberを使うのは初です!(海外自体が2回目ですので。)

ホテルを出るときは、ホテルのwifiでUberを使うことができ、無事アジアンマーケットに到着。
そして肝心のカセットコンロですが、お店に在庫があり無事購入することができました。

「これで、甘酒が作れる!!!」

めでたしめでたし、と言いたい所ですが
このアジアンマーケットのお店には、残念ながらwifiが飛んでいない。
どうしよう。wifiが無いとUberで車が呼べず、ホテルに帰れない(泣)

一瞬「タクシーいないかな?」と思って、外の通りを見ていましたがなかなか見当たらない。。。
仕方なくタクシーは諦めて、wifiを探すことに。

ここは人通りも無く、「Free wifiありますか?」と近くのお店を1つずつ入って聞いてみるのですが。
「ないよ」との回答ばかり。
wifiを探す中で、入った本屋さんで「個人で使っているWifiを使っていいよ。」と言われ、喜ぶも
メモにあるパスワードを入力しても繋がらない。
おじさんにパスワードを入力してもらっても繋がらない、、、。
「ちょっと分からないな」とおじさん。
一度wifi接続すると、おじさんは普段パスワードは入力していないんだろうな。
仕方ない、、、。「ありがとう」とお礼を伝えて、本屋さんを出ました。


はて、どうしよう。。。
途方にくれていると携帯ショップが目に入りました。
「あそこなら、wifiあるかも???」

その予感は的中。
「やった、ホテルに帰れる、、、!!」
事情を説明すると、携帯ショップのお姉さんは快くWifiを貸してくれました。
そしてUberを呼ぶにも、今いる住所がわからない私。
親切なお姉さんは、困っている私の代わりに住所を入力してくれました。
「ありがとう」と笑顔でお姉さんとお別れをし、
無事ホテルに戻ることができました。

英語ができないし、Uberを使うのも初めてだったので、カセットコンロを買うだけでも私にとっては冒険だったのです。
こうして米麴のアメリカ持ち込みと、カセットコンロを購入できて
なんとか無事に甘酒を作る準備をおえたのでした。


余談ですが、日本を出たのは8/25の15:15。
2回の乗り継ぎをし、14時間ほどのフライトの後、
アメリカのリノに到着したのは現地時間8/25の16:00過ぎでした。
そこからのこの買い物、、、。
ちなみにカセットコンロ購入後、一度ホテルに戻って夜ご飯を食べました。
その後また、テントや寝袋、バーニングマンでの食糧等を買いにUberで
ウォルマートに買い物に行きました。
バーニングマンに参加する前日でしたが、とても長くハードな1日でした。


ではでは「砂漠で甘酒作り」のご報告(2)に続きます。