2023/12/23 11:06

皆様、いつも温かい応援を賜りまして誠にありがとうございます。


■枯れの復旧状況

葉と共に枯れた花が新たに咲き始めました。人工授粉を再開し、確実に授粉させるため、目視にて花粉の乗り具合を確認しております。

また、茎と根のみになった株からは徐々に新しい葉が顔を出し始めております。メロンの成長は遅くなりましたが止まってはおりませんので、このまま成長させ糖度検査を行ってみたいと思います。

成長促進のためにフルボ酸の葉面散布を昨日から開始致しました。病害虫抵抗を付けたい為、全ての葉に散布しております。


■花の付き方の変化

うちのユニットで初めて子つるの第一節に雌花が咲きました。(普通10節、葉が10枚目以降に付きます)

通常あることだそうですが、新しく定植した小さな株たちに見られ、数も多い状況です。雌花のサイズも申し分ないことから早くも授粉に入っております。

第一節に雌花が咲く条件が分かれば収穫までの期間を大幅に減らせそうですが…現在調査中になります。

若い株の開花自体も早くも盛んになって参りました。12/9より使用しております「メロン専用養液第8号」の処方が安定性良く、吸収率が良いようです。


■温泉熱利用とストーブ利用について

最近寒くなってまいりましたので養液温度も上がりにくく、温水を加水することで温度を上げております。温水は以下の二種類を使用しています。

・ストーブで沸かしたお湯…エアコンの補助熱源、および炭酸ガス源としてストーブを短時間使用しております。その間、ストーブ上の鍋でお湯を沸かし、温水とします。炭酸ガスは最も理想的な0.2%を超える0.8%まで上昇致します。

・温泉熱のお湯…年代物ですが熱交換器で温泉熱から約40度の温水を大量に作っておりますので、貯熱槽から汲んで加水します。

以上の二種類の温水から養液温度が26度ほどになるように調整し、メロンがしっかりと成長できるようにしております。


以上、長くなってしまいましたが活動報告となります。収穫が大幅に遅れており申し訳ございません。

少しでも早く皆様の元へメロンをお送りできるよう努力致します。