皆様、いつも温かい応援を賜りまして誠にありがとうございます。
現在育成中の株につきまして、全て第1節から雌花が出ております。授粉は早いため除去しておりますが、写真のみ記録の為残しております(TOP画像)。
■メロンの状況
3/5に親つるをカットしまして、現在子つる2本が成長しております。葉はまだ小さいですが第10節まで顔を見せておりますので、そろそろ雌花の成長→授粉が見えてまいりました。
今回はネットではなくラインテープへ、写真のようにV字にて誘引しております。
現在空気の乾燥を防ぐため不織布タオルを下げておりますが、こちらの横張りしておりますラインテープに、着果したものをフックしていきたいと考えております。LEDに干渉しないよう若干弛ませています。
■定植
新株の根が十分に成長しましたため、3/19にユニットへ定植致しました。アザミウマ防除の為、ユニット全ての稼働は約3週間ぶりとなります。
■試験栽培について
Makuakeにて販売されております培地を局所的に加温する「根っこヒータ」また「株元ヒータ」を開発されました篠田正人様と、各種ヒータの効果であります、省電力の加温にて成長促進や糖度アップを確認する試験栽培を開始致しました。
※根っこヒータ等の情報につきましては以下ご参照ください
https://store.makuake.com/collections/nekko-heater
3/19よりまず「根っこヒータ」をスポンジ培地に設置しております。以下ヒータ部になります。
ヒータは育苗カップとスポンジ培地の隙間にうまく挿入が可能でした。隙間のアップ写真がなかなか見つからず、以下はきゅうりの試験栽培時の育苗カップになります。赤丸の部分にヒータを挿入しました。
現在は対藻策としまして育苗カップ全体をアルミシートで覆っておりますので非常にわかりにくいですが、ヒータの根本のケーブルがのぞいております。
以下はサーモカメラによる測定画像です。培地がしっかりと加温されております。(養液温度:23℃)
※↓加温ありの葉(室温:22.2℃)
※↓加温なしの葉(室温:22.2℃)
葉先の測定でも加温がしっかりと確認できました。タイマの台数が不足しておりますので、揃い次第、株元ヒータの加温有無につきましても試験を実施していきたいと存じます。
■現在の設備状況
にんにく栽培の為のテーブルがメロン栽培の障害になるため、テーブル上に乗って作業ができるよう足場を組んでおります。
また、テーブル下につきましては液肥の試験に使用しておりましたmars hydro社の育成LEDを設置しまして植物の育成が可能になりました。
ユニットのLEDには効率面で劣りますが、出力は十分確保できますため、距離40cmでも10%程度の出力(48W)にてにんにく育成が可能でございます。
■設備管理の自動化に向けて
現在一人で設備を管理しております。自分が健康を害しても動ける限り毎日環境管理を行っておりますが、先日娘がインフルエンザに罹患し、看病のため動きが取れないことがございました。
この度は父に一部管理を手伝って頂きましたが、今後このようなことがないとは限りませんため、管理の自動化に向けて動いていきたいと考えております。
完全な自動化に向けましては各種環境センサや蠕動ポンプの制御が必要となり、予算もかかりますためすぐに導入は難しい状況です。
まずは取り組めるところから、ということで今週を目処にエアコンの温度管理を自動化していきたいと考えております。
以下、本日リモコンの信号を解析した結果になります。生データですと規則性がわかりにくいため16進数に変換したところ設定温度箇所がわかりました。赤いポイントの上位が小数部、下位が整数部を構成しているようですのでこれに則りまして信号を生成致します。
赤外線LEDは電流を必要とします為、電流増幅用の部品が届き次第送信機を製作したいと存じます。
皆様にはメロンのお届けが遅れまして大変ご迷惑をおかけ致しております。少しでも早く皆様のお手元に美味しいメロンをお届けできるよう今後とも全力で頑張ってまいりたいと存じます。
何卒よろしくお願い致します。