8月頭にバスを移動してから、8月中は改修に明け暮れました。
改修の様子をダイジェストでご覧ください。
バスを設置する地面に凹凸があり、バスがかなり傾いていたため、凹んだ部分にアスファルトを敷設し、全体をジャッキアップして傾きを無くしました。
水で固まるアスファルト補修材、初めて使いましたが頑丈にできてかなり良いです。
屋根の雨漏り対策をします。
剥がれかけたビニールシートを全て剥がしました。屋根の全貌が明らかに。錆により穴が開いている箇所がたくさんあります。浮いた錆を削り、ファイバーテープと金属コーキングを使って穴を埋めていきます。
雨漏りしたら穴を探して埋めて、また水が漏ったら埋めて…を何度も繰り返し、徐々に雨漏りが減ってきました。
猛暑のシーズン、屋根の上はアツアツに熱された鉄板。目玉焼きが焼けそう。足元の熱さをしのぐため、お風呂マットの上に乗って作業しています。日焼けしすぎて肌に水膨れができた人も…
錆の進行を防ぐため、錆封じを塗り、錆止め塗料を塗り、全体にアイボリー色のペンキを塗って、ひとまず完成しました。
屋根が…まぶしい…!ように見えますが、実際に見ると、アイボリー色はそれほど違和感なく。すぐに馴染むでしょう。何度か見た人にも意外と気づかれていなかったり。
雨漏りが収まったので、車内の壁づくりの続きをします。
透湿防水シートの上に板を打っていきます。昔のバスバーについていた装飾と近い形にしたいと思い、腰壁の上の部分の見切り材モールディングを沼津の家具職人さん『やまぶき工藝社』さんに作っていただきました。これがあるだけで古き良きバーのイメージが蘇ります。
窓の間の壁は、ベニヤで埋め、漆喰風の左官塗り壁仕上げにします。
次は床を直していきます。
床の塩ビ製フローリングシートを剥がしていくと…
穴があったり、
下に敷いた木材が朽ちて腐葉土のようなフカフカの土に還っていました…!30年という年月を感じます。
これを全部剥がします。
剥がした上に合板を敷き詰め、その上に無垢板を張ることにしました。
ブカブカして抜けそうだった床が、頑丈になりました。
無垢材ならではの木の質感がいい感じです。
昔の雰囲気をあまり変えたくなかったので、近いイメージで改修しましたが、昔のバスバーとどこが変わったか気づかれないかもしれませんね…!笑
ときどき、富士山が顔を出して応援してくれているような気がします。
ある日のマジックアワー。バスの窓から、というより船の窓からのような景色です。
まもなく、キャンプファイヤーでご支援頂いた方へのリターンの『The Old Bus乗車券』の受付を開始します。
個別メッセージでご連絡いたしますので少々お待ちくださいませ。