みなさまこんにちは。
あしたの箱の松平です。
もう3月ですね。
虫も出てきちゃいました。
お元気にされているでしょうか。
あれからどうなったかなぁと気にかけてくださっている方もいらっしゃると思います。
しばらくの間、活動報告が止まってしまったこと、お詫び申し上げます。
状況がくるくる変わり、方向性を定めるのに少し時間がかかってしまいました。
クラウドファンディング終了から今までの約1ヶ月のことをわかりやすくまとめてみようと思います。実はちょっとショッキングな内容になります。
年明けから、クラウドファンディングと並行して、建築家のTさんと工事を具体的にどう進めていくかを話し合う中で、まず建物の劣化調査をしましょうということになりました。わたしは、これはなかなか微妙な選択だぞと思いました。
通常の物件であればもちろんやるべきかと思いますが、この物件に関しては、そもそも傾いているのはわかっていて、劣化してるのは一目瞭然だったわけで。
ただ、これからの設計の方向性を決めるためにはやった方がいいというTくんの迷いのない提案に、もうお任せしよう!ということでお願いすることにしました。
エフサイズの藤井さんの劣化調査の様子は、まるでお医者さんの診察のようでした。
「どこか痛いところはないですか?気になるところはありますか?」
天井や外壁を覗き込みながら、藤井さんはそんな会話を建物としているように思えて、ふと、家が喜んでいるような気がしました。お家もきっとそんな風に大切にされたいと願っているはずです。
さて、肝心の調査内容について。
まぁ大体予想していた通りでしたが。が!です。
細かいところを言うとキリがないので、致命的な箇所だけまとめると、建物の地盤が北側に落ちていることにより、北側に引っ張られるような負荷がかかり、構造的に弱くなっているということ。ゆえに、基礎部分を補強しないことには、お客さんは入れられないだろうということでした。
ということは、、、ということは、、、?
工事は床を水平にするだけのつもりでしたが、構造的補強の工事も必要になってくるということで、それはわたしの予算を大幅にオーバーするということを指しています。
これは、劣化調査しない方がよかったという話ではなく、ただ、最初からそういう物件であったということに他ならないと思います。
かなりのダメージをくらいながらもTさんと話し合い、冷静に状況整理をした結果、次の三択しかないだろうという結論が出ました。
1. 大家さんに現状を報告して、補強工事をお願いできないか交渉してみる。
2. わたしがこの物件を買い取ることが可能か。可能であれば自分で補強工事をする。
3. 上の二つがダメだった場合、この物件は諦めて他の物件を探す。
先週、大家さんと打ち合わせをして、とりあえず検討していただくことにしました。
さてどうなるでしょうか。とにかく毎日ずっとそのことが頭を離れない感じです。
いろんな思いが頭を巡りますが、とにかく目の前に起こるいろんなことを、ひたすら冷静にこなしていくしかないと思っています。
クラウドファンディングの本文の中で、3月をオープン予定にしていましたが、現段階ではいつ工事がスタートできるかまだ見えてきません。心待ちにしてくださっている方もいる中、予定通りにスケジュールを進めることができず、本当に申し訳ない気持ちでいます。さらに、3のパターンになった場合はこのプロジェクト自体が危うくなる可能性もある。せっかくクラウドファンディングでたくさんのみなさまに応援していただいたのに、ほんとにどうして!という気持ちです。
でも諦めずに頑張ろうと思っていますので、
みなさまどうかもう少しお待ちいただけたらと思います。
いい方向にまたスタートが切れるように、とにかく最善を尽くします。
今日、神社のおみくじを引いたら、なんだか意味深なことが書いてありました。
「影がかがみか、かがみが影か 拝む心が神ごころ」
わかるようなわからないような。
神様、いろいろむずかしすぎます!
いやほんまにどうしたらいいんだろう。
次回の報告に続く!