近所に10円パン屋さんと呼ばれる、パン屋さんがあった。
『おっぱいパン』という、おっぱいのカタチをしたパンが食べたくて。
でもお金がなかった。
幼稚園児の僕にはお金が無かった。
絵を描くことが好きだった僕は、お札を自分で作るというアイデアを思いつき、
毎日毎日お札をつくった。
『よし、これでいいだろう』
僕は自信を持って『10円パン屋さん』に行って、自分で作ったお札を出してこう言った。
『おっぱいパンをください』
でも売ってくれなかった。
何度もお札を書き直して、『10円パン屋さん』に掛け合った。
おばさんは、一生懸命に説明してくれた。
『違う』と。
母にも相談した。
『違う』と。
でも僕は、当時の僕に言いたい。
お前のチャレンジは犯罪かもしれない。
しかしだ。お前のチャレンジはこれからも続く、信じて戦えと。
僕の紙幣は偽物かもしれない。
絵空事かもしれない。
それでも、やりたいことをやる。
チャレンジをする。
サラブレッド野菜。
見たこともないような段ボールに包まれた、一級品のサラブレッド野菜を、皆さんにご堪能いただきたい。
残すところ、ほぼ一日。
現状厳しい支援金額…しかしながら『理解されるまでには時間がかかるかもしれないが、やりなさい』と複数名からのアドバイス。
現在までご支援をいただいた皆さまには感謝しかない。
ありがとう。
今回現実的に考えて、サクセスは難しいであろう。
でも、この経験が次に生きる。
このプロジェクトの未来は明るい。
堂々と王道をいく。
勇猛果敢で屈強なサラブレッド達のように。
やらない後悔は軌道修正できない。
サラブレッド野菜運営責任者
若勢 文太