私たちはバングラデシュで3番目に大きい都市であり、気候変動の影響を大きく受けているクルナ市で、青少年たちを対象に気候変動に関する教育を提供し、彼ら自身が気候変動や環境問題について考え、行動を起こすキャンペーン活動を実施しています。
今回は、この活動に参加した青少年の一人、ラキブル君からお話しを聞きました。
■なぜこの活動に参加しようと思ったのですか?
以前から環境問題に関心がありました。災害が増えている理由について学んだ際に、自分の生活スタイルにも要因があるということを知り、何かアクションを起こしたいと思ったのがきっかけです。
■気候変動に関する授業を通して何を学びましたか?また、どのように行動が変わりましたか?
水の資源に限りがあることを知り、水を大切に使うようになりました。以前は水浴びの際にバケツ3杯を使っていましたが、最近ではバケツ1杯以上は使わないようにしています。また、発電にどれだけのエネルギーが使われているかを学び、電気の無駄遣いをしなくなりました。以前は暑い日は家中のエアコンをつけていましたが、今は自分のいる部屋だけつけたり、涼しい場所に移動したりして、工夫しています。それから、以前は遊びで木の枝を折って遊んでいましたが、自然の大切さを学び、そのようなことはしなくなりました。自分の昼食代を節約したり家族に協力を呼び掛けたりしてお金を貯め、3か月で48本の木を植えました。
■どのように学んだことを周りに広げていますか?
自分が住む地区にはたくさんの子どもがいるのですが、この活動に参加しているのはたったの30人です。他の子どもにも仲間になってもらいたいと思い、友達や他のクラスの子どもにも学んだことを共有しています。
■将来への思いを教えてください。
10年後はこの事業で学んだことを次の世代の子どもに教える側になりたいです。地球環境を良くしていくための行動を継続したいので、これからも応援してください!
このように、バングラデシュではラキブル君のような子ども達が行動を起こし、地球を守るために積極的な役割を果たしています。皆さまからのご支援は、こうした子どもたちと共に、持続可能な未来を築く第一歩となります。これからも、応援をよろしくお願いいたします。
※当会へのご寄附は税の優遇措置(寄附金控除)の対象となります。