2016/06/30 20:51

「陰陽賽(おんみょうさい)」はクラウドファンディング達成後にリリースした二作目のボードゲームです。

プロトタイプはゲームマーケットのイベント企画として作成し、その後完成版としてルールを追加修正してリリースしました。

ゲームの概要

テーマはタイトルからイメージできるとおり「陰陽師」。
平安時代は双六(今で言うバックギャモンに近いゲーム)も流行ったとされることから、
「陰陽師+サイコロ」をテーマにし、舞台は御前試合としました。
白河法皇も「ままならぬもの」として双六の賽の目を挙げており、パッケージにはその歌も載せています。

ゲームでは写真のように4×4のマス目にサイコロを配置し、得点を競います。
ただし、普通のサイコロゲーム(ダイスゲーム)がサイコロの上面を見るのに対して、このゲームでは主にサイコロの「側面」を使います。

ゲームは2~4人で行いますが、自分の方を向いたサイコロの目がそのまま点数になります。
また各プレイヤーにはカードが配られており、そのカードに示された「色」が追加点になります。


カードは他のプレイヤーには見えないので、バレずに配置できれば高得点が狙いやすくなります。

このように「配置」と「転がす」を繰り返して、点数の高いプレイヤーがラウンドに勝利。
合計2ラウンド勝利したプレイヤーが最終的な勝者です。

ゲームの特徴

「サイコロを使いつつ、運の要素の低いゲーム」を目指しました。
その狙いはうまくできていると思っています。

派手な見た目と、1ラウンド15分ほどと短いながらも考えどころのあるルールが好評を頂いており、私が制作したゲームの中では現状一番の売れ筋です。
ぜひ頭を捻りながら楽しんでください。

限定拡張パック「二階建」について

今回のクラウドファンディングの限定拡張パックとして、「二階建」をお付けします。
商品としてリリースするには中途半端なので、おそらくはこのクラウドファンディング限定になるかと思います。

「二階建」は写真のような、大きなサイコロのようなデザインです。
(写真は試作品です)

これをスタート時に中央の2×2マスを覆うように置きます。

このゲームではラウンド中一回だけ「転がり上がる」という特殊なアクションが使えます。
これを使うとサイコロが重なることができるのですが、拡張パックではボードの中央が最初から「二段目」になります。

この結果、各プレイヤーから見えるサイコロの数は通常より多くなり、点数も高くなります。

標準ルールより乱打戦になりますので、点数を稼ぐ戦略も変わって来るかと思います。
いつもの「陰陽賽」とは別ゲームとして、二度美味しく楽しんで頂ければと思います。
上にもあるとおり、写真は試作品です。
お届けする際には、サイコロと高さが合うよう、高さをもっと低く調整します。

すでに「陰陽賽」をお持ちの方で「二階建」が欲しいという方

何らかのご支援を頂き、コメント欄に「二階建希望」と分かるように書いて頂けば、
リターン発送時に併せて発送させて頂きます。

すでに何名かから送付希望を頂いております。
いつも遊んで頂いてありがとうございます。