こんばんは。
和紙ラボTOKYOです。
皆さん、手すき和紙は何から作られてどうやって作られているかご存知ですか?
意外に何から作られているかご存知ない方も多いです。
実は和紙は植物から作られています。
楮(こうぞ)という植物をご存知ですか?
この木が主に和紙の原料になっています。(他の木で作られた和紙もたくさんあります)
これも和紙を知っている方以外にはなじみが少ないですよね。
桑の木の種類の一つで、落葉低木 になります。
それでは、この木のどこを使用するかをご存知ですか?
正解は、木の皮の中でも白い皮のみを使用します。
職人は、脇芽や枝がつかないように1本まっすぐに育てていきます。
そうすると皮が厚みが増していくからです。
当ショップでは、山ではなく下町の中にあるのでプランターで一部栽培しています。
だいぶ葉が落ちてきてもう少し寒くなってきたら刈取りシーズンが始まります。
そして、もう一つ和紙作りには大事な植物があります。
トロロアオイという植物で野菜でもあります。
大きな花が特徴でなんと、この花を食べることができます。
本来、夏のシーズンのみに開花するのですが、今年はずっと夏日が続いているためいまだに咲いています。
花が終われば実がなります。
何かの野菜に似ていますね。
そうです、オクラの一種で、別名「ハナオクラ」とも言われています。
和紙作りには、花でもなく実でもなく根っこが必要なので本来は、花や実を付けさせないのですが、つい暑い日々が続き咲いてしまいました。
トロロアオイの根っこの粘り成分が和紙作りには大きく必要になります。
こちらも今月には収穫しなければならないのですが、時期がズレてしまっています。
大きな根に育っていることを願うばかりです。
さて、収穫や刈取りが終わると和紙を漉(す)くための原料作りが必要です。
簡単ですが、こちらの動画をご覧くださいませ。
リターン商品の中に手すき和紙作りのワークショップがあります。
そちらで皆さまにも原料作りの一部を体験頂けます。
是非、ご自分の手でどんなものかを体感してくださいませ。
目標金額までは、まだまだ道のりは遠いです。
熱いご支援を心よりお待ちしております。