「地球らいぶ」は2年半前につくり始めました。最初は8ページで、ウェブで記事を公開するだけでした。知名度もまったくなかったため、なかなか読んでくれる人はいませんでしたが、数名の方が真剣に読んでくれ、メンバーも記事を一生懸命書きました。そのようにして1年ほどウェブでの公開を続けました。ある日、筑波山地域ジオパークのつくば市担当課の室長さんとお話をする機会がありました。私達夫婦(もっくん珈琲)が地質学科出身ということもあり、地球レーベルとして筑波山地域ジオパークに関わりたいということを伝え、何かできないか相談をしました。そのころ、ジオパークに関して一般市民や子供たちへの普及が課題となっていたため、ジオパークの記事を毎月「地球らいぶ」に掲載し小中学校へ無償で届けたらいかがでしょうと提案をしました。懸念されたのはウェブから紙面化する際の資金ですが、つくば市のアイラブつくば補助金をいただくことで印刷費をつくることができました。継続は力なりという言葉がありますが、毎月星や海やいきものの記事と一緒に、雑誌の最初のコーナーに筑波山地域ジオパークを特集すれば、他の興味のあるコーナーを見ながら次第にジオパークについても目を通してくれるのではないかと考えました。そのようにしてはじめはつくば市の小中学校に配り始め、その後多くの方の協力で、今では茨城県内4市110校に配布をしています。「地球らいぶ」は決してセンセーショナルなすごい記事を掲載した雑誌ではありません。むしろ地味であったり、普通のことであったりするかもしれません。しかしその分、身近で親近感のわく雑誌であると思います。学校にいつも届き、茨城県の子供たちにとって身近で当たり前にある雑誌を目指して毎月編集しています。「継続は力なり」という言葉を出しましたが、雑誌を学校に送り続けるには、自立運営の仕組みが必要になります。いま頂いている補助金もあと来年1年となり、「地球らいぶ」の内容のステップアップおよび1年半を目処に自立運営へ移行するための資金としてクラウドファンディングを立ち上げました。あと2日となりましたが、もし賛同頂けましたら、ご支援頂けますと幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
(※写真は、先週行われたつくばコーヒーフェスティバル2023のなかで、企画として地球レーベルが担当した街なか自然発見スタンプラリーのときの岩石地衣類解説ツアーの様子)このプロジェクトは、2024年4月から1年間、茨城県の子供たちに地域の自然情報を毎月雑誌として届けたいというものです。現在、地球レーベルではつくば市の補助金を頂き、つくば市、土浦市、常総市、ひたちなか市の公立小中学校110校へ季節や自然を伝える雑誌「地球らいぶ」を無償にて1部ずつ届けています。地球らいぶの目的は知識を与えることではなく、そこで目にしたもので、実際に子供たちが外に出たときに、地域の自然や季節、あるいはもっと大きく地球そのものを体感するきっかけになってほしいというものです。このプロジェクトで目指している「地球らいぶ・茨城」は、茨城県の小中学校に無償で毎月配布するということが最も重要なコンセプトです。無償で学校へ届けるための継続的な事業計画として一般の年間定期購読販売、県内の書店販売等を行っていくこととしていますが、そのために必要な初期資金として今回のクラウドファンディングを立ち上げました。具体的には、現在200部印刷をし110部を学校へ届け、90部を販売分としていますが、書店で扱っていただけるように一般雑誌化するため、ページの増加(20ページから40ページへ)および印刷部数増加(200部から500部)を検討しています。また雑誌コードやJANコードを取得します。今回設定した100万円のうち60万円は1年分の印刷費で、残りはリターン、クラファン手数料という内訳です。来年1年間、小売、年間定期購読、書店販売等を拡大していき、1年半後を目標に月々5万円の経費を捻出する計画となっていまして、そこまでの活動資金としてこのクラウドファンディングを立ち上げました!ご賛同いただけましたらご支援頂けますと幸いです。どうぞ宜しくお願い致します!地球レーベルメンバー一同
さて、今週末の土日は、つくばセンター広場にてつくばコーヒーフェスティバル2023が開催されます。私はもっくん珈琲としてひたすらコーヒーをたてていますが、会場内企画として地球レーベルが「街なか自然発見スタンプラリー」を行います。自然というと、山や川、海などを思い描きがちですが、街なかにもいくらでも面白いものがあります。そこに目を向けるか向けないかで景色がまるで違って見えます。今回のスタンプラリーも、一通り巡るときっと世界が違って見えると思います。無料ですので、コーヒーフェスにご来場の際はぜひ参加してみてください。スタンプラリーには入れていませんが、人ももちろん地球の構成要素です。美味しいコーヒーや食べ物を食べながら、人がつくるコーヒーフェスティバルという空間も、スタンプラリーで観察した生き物や岩石も地球の一部なのだと感じて頂けたら幸いです。ぜひコーヒーフェスティバルでお会いしましょう!お待ちしています(^^)
~事務スタッフ&ハンドメイド作家かなさん(Le Ciel*Vent) より~昔から、窓の外でぴかぴか光る稲妻をずっと見ていたり、瞬く星をただただ眺めていたり、空を見上げることが好きでした。もっくん珈琲に伺った際に、地球レーベルの活動についてお話を聞き、地球科学に関われるのならば!と、お手伝いさせてもらうことになりました。今の時代、ネットで検索すればなんでも情報が出てくるので、自分の好きなこと、知りたいことについてはすぐに詳しくなれます。でも、そんな時代だからこそ、ページをめくると、植物や星空、筑波山地域ジオパークなど、とりとめもないほど様々な分野のことが載っている地球らいぶを見てほしいと思います。私自身、これまであまり触れることのなかった生き物や歴史について知る機会を得られ、面白いと感じました。子どもたちはちょっとしたことがきっかけで、興味を持ったり、発見したり、楽しめることがたくさんあると思います。地球らいぶがそんなきっかけの一つになってくれれば嬉しいです。普段、ハンドメイド作家としても活動しています。天文研究会に入っていたこともあるくらい、星空が大好きなので、星座を一針一針刺繍した、くるみボタンを作りました。星の明るさや色の違いを糸によって表したオリジナルデザインです。(手作りでまったく同じようには製作できないため、写真は参考となります。)Le Ciel*Vent
みなさま、この度はご支援誠にありがとうございます! こんにちは、地球レーベル代表で海の生き物担当のひとでちゃんです☆ 代表といいましても名ばかりで、おそらく一番自由にやらせてもらってます。 でもこの名ばかりということを私はとても嬉しく感じています。 なぜなら、メンバーが本当に優秀で最高だから。 結成秘話はよっちゃんが以前に書いてくれたのでそちらを読んでいただけると嬉しいのですが、 私は元々一人で活動していました。地球レーベルを結成し、仲間が増えていくことがなかったら絶対に成し得なかったことがたくさんあります。 雑誌「地球らいぶ」もその一つです。 地球らいぶの見どころは、なんといっても色んな自然情報が詰まっていること! 石、虫、植物、海の生き物、星、魚、地衣類、歴史、山、世界の絶景、体、素粒子、アートなどなど。 ちょっとゴチャゴチャ。急に全然違う話題が来るからビックリする。とも言われます(笑) 自分の好きなことだけ専門的に学ぶのも楽しいです。 でも、私は地球レーベルの活動を通じて“色々なものに触れて多角的に見てみる”という面白さに気づきました。 思いもよらなかったことから、ずっと分からなかったことの答えがアッサリ得られたりするのです。 また昨今は自分の欲しい情報だけが集まりやすい傾向にあります。 雑誌という形で自分の意図しない情報にも触れることは新たな好奇心を呼び起こし、世界が広がるきっかけにもなると思っています。 それもこれも、やっぱり色々なバックグラウンドを持つメンバーや協力してくれる方がいるおかげ。 そして編集や校正、事務作業をしてくれるメンバーがいるおかげです。 地球レーベルという団体名の“レーベル”には、「同じ趣味を持つ人々のコミュニティー」という意味があります。 地球を愛し、共に楽しむ仲間たち! そう。ご支援くださった人、地球らいぶを読んでくれている人、観察会参加してくれる人、とにかくどんな形ででも地球レーベルに関わってくれるすべての皆様を私はすでに地球レーベルの一員だと思っています。 これからもぜひ一緒に地球レーベルを盛り上げてください! よろしくおねがいします。