
とても悲しいご報告となります。
仮名 おかあさん
1月24日の午後に逝去しました。
推定年齢は11歳~12歳くらいです。
(経過報告が出来ておりませんでしたので
長文ですが経緯をご報告いたします)

おかあさんの異変を感じたのは
1月19日の夜です。
元々、おかあさんは良くお水を飲む子でした。
いつもお水を飲んでお口の周りを
水浸しにするので飲み方が豪快な子でも
ありました。
室内でフリーにしている子が数頭いるので
飲み水が無くなる事もあり
私もなるたけ飲み水の有無を確認していますが
飲み水が無いと必ず教えてくれるのが
おかあさんでした。
そんなおかあさんが飲み水の容器のそばで
私の方をじっと見つめていました。

お水が無い時のお知らせのポーズは
飲み水の容器のそばから私を無言で見つめるか
目の前まで来てお座りをし
じっと私の目を見て訴える
の二種類でした。
お水が無くなっていんだね。ごめんね。気付かないで。
と直ぐに近づいてお水を入れようと見たら
容器にはお水が入っていました。
あれ?と思いながら
おかあさんからしたらお水の量が少ないと
思ったのかな?と思い
お水を継ぎ足して様子を見ました。
すると…お水を飲もうとするも
飲めない…を繰り返していました。
その後もおかあさんの様子を見ると
ほんの少し後ろ足にふらつきを確認出来ました。
夜中だった事もあり病院への受診は
翌日にする事にしました。

翌日、病院に連れて行き
・血液検査
・レントゲン検査
・フィラリア検査(保護時、フィラリア陽性強)
をしていただきました。
自宅から車に乗せる時に鳴いて暴れたので
病院でも暴れてしまいました。
日頃、鳴かないおかあさんが行きの車内で
鳴き続けるのはとても心が痛みましたが
様子を見て治る様な状況では無いと判断し
ストレスにはなる。と思いましたが
病院に連れて行きました。
診察台の上でも降りようとするので
レントゲン検査はおかあさんの様子を見て
行うという事になりました。
無事に全ての検査を終え
検査結果の説明となりました。
フィラリアは陰転しており一安心。となりました。

血液検査、レントゲン検査共に
今回の症状に起因するような数値や様子は無く
もっと詳しい検査(エコー検査)などをしないと
原因は不明。との事でした。
おかあさんの様子から恐らく脳神経系の病気の
疑いがある。との事で
1週間お薬の服用で経過観察となりました。
お水が飲めていないので皮下点滴と注射をしていただき
週末に再診予定としましたが他の症状が現れたり
急変した場合は週末を待たずに再診する事ともしました。
帰宅後、しばらくウロウロとあちこち歩きまわり
おしっこを何回かした後にお薬が効いてきたのか
寝てしまいました。
いつものヒダリーくんの傍で寝ていました。

その日は水分はほぼ取らず、ご飯もウェットフードを
わずか口にしただけでした。
翌日(1月21日)
シリンジでぬるま湯を数回にわけて飲ませましたが
その後、嘔吐しました。
嘔吐した後、後に仰け反る為、時間外ではありましたが
直ぐに病院に向かいました。
病院に向かっている間も鳴いたり吠えたりする都度
後に仰け反る状態でした。
その日も前日と同様、皮下点滴をしていただき
併せて吐き気止めとステロイドの注射を
していただきました。
処方されたお薬は飲み込みがまだ出来ていたので
飲んでくれました。
その後は明け方までずっと徘徊しており
時々、トイレスペースまであるき
うんちをする様な仕草でグルグルと回っていました。

1月22日
この日も皮下点滴と注射をしていただきました。
立ち上がりがかなり難しい状態でしたが
支えると立ち上がりサークルに沿ってゆっくりですが
歩いていました。
フリーにしていると自分でベットにあがろうとし
上がりきれずに転倒するのでメッシュサークル内で
過ごしてもらう事にしました。

1月23日
昨夜からの様子で時間を追うごとに自力で立ち上がれなくなった
為、朝から病院に。
立とうとするも四肢に力入らない。
昨日から眼振を確認するようになったが
眼振度合が高くなっていた。
また伏せの状態で寝ていたのが真横になった状態になり
時折鳴きながら前足をバタバタさせるようになりました。
それでも強制給餌する時は顔を動かしたり
美味しいと感じてくれたのか
催促する様に顔を前に出してくれていました。
1月24日
朝から完全に横になった姿勢で殆ど動かず。
病院にて皮下点滴と注射をしていただきました。
午後から仕事だった為
病院から戻ったおかあさんを
ベットに寝かせました。
先日までは自力で動こうとして
ベットから落ちそうになり危険だったので
メッシュサークルに入ってもらっていましたが
動かない状態であればベットから
落ちる事も無い。
元々、おかあさんはベットの上で毛布に
乗っかって寝るのが好きだったのと
実の息子であるヒダリーくんに
かけている毛布とヒダリーくんに
よっかかって寝る事が多かったので
おかあさんが少しでも安心して寝れる様に。と
ヒダリーくんの真横に寝てもらう事にしました。

午前中に病院に行く時は鳴く気力も無かったのに
病院から帰る時は鳴いていたので
少しは良くったんだな。と私自身、思っていました。
少し呼吸が荒かったのも
帰宅し、ヒダリーくんの介護枕を使って
楽な姿勢にしたら落ち着いたので
おかあさんには昨日美味しそうに
食べてくれたケーキを今日も
買ってくるからね。と言って
頭を撫でて仕事に行きました。
そして仕事から急いで帰宅したところ
おかあさんは亡くなっていました。
とても穏やかな表情だったので
体に触ってみるまで
亡くなっている事に気付かないほどでした。
ほんのり暖かかったですが既に硬直が
始まっていました。
正直、どうして?どうして?
としか思いませんでした。
まだ原因を探している経過でもあり
恐らく脳神経系の病気ではあり
場合によっては寝たきりになる可能性も
私自身も心のどこかで感じていましたが
こんなにも直ぐに亡くなる状態とは
思えませんでした。
先生も同様で寝たきり状態からいずれ…とは
思われていたようですが急変するとは
思われていませんでした。
本当に急で、かなしいよりさびしいより
どうして?しか思いませんでした。
1週間の内にあっという間に
本当にあっという間に
おかあさんは逝ってしまいました。
おかあさんの表情がとても穏やかっだったのが
唯一の救いでした。
徘徊と転倒が酷くなっていつも寛いでいた
場所からサークルに移動させていたのを
いつもの場所に戻せたのも
救いだったかもしれません。




