一ヶ月以上も保護犬達の様子をご報告もせず申し訳ございません。ヒダリーくんに関しましてはシュウ酸カルシウム結石という溶けない結石を患っている為、再発防止を含め二週間に一度の割合で定期的に病院にて膀胱洗浄をする事になりました。昨年の11月に異変があってからずっと通院や入院でお世話になっている病院ですがヒダリーくんは未だに病院に慣れておらず診察台の上で唯一動く首と頭を使って診察台から降りようとします。初見のスタッフさんもいらっしゃるので寝たきりだけど器用に動いてしまうので診察台から落ちない様にお願いします。とヒダリーくんの様子を必ずお伝えさせていただいております。脊髄腫瘍については日々のヒダリーくんの様子で異変があればその都度病院に相談になっています。痛み止め、炎症止めも継続して服用しております。今の所、食欲不振も見られず現状維持と思われます。手術をしない事になりましたがサプリなどで精髄腫瘍の進行が少しでも緩やかになれば…と色々と探しましたが種類が存外にあり悩んでいました。また結石との兼ね合いで結石に影響のない物を考慮すると難しい面もあり結石にあまり影響がなく腫瘍にも影響のないといわれる舞茸をフードに入れる事にしました。理想は干したマイタケを粉末状にして療法食の缶詰に混ぜる方法でしたがなかなか乾燥する余裕が無くマイタケとお肉を細かくカットした物を煮てフードに混ぜています。美味しいのかフードに混ぜている時に待ちきれなくて鳴いて催促します。定期的に行っている膀胱洗浄ですが毎日排泄はしているものの出きっていない事もあり毎回かなりの量が出ます。濁っている場合とそんなに濁っていない場合もあり毎日、小さな変化が無いかを気を付けて見ております。ヒダリーくんのおしめの交換や体位の変更も以前より短い時間で行うようにしているため数時間で帰宅しケアをしており保護犬達の写真も10月からあまり撮れない状況になっております。そんな中、11月に入ってヒダリーくんの膀胱洗浄で通院した時いつも以上に病院に来ている患者さんが多くシェルターに戻ったのが夜の9時半くらいでした。私の不在中に、朔くんが大怪我をしており傷の状態を確認したところ早急に手当が必要だと判断し、かかりつけ病院に連絡をしました。遅くまで病院を開けてくださっていましたが私が朔くんの状態を確認し電話をした時間が夜10時を回っており留守番電話になるだけでした。最低でも翌朝一に病院に連れて行ける様に車に運ぼうとしましたが怪我をしてる事で棚の奥の方に入り込み全く出てきてくれませんでした。むりやり抱え込むと傷口に触る事にもなり更に嫌がって暴れており車に運ぶのも難しい状況でした。深夜にも関わらず知人のボラさんが手伝いに来てくださりなんとか朔くんを車に乗せる事が出来ました。シェルターの子達のお世話を終え、自宅に戻る際車内の朔くんの息が少し荒くなったのでダメ元でかかりつけ病院に直接行ってみました。たまたま電気がついていたので呼び鈴を鳴らすと院長先生がまだいらっしゃって直ぐに対応くださいました。傷は深くないので出血も見た目程ありませんでしたが広範囲に傷があるのでその場で入院の手配をしてくださり翌日手術の流れになりました。手術も滞りなく済み退院となりましたが退院後、他の子と隔離の為のサークルから無理矢理脱走をこころみ手術箇所をサークルのどこかにひっかけてしまい少し糸が浮いてしまいました。再縫合の必要は直ぐにはありませんでしたが少し傷口が開いていたため翌日から3日間、傷口の消毒と抗生剤の注射の為通院となりました。サークル内での排泄時にどうしてもサークルから出てしたいらしかったので建物内にてフリーにし様子見としました。食事もカラー装着のせいか、毎日の通院でストレスなのかいつものフードには見向きもしなかったので朔くんだけ手作り食に切り替えました。昨日から、いつものフードでも完食してくれるようになりました。怪我の要因は恐らくになりますが当シェルターの周りには野良犬が時々来ます。数年前に比べると野良犬の頭数は減りましたがそれでも野良犬のテリトリー内にシェルターがあるのでシェルター前の道路を野良犬が行き来します。野良犬がシェルター前を通過するとどうしても当方の犬達も吠えます。シェルターの周りは一部はコンクリートの壁ですが道に面している方は柵なので見通しがとても良いです。目の前にいる野良犬に対して移動しながら吠えている時に保護犬同士がぶつかりお互いが興奮状態の時があるとちょっとしたケンカになる事があります。いつもであれば私もいるのでケンカがヒートアップする前に制止しているのですが、私が不在時にその様な状況になったのでは。と考えています。とても広いシェルターなので区切って隔離する事が難しい点もありますが、私の不在時にこの様な事が無いように対策するつもりです。朔くんの抜糸の予定はまだなのでもうしばらくはカラー生活で頑張ってもらおうと思います。
ヒダリーくんの今後のケアに関してのご報告ヒダリーくんをはじめ保護犬達へいつもご支援賜りありがとうございます。先週、脊髄腫瘍をMRI検査し腫瘍の実際の状況や原発や転移は無いか等を確認しました。腫瘍を切除する事は可能だが脊髄の中に出来ている為全ての腫瘍の切除は難しい事また脊髄を切除する事になる為切除したからといって脊髄の機能が回復し再び歩く事が出来る…という可能性がかなり低い事手術に関してはリスクが高い事再び歩く事が出来る事の確率と手術のリスクを鑑み手術はせずにヒダリーくんの状態を見ながら必要なケアをする事にしました。放射線治療も他の子達を抱えながら大学病院まで何度も通院する事、費用面でもかなり難しい事もありお薬で痛みを緩和する事にしました。何がベストな選択か正直わかりません。費用面がクリアできたのであれば積極的な治療をするのか?と問われれば通院を毎回自分が出来るのか?というと無理が出てきます。費用と人手と時間…全てに余裕が無い限り難しいと判断しました。1度だけならできるかもしれませんが継続治療してこそ効果があるのです。ヒダリーくんがいつどのタイミングでご飯を食べられなくなるのか?痛みに耐えられなくなるのか?全くわからない状態です。今のヒダリーくんは寝たきりですが毎日おしゃべりをしてくれます。ご飯の支度をしていると待ちきれなくて首と頭でズンズン動いてきます。結石があるので今までの様な他の子達と同じオヤツは極力あげず結石の子用のオヤツをヒダリーくんに準備しました。ビスケット系は元々好き嫌いがあったので心配しましたが気に入った様で自分しかもらっていないオヤツだと直ぐに認識して周りの子達の顔をドヤりながら見て今日もボリボリ食べました。結石の手術痕も良くなり食事も伏せの状態でしております。寝たきりになる前は食事はとてもゆっくりしていたヒダリーくんですが寝たきりになってから早食いになってきています。伏せの状態は自力でキープ出来ないので私が体をささえながらの食事になります。体を支えながらだと食べるスピードのコントロールが出来ないので今後は伏せの状態がキープできる犬用の寝具も活用していこうかなと思っています。ヒダリーくんのケアの事でこれから先、色々な問題に直面するかとも思います。その時はまた皆様にお知恵をお借りしたいと思いますので宜しくお願いいたします。※写真は食後、数分だけ自力で体勢キープ出来ているヒダリーくんです
ヒダリーくん、昨日(10/3)、MRI検査をしました。今後のケアを考えるにあたり、想定してケアをした事がヒダリーくんの病症に合っているのか?合っていなくて余計に苦しい状態にならないか?と考えた結果、実際の腫瘍がどんな状態なのか検査する事で最善の方法が見つかるのなら。という思いでMRI検査をする事にしました。かかりつけ病院から大学病院に紹介状を書いていただき最短の10/3に予約が取れました。そしてそのMRI検査の結果想定していた中で一番良くない状態でした。午前中の事前検査で全身麻酔をするにあたり問題は無かったものの左の肺が肺炎になっていました。ヒダリーくんの様子からMRI検査をしても大丈夫だろう。との事で午後から全身麻酔をしMRI検査となりました。また検査中に場合によっては造影剤を使用する。との説明があり、患部をより鮮明に検査する為に造影剤が使われました。かかりつけ医で判明した首の骨の6番から7番の間にある腫瘍は恐らく悪性との事でした。また腫瘍自体は脊髄の中にある。との事でした。この腫瘍が脊髄の外にあり脊髄を圧迫しているのであれば手術で切除する事により圧迫されていた脊髄が機能を取り戻し再び歩く事が出来る可能性は高い。との事でしたがヒダリーくんの場合は、切除しても脊髄の機能が元通りになる可能性は極めて低い。と言われました。手術自体は出来る場所との事でしたが全てを取り除くのはとても難しい状態だそうです。他に転移は無いか?脊髄以外に原発となる腫瘍は無いのか?も確認していただきましたが現時点で原発も転移も無いとの事でした。今後のケアの方針を決めないといけませんが自分の中で何がベストなのかがまだ決まっていません。転移もしていない事で今後のケアの中に抗がん剤治療は選択肢の中には入っていない。との事でした。手術をし、取り出した腫瘍を調べどの薬が効くのか確認し、放射線治療をするのか。取り出さずに放射線治療を行うのか。手術も放射線治療もせずに痛みが出た都度痛み止めを処方したり、食事が出来なくなったら点滴で処方したりにするのか…方針を決めないといけません。また肺炎についても、恐らく寝たきりで食事をしているのが要因では?との事でしたので今後のケアをどうするか含め、かかりつけ医とも相談し決めていこうと思います。昨夜はまだ完全に麻酔から目が覚めておらずウトウトしている状態でした。23時30分以降なら食事は可能です。と案内がありましたが目を開けていても焦点が定まらない様子だしお水を飲むと直ぐに寝てしまうので誤飲を防ぐ為にも昨夜はそのまま眠りについてもらいました。今朝は、昨日よりもすっきりした表情でした。麻酔の効果もすっかり無くなった様で少しずつですがご飯を再開しました。結石の手術後、手術痕が開くといけないのでずっと寝たままの食事でしたが今日は久しぶりに伏せの状態で支えながらご飯にしました。食後も少し伏せの状態を保ってから横にする事にしました。色々な事が重なり、一度に対応しなくていけなくて私自身も試行錯誤しながらケアしております。同じケアなら辛いよりヒダリーくんが穏やかに過ごせる様に。を一番に考えたいと思います。最後になりましたが、今回の検査費用をご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。G様O様O様M様K様Y様からのご支援金の93,000円をこの度の検査の費用の一部に充てさせていただきました。本当にありがとうございます。
ヒダリーくんのCT検査の結果が判明しました。「脊髄腫瘍」でした。背骨の7、6番目の間に腫瘍が見られました。腫瘍が脊髄を圧迫しているためヒダリーくんの四肢は徐々に動かせなくなっていました。現在、ヒダリーくんは寝たきりです。左前足がほんの少し自力で動かせる程度です。今後腫瘍が大きくなり骨を圧迫し続けるとその少しでも動かせる足も動かなくなり痛みも増し、食事も出来なくなる。との事でした。排泄も自力排泄が出来なくなる。その症状がどれくらいのスピードで進行するかはわかりませんが今の症状が回復する事はありません。なので突然死もあり得る。とMRIでさらに詳しく調べれば手術可能な腫瘍なのか可能であれば手術も選択肢のひとつになります。ただし、術中に亡くなる可能性は高い。とも言われました。MRIと別に生検検査も選択肢のひとつと説明がありましたがMRI検査の出来る山口大学動物医療センターで生検検査が出来ないかもしれない。脳髄駅検査で詳しく調べる事も出来るがMRI等の検査は全身麻酔なのでリスクがゼロでは無い。詳細な検査の結果、手術不可能な場合、放射線治療、抗がん剤治療の選択もあるが定期的に山口大学動物医療センターへ通院する事や費用がかなりかかる事。などの説明がありました。病院側はCT検査の結果、今後おこりうる事、今後の治療をどうするか?などの選択をする上で色々な事を説明くださいました。費用面もですがそれぞれにリスクがあるという事。ヒダリーくんにとって何がベストかを考えるにしても検査をするのであれば早い方が良いという事。正直、一晩では考えがまとまらない状態です。手術を選択しなかった場合、もちろん症状は悪化すると思います。痛み止めや点滴など対処療法はしていただけるとの事ですがヒダリーくんの事を思うととても辛いです。いつ、どんなタイミングでどうなるか正直わかりません。詳しい検査(MRI)を行い可能な治療があればそれを選択するのか?検査もせず出てきた症状に都度対応するのか?脊髄腫瘍の子をケアするのが初めてな事もありますがいつ、どんなタイミングで次の症状が出るのかがわからないという漠然とした不安もあります。病院で説明を受けている時は先生の言葉を聞き洩らさない様に必死になって聞いていたのですが病院からの帰り道に現実の事なんだとこの前までは元気に走り回っていたのに愛嬌のあるくりくりとした目はとても表情豊かでおしゃべりもしているのにどうしてヒダリーくんが…と思わずにはいられませんでした。まだまだ自分でご飯も食べて排泄もしっかりして結石の手術も乗り越えてくれたヒダリーくん。どうするかは私の決断になります。もし、こちらの投稿を読んで同じ病気の子をケアした事のある方がいらっしゃいましたらどんなケアをされたのか教えていただけると嬉しいです。ヒダリーくんにとって最善のケアをし続けたいと思っております。
ヒダリーくん退院しました。土曜日(9/7)のお昼過ぎに予定通りに病院に電話したところカテーテルを抜いた後も問題無いとの事で当日の午後の診察受付が終わる時間帯にお迎えに来てください。との事でお迎えに行きました。縫合した箇所が箇所なのでまだ腫れていて痛々しくもありましたがヒダリーくんは帰れる!とばかりに先生からの説明を受けている間もずーっと鳴きっぱなしでした(;´∀`)抗生剤を5日間処方いただき抗生剤のお薬を飲み切った時点で再診となりました。結石も取り除きカテーテルを外した後も排泄に問題は無いが万が一、丸一日排泄がなければ直ぐに受診するように。との説明がありました。摘出した結石の検査結果も出ており現在食べている療法食で良いとの判断もいただきました。切開した箇所が箇所なので縫合痕もまで腫れていてとてもいたいたしいですが縫合箇所がおしっこで濡れないように…との説明もありました。帰宅すると変わる変わるヒダリーくんの匂いを嗅ぎに来る子がいて荷物などを片付けたり夜斗がこけていたので補助していてひと段落したのでヒダリーくんの様子を見に行くとお母さんが早速ヒダリーくんの傍に張り付いていました。やはりお母さんだけあって子供の事が心配だったんだなあ。としみじみと思いました。ヒダリーくんの表情も以前の様に明るくはっきりした感じになりました。手術に関するお薬も今までの痛み止めなどのお薬の投薬は続きますしCT検査の結果もこれからですが無事に退院出来た事が心から嬉しかったです。ヒダリーくんの事をご心配くださった皆様ありがとうございました。