2. ありがとうの気持ちをこめて 皆さまとともに歩んだ20年
4. 未来を描くことを支える「もの」「ばしょ」「ひと」を育てたい
6. 本がつくる、私の未来のものがたり〜子どもへインタビュー
はじめに
本プロジェクトページをご訪問いただきありがとうございます。特定非営利活動法人エファジャパン(以下、エファ)です!
エファは、2004年の設立。特に力を入れているのが本の活動です。
生きていくための知識を得ることができる本、未知の世界に向けて扉を開き、
想像力や共感力を育み、自分の生き方をも授けてくれる本 ──
エファは本の力を信じ、子どもたちに本を届ける活動を行っています。
しかし活動を続けている中で、カンボジアやラオスの障害がある子どもたちが、利用可能な本が皆無に等しい現実に直面しました。
そんな願いから、「ないなら、つくろう」と、ラオスの母語であるラオ語と、カンボジアのクメール語でのアクセシブル(利用可能な)図書の開発に挑戦しています。
カンボジアの弱視の子どもは、本に顔を押し付けるようにしながら読んでいます。
今回のクラウドファンディングでお寄せいただいたご寄付は、特に障害がある子どもたちが利用できるデジタル図書の開発や図書購入に充てさせていただきます。
また教材があっても、人がいなかったり、仕組みがないと、子どもたちには届きません。
今回のご支援は電子書籍開発を含む「もの」、図書館員を育てる「ひと」、図書室を整備する「ばしょ」を整えていくための活動に使わせていただきます。(詳細はこの後の文章をご参照ください)
またエファはこの活動をカンボジア、ラオスだけではなく、「読書のバリアフリー」が課題となっている日本でも適用していきたいと計画しています。
このイメージ画のように、みんなが笑顔で集える図書館をつくります!ご一緒いただけると幸いです。
1994年2月、全日本自治団体労働組合(自治労)は結成40周年を記念する国際協力事業として「アジア子どもの家」プロジェクトの取り組みを決定。資金援助や箱もの援助にとどまらない、「一般組合員の直接参加」による、子どもを取り巻く課題に対する継続的な協力活動の展開を目指すことを目的にスタートしました。
50の民族からなる国・ラオス。子どもの家では伝統文化を学びあうプログラムを提供しました。多文化を「違う」と思うのではなく「美しき多様性」と感じてもらえるように心がけました。
アジア子どもの家プロジェクトは2003年3月をもって支援を終了しました。翌、2004年10月、子どもの家プロジェクトの経験を受け継ぎ、平和・人権・開発・環境等の地球的規模の諸課題に対して、市民が主体的かつ直接参加できる活動を実施し、地球社会の課題の解決と公正な発展に寄与することを目的としてエファジャパンが設立されました。
団体設立から20年ー支えていただいた皆さまにありがとうの気持ちでいっぱいです。
そして、これからはより困難を抱える障害がある子どもたちが情報にアクセスできるように、世界だけではなく日本も含めた「本の飢餓」の解決のため歩んでまいります。
本の飢餓という言葉をご存じでしょうか?
開発途上国に暮らす障害者が利用可能な書籍(点字、音声、大活字本など)は非常に限られ、毎年出版される本の中でわずか1%以下と推定されます。世界盲人連合(WBU)はこの状況を「本の飢餓(Book Famine)」と名付けました。
カンボジアとラオスで現地の図書館、出版社、書店の調査を行いましたが、障害がある子どもたちに適した本は皆無でした。エファは、視覚障害者のほかに学習障害、知的障害、精神障害の方にとって有効であることが国際的に広く認められているマルチメディアDAISY(デジタル録音図書)の制作を進めます。
将来的には、現地の人たち自らが教材を制作するためのロードマップを考え、教材開発の中期計画を描いていきます。
本の飢餓の原因はさまざまですが、カンボジアやラオスの特徴は以下の通りですが、いま、戦争が続いている他の国や地域でも同じ状況が起こりえます。
長期にわたる内戦、紛争
このカンボジアの写真は今年2月に撮った写真です。カンボジアの内戦は恐怖政治を行ったポル・ポトが亡くなった1998年に終結したとされていますが、地雷などはまだ残されています。撤去されない限り、そこに村や学校ができません。
ラオスはベトナム戦争の際、投下され埋没している不発弾の数は約8,000万個に及ぶと推定されています。これまで除去された数は約170万個(約8,000万個中の約2.1%)に過ぎず、「世界一の不発弾の汚染国」といわれています。
参考)外務省「ラオス人民民主共和国に対する不発弾除去のための無償資金協力に関する書簡の交換」(令和5年4月27日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_001450.html
本を書く人の処刑、減少
ポル・ポト政権下(1975~79年)では、焚書政策がとられ、本は焼かれるなど廃棄されました。ポル・ポト政権後、カンボジア国立図書館に残っており、読める状態の本は500冊程度だったといわれています。
また作家の9割が処刑されるか、強制労働に耐えきれず命を落としました。本をつくりたくても、本を書ける人が一気にいなくなってしまったのです。
経済的な状況
ラオスで家庭訪問をすると、本がある家は皆無に等しい状態です。新型コロナウイルス感染症が蔓延していたとき、工場が閉鎖となり、経済的に困窮する家庭が増えました。生活は徐々に回復しつつありますが、まだコロナ前の状態には戻れていません。
本が買えないのは家庭だけの問題ではなく社会全体の課題です。紙の本はもちろん、電子書籍の開発できる環境がないといわれています。
エファは、限られた人材また経済状況の中でも「誰でもつくれて、誰もが活用できる」教材の開発を進めます。
2021年にカンボジアで障害がある子どもたちの学習支援を開始する前に、子どもたちや保護者への聞き取り調査を行いました。そのとき、ほぼ全員の子どもたちが「学校で、障害があることでからかわれる」「わかるまでに時間がかかるので授業についていけない」と答えてくれました。
あれから3年がたち、学校が終わってから通える安心・安全な環境で学べるチルドレン・スタディ・クラブの活動を開始。クラブの先生からわかりまで教えてもらったり、友達と一緒に勉強することで、いまではクラストップの成績を収める子どもも現れました「みんなと違うこと」は個性であり、その個性にあった環境をつくればよいのだと、子どもたちの成長が教えてくれました。
障害がある子どもにとって、学習をする上での適した教材や場所がない。そして一緒に歩んでくれる人がいないことが課題であると。
エファはこのクラウドファンディングを通じてお寄せいただいた支援と、自己資金(助成金、指定寄付など)を通じて、子どもたちに最適な「ばしょ」と「もの」、子どもたちの成長を支える「ひと」を育てていきます。
そして障害の有無にかかわらず一人ひとりの子どもたちにとってぴったりの「ばしょ」「もの」、そして成長を見届けてくれる「ひと」が、この世界に存在することを、エファは伝えていきたいと考えています。
キミに個性にぴったりの、利用しやすいものがなかっただけだ
障害がある子どもたちは「学べない」のではなく、学びを支える一人ひとりの個性にあった「もの」がないことが大きな課題です。障害のある子どもたちは、個々にあった学習スタイルがあります。一般的に市場で売られている本や教材が、彼らの学習ニーズや能力に合わない場合があります。
アクセシブルとは利用しやすい、近づきやすいという意味を持ちます。エファは、アクセシブルな教材の購入、開発に取り組んでいます。
■デジタル図書の開発
昨年度から開発を始めたデジタル図書ですが、クメール語(カンボジア)、ラオ語(ラオス)という少数言語がうまく読み込めない、合成音声が適切に出ないなどの課題に直面しました。そして何より特別なソフトウェアを使わなくても「誰でもつくれ、誰でも使える」形にできるようにしなければ、自立発展性は望めません。
特別なソフトウェアを使うのではなく、カンボジアやラオスだけではなく全世界で普及しているMicrosoft Wordを活用します。Microsoft Azureと連携させ、音声読み上げの、ハイライトの表示などを行います。ただ今でもエラーが出るたびに、バグを修正しています。
Microsoft Wordを活用して製作されたラオス語のデジタル図書のサンプルができました。
今年度からカンボジア語の図書の制作や、本格的に、現地で誰もがつくれて、誰もが使える仕組みづくりを進めます。
■図書の購入
事業対象地となるカンボジアとラオスで、出版、販売されている絵本を中心に購入し、カンボジアではチルドレン・スタディ・クラブに、ラオスでは対象となる2つの小学校の図書室に配布をしています。弱視の子どもたちもいるため文字の大きい本を中心に選んでいます。
■布絵本の呼びかけ
布絵本とは名前の通り、布でできている「触れる絵本」です。布絵本の中にはボタン、スナップ、カギホック、吸着テープ(マジックテープ)、ひも、ファスナーなどを用いて、はずす、はめる、取る、着ける、ほどく、結ぶなどの作業ができるものもあり、手指の訓練にもつながります。ボタン、ファスナ―などを触ることで、着脱衣の練習を楽しみながら行うこともできます。
布絵本とは何かをカンボジア、ラオスの人に知ってもらうために、サンプルとなる布絵本を日本で呼びかけています。もう使用しなくなったもの、またつくっていただける方はご一報ください。
キミが夢を描くための居心地のよい、安心・安全な場所をつくろう
「ばしょ」と聞くとユニバーサルデザインなど施設の「かたち」を想像するかもしれません。もちろん安全性に配慮した設計がされたスペースや遊具などがある空間は理想です。
エファは空間のデザインの一つ手前。もしかしたら前提となる「ばしょの空気感」を大切にしています。整った空間があっても、安心・安全を感じない所に、人は来るでしょうか?学校でクラスメイトから障害があることでからかわれ辛い気持ちを抱えている子どもたちが、来たいと思い、安心して過ごし、未来を創造・想像できる空気感をつくるように心がけています。
■チルドレン・スタディ・クラブ(カンボジア)
障害がある子どももたちが学ぶチルドレン・スタディ・クラブは、無償で場所を提供してくれた村人の高床式住居の1階の部分にあります。段差がないので足が不自由な子どもでもアクセスしやすくなっています。
クラブが開館して今年で3年目。いままで学校の授業についてこれなかった子どもたちでしたが中からクラスで1番、2番の成績を修めるケースが見られるようになりました。するといままで障害をからかっていた子どもたちの態度が変わりました。このように子どもたちが自らの力で、通っている学校を安心・安全な場所にする光景が見られます。
今年度は、図書館担当職員を配置し、各クラブに図書室を設置します。
■移動図書館(ラオス)
本に慣れ親しんだことがない子どもたちに読書をすすめても、ハードルが高いのが現状です。まずは読み聞かせなどを通じて、本の存在を知ってもらったり、読書の楽しさを感じてもらいたいと考え、ラオス国立図書館と協働で移動図書館の活動を行っています。
移動図書館の場では、初めてゲームや歌で子どもたちの緊張を解き、そのあとで絵本や紙芝居を用いた読み聞かせを行います。そしてそのあとで、好きな本を選んで読む自由読書の時間を設けています。
2024年も移動図書館の活動を継続します。
■2校のモデル小学校と図書室(ラオス)
移動図書館活動を通じて本を読む楽しさ、喜びを知った子どもたちは、日常生活の中で本を読みたいと願うようになります。その受け皿となる小学校図書室を2つのモデル校に設置して、移動図書館がない日でも本を読む機会を途切れさせない環境をつくっています。
2023年に学校の空き教室を図書室として整備する活動を行いました。
2024年はさらに必要な備品や図書を整備します。そして障害の有無にかかわらず、子どもたちが学び、楽しめる図書室の環境を整えます。
未来に向かって走り、時には立ち止まってキミと一緒に考えてくれるひと
本や場所は「もの」である以上、それを生かす「ひと」の存在が重要です。エファは、一人ひとりの子どもの障害について理解し、彼らの特性、彼らの学習スタイルやコミュニケーション方法にあった対応ができる育成しています。
エファが支援をしている障害児が学ぶ学校の先生の育成だけではなく、地域住民のリーダーにも障害児の特性、障害者と権利について学ぶ機会を提供しています。
子どもたちにとって、自分のことを気にかけてくれる大人の存在が何よりの心に支えになります。
■コミュニティボランティア教員と図書館担当の配置(カンボジア)
カンボジアのカンポット州で3カ所運営している障害児が放課後に通うチルドレン・スタディ・クラブに、教育局からトレーニングを受けたコミュニティボランティア教員を配置しています。子どもたちに教えるための教授法だけではなく、子どもの権利などについても研修を受けてもらっています。チルドレン・スタディ・クラブは月曜日から金曜日まで開いており、子どもたちがわかるまで寄り添いながら学習をサポートしています。
■保護者や集合村のリーダーを対象とした研修会(カンボジア)
誰に相談してよいのかわからず、一人で悩みを抱えている障害がある子どもの保護者がいます。チルドレン・スタディ・クラブで子どもたちが学んでいる間に、迎えに来た保護者同士が悩み相談や情報交換をする場面がよくみられます。
また保護者にも参加してもらう、子どもの人権に関する研修会、障害があっても取り組める農薬を使わない菜園づくりなどの職業訓練を行っています。加えて、クラブのある集合村のリーダーや子どもたちが通う学校の教員を対象とした研修会も開催します。
■障害児を考慮した学校の計画と個別教育計画研修会(ラオス)
ラオスでは障害児が通う首都ビエンチャンにあるモデル校2校で読書推進事業を実施しています。昨年は、ラオスの国内で長年にわたり障害児支援を行っている団体Aid Children with Disability Associationと協働で、ラオス国立図書館職員、パサイ小学校、サパントングヌア小学校の教員を対象とした、障害児を考慮した計画策定の方法を伝える研修会を実施しました。今年も引き続きラオスの人材育成に力を入れていきます。
■図書管理システムの導入と県立図書館職員の研修(ラオス)
エファはラオス国立図書館の協働で、県立図書館への図書管理システムの導入を進めています。
私たちは図書館で本を探すとき、図書館にあるコンピューターを使って本を検索するのではないでしょうか。
ラオスでは、県立図書館に図書管理システムが導入されておらず、図書館員はノートで貸出の記録をとっています。そのため蔵書管理、貸出しの管理など手作業でやっているため、時間がとられます。
また利用者も自分が読みたい本を探す際に、図書館員に尋ねねばならず、時間がかかります。
利用者と図書館員、双方の負担を減らすため、本の管理、貸出し管理などができるシステムを導入する支援をします。2024年はウドムサイ県立図書館での導入を予定しています。
(2023年にシステムを導入したルアンパバーン県立図書館)
ラオスは首都ビエンチャン都が障害児が通うモデル校の2校、カンボジアは農村部の集合村で事業を展開しています。
どちらも両国の障害児が通う図書館、読書推進の拠点として機能し、今後全国展開のモデルとなることが期待されています。
ラオス
ラオスの首都ビエンチャン都は、障害がある子どもたちが通うリハビリセンターのそばにある小学校2校を、障害児が通う対象校としています。サパントング・ヌー小学校では全児童の約4割、パサイ小学校は約3割が、障害がある子どもたちです。自閉症、ダウン症、知的障害、視覚障害など障害の種類もさまざまです。
教員はインクルーシブ教育(障害の有無にかかわらずすべての子どもを受け入れる教育)の現場で教える経験がなく、試行錯誤しながら授業を進めています。
カンボジア
3つの集合村に障害がある小学生から中学生までの子どもたちが放課後に学ぶチルドレン・スタディ・クラブを運営しています。3カ所のクラブで48人の障害児が学んでいます。
ダムナックアンピル:17人(内、女子9人)
トラピアングトミアス:15人(内、女子13人)
アングマックプリアング:16人(内、女子6人)
48人の障害の種類は以下の通りです。
【ラオス】アティターンさん
サバイディー、僕はアティターン、12歳です。お母さんと一緒に暮らしています。僕が生まれた時点で障害者であることを分かった時に、お父さんは僕たちを去りました。
僕の大好きな授業は算数です。絵本を読むのが好きで、時間があるときには歌を歌います。
僕は車椅子を使って学校に通っています。症状が悪化すると、休むことがよくあります。家から学校までの距離は約1キロです。毎朝、お母さんは僕のためにご飯を用意してから仕事に出かけます。
学校に行けないときは、家で教科書を見ながら復習しています。そして、本を読みたくなったら、借りていた本を何度も読み返します。僕の身体の不自由さで、やりたいことが制限されることがあり、少し寂しいです。それでも、お母さんはいつも僕のそばにいてくれて、仕事の合間には遊んでくれたり、美味しいものを買ってきたり、遊びに連れて行ってくれます。
たくさん勉強したいし、いろんな本を読みたいです。たくさん勉強して、お金持ちになって、お母さんを恩返ししたいです。
★アティターンはラオ語で祈りという意味です。アティターン君のお母さんは彼の来世に幸せな人間になってほしいからこそ、その名を付けました。
【カンボジア】サトスレイ・トーさん
私は、サトスレイ・トー。小学校6年生です。
赤ちゃんのとき、ポリオ(急性灰白髄炎)にかかりました。いまでも足に障害があり、歩くのが困難です。
「勉強する必要なんてある?どうせ障害者は仕事に就けないでしょ」
「障害者は、生きようとするよりも、死んだ方がいいんじゃない?」
いつもこんな言葉を投げつけられ、毎日、泣いていました。
村にチルドレン・スタディ・クラブができました。
同じように障害がありながらも学びたいと願う友だちと出会い、一生懸命勉強しています。
クラブの先生は、いつも温かいまなざしで私を見つめてくれます。
今年、何百人もの人が集まる式典に代表として選ばれ、詩の朗読をしました。
気が付けば、私をからかう人はいなくなりました。
私は将来、先生になって、障害がある子もない子も支えたい。
「私は、自分の夢を実現するために努力を続ける」
私たちのことを想い、支えてくれる、遠い国・日本で暮らすみなさまに、お礼とともに、私の決意をお伝えします。
いつかお会いできる日を楽しみにしています。
真に包摂した教育や社会とは何かを学び、行動する
2024年には、オンラインとICT(情報通信技術)を活用し、誰しもにとってアクセシブル(利用のしやすい)な図書や教材を開発していくのが目標です。
すべての子どもたちが可能性と創造性を発揮し、「自分ものがたり」を描ける社会に。
これからもどうぞエファとともに歩んでいただきますようお願いいたします。
【資金の使い道】
カンボジア:5,203,815円
①チルドレン・スタディ・クラブ(CSC)の運営:2,054,673円
②モデル図書室とCSC内の読書環境の整備:469,678円
③教材の購入、開発:660,920円
④インクルーシブ教育のトレーニングコースの受講:200,494円
⑤保護者に向けた研修会:261,763円
⑥生計向上のための家庭菜園事業:147,939円
⑦事業のモニタリングと移動図書館:175,224円
⑧管理費:1,233,124円
ラオス:3,185,012円
①モデル図書室の整備:217,223円
②移動図書館活動:577,125円
③対象の2校向けの教員研修:653,840円
④図書管理システム導入:913,550円
⑤管理費:823,274円
合計:8,388,827円
そのうち300万円を、今回のクラウドファンディングの第一目標においています。
できれば、第二目標の450万円、第三目標の500万円をクラウドファンディングで調達したいです。
【スケジュール】
カンボジア
①チルドレン・スタディ・クラブ(CSC)の運営:通年
②モデル図書室とCSC内の読書環境の整備:通年
③教材の購入、開発:通年
④インクルーシブ教育のトレーニングコースの受講:2024年9月~
⑤保護者に向けた研修会:2024年9月~
⑥生計向上のための家庭菜園事業:2024年9月~
⑦事業のモニタリングと移動図書館:通年
ラオス
①モデル図書室の整備:通年
②移動図書館活動:2024年10月~
③対象の2校向けの教員研修:2024年9月~
④図書管理システム導入:2024年11月~
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、(団体名)が発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。
寄付をされた方には、寄付金受領後、エファジャパンより「寄付領収書」を発行いたします。※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。
発送先:お届け先にご入力いただく「リターン/ギフトの発送先ご住所」にお送りします。
発行日:2023年9月30日付(CAMPFIREからの当法人への入金日)となります。
詳しくは、以下のリンクよりエファジャパンのホームページにてご確認いただく他、所轄税務署や国税庁のウェブサイトなどをご覧ください。
個人の方:http://www.efa-japan.org/support/kojin/
法人の方:http://www.efa-japan.org/support/hojin/
●ご支援にあたってのご留意事項
○本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
○ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応いたしかねますので、何卒ご了承ください。
○支援完了時に「応援メッセージ」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
○プロジェクト達成後は、ご支援時に入力いただいたお届け先の宛名と住所にてリターンをお届けします(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご支援時に入力いただいた宛名と住所に寄付金領収書及びリターン品をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。 (参考)支援時に記載したお届け先・備考欄の情報を変更したい
○ 本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
○ その他、ご支援に関するご質問は、こちらをご参照ください。
https://help.camp-fire.jp/hc/ja/categories/204192428
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る「自分が輝いていける道はこれだと思い、曲芸の世界に飛び込みました」鏡味仙成さんによる江戸太神楽曲芸をお届け!
2024/12/02 20:00ラオス・カンボジアでの活動では、読書を届けるだけではなく、子どもたちが歌やダンスなどを楽しむ時間をつくっています。こうした文化・芸能活動は、子どもたちの表現力やコミュニケーションスキルを培うのにも欠かせません。ところ変わって日本。江戸時代に広まった太神楽曲芸という伝統芸能があります。神事芸能だったものが、その後寄席の出現などに伴い舞台芸能へと変化したものだそうです。12/7開催のエファ20周年チャリティイベント第2部では、この太神楽曲芸をお届けします。江戸太神楽曲芸師の鏡味仙成さんディスレクシア(文字の読み書きに著しい困難を抱える障害)がありながらも、江戸太神楽曲芸師として活躍されている鏡味仙成さんをお招きします。「こどもの頃、読み書きが苦手で、学校の授業やテストがよく理解できず、家族からも心配されていました。そんな時、落語好きの両親に池袋や新宿の寄席に連れられて出会ったのが『演芸』でした。寄席で出会った「太神楽」に感動、自分が輝いていける道はこれだと思い、曲芸の世界に飛び込みました。」と語る鏡味さん。鏡味さんの基調講演と太神楽曲芸を含むエファ20周年イベントは、まだまだお申し込み受付中!ぜひお誘い合わせの上、ご参加いただければ幸いです。エファ設立20周年チャリティイベント 『未来を一緒に描いてくれる、人とともに。』開催日付:2024年12月7日(土) 14:15~17:30(14:00開場) ・第1部 映画「僕が跳びはねる理由」上映(2020年製作/82分)・第2部 鏡味仙成さん 基調講演と江戸太神楽曲芸会場:日比谷図書文化館日比谷コンベンションホール(限定207席)(地図)参加費:2,000円(1部、2部通し)【クレジットカードでお申し込みをいただく場合】オンラインチケット購入サイトPeatixよりお申し込みください。https://efajapan20th.peatix.com【当日現金でお支払いをいただく場合】以下のフォームよりお申し込みください。当日、受付で現金でお支払いください。https://ssl.form-mailer.jp/fms/9d0b29c8840290 もっと見る
13歳の日本人少年の言葉が世界中の自閉症者と家族を救った、体感ドキュメンタリー 映画『僕が跳びはねる理由』上映会ほか
2024/12/01 11:00エファの支援しているラオスやカンボジアの小学校には、自閉症の子どたちもいます。「人とコミュニケーションを取ることが難しく集団に溶け込みにくい」「こだわりが強く変化を嫌う」などの特徴が現れやすいという自閉症。現地の先生たちと、彼らにあった学びを日々追求しています。今度開催するエファ20周年イベントの第一部では、そんな自閉症をテーマにした映画『僕が跳びはねる理由』を上映します。▼映画「僕が跳びはねる理由」(2020)予告編 自閉症の作家・東田直樹が13歳のときに自閉症の人々の思考や感情、記憶について執筆し、世界各国で翻訳された作品を基にイギリスで製作されたドキュメンタリー。自閉症者である彼らが見て・感じている世界を、映像表現や音響効果によりあたかも疑似体験できるようなシーンも。世界各地に暮らす自閉症の少年・少女たちの姿や家族の証言から、「自閉症と呼ばれる彼らの世界が“普通”と言われる人たちと、どのように異なって映っているのか?」を明らかにします。上映会を含むエファ20周年イベントは、まだまだお申し込み受付中!ぜひお誘い合わせの上、ご参加いただければ幸いです。エファ設立20周年チャリティイベント 『未来を一緒に描いてくれる、人とともに。』開催日付:2024年12月7日(土) 14:15~17:30(14:00開場) ・第1部 映画「僕が跳びはねる理由」上映(2020年製作/82分)・第2部 鏡味仙成さん 基調講演と江戸太神楽曲芸会場:日比谷図書文化館日比谷コンベンションホール(限定207席)(地図)参加費:2,000円(1部、2部通し)【クレジットカードでお申し込みをいただく場合】オンラインチケット購入サイトPeatixよりお申し込みください。https://efajapan20th.peatix.com【当日現金でお支払いをいただく場合】以下のフォームよりお申し込みください。当日、受付で現金でお支払いください。https://ssl.form-mailer.jp/fms/9d0b29c8840290 もっと見る
本と一緒に野菜作りのノウハウを届ける!〜チルドレン・スタディ・クラブのスキルトレーニング
2024/11/24 19:22こんばんは、エファの高橋です。冬の寒さを感じる季節になってまいりましたね。エファの活動しているカンボジアやラオスの今日の気温は30℃。暑いですが、11~2月は乾季で、朝晩は気温が下がり過ごしやすくなるそうです。本日は、そんなカンボジアのチルドレン・スタディ・クラブよりスキルトレーニングの紹介です。農村部に暮らす障害がある子どもたちでも、保護者と一緒にできる収入を得るための手段として、野菜作りの研修と苗の提供を行っています。研修会のあとまいた種がすくすくと育ちました!きゅうりがたわわになっています。収穫!このキュウリを市場に持っていったら1キロ約80円で売れたそうです。野菜作りを通じて収入を得るだけではなく、それまで市場で買っていた野菜を自分たちで育てることで支出削減にもつながります!また家まで買いに来る人がいたら、その販売をチルドレン・スタディ・クラブに通う子供たちが行うことも。自分がつくったものが家の収入になることは、障害があるなしにかかわらず子どもたちにとって自信につながります。こちら研修会後に植えた空心菜を売っているディン・ラユくんチルドレン・スタディ・クラブに2021年から通っています。中度の知的障害があるといわれていますが、折り紙で花をつくらせると抜群にうまい!すごい!2021年にチルドレン・スタディ・クラブを設立した時は「子どもたちが話しません」と現地のスタッフから言われました。でも少しづつ自分に自信を持ち始めると同時に、みんなおしゃべりをするようになりました。安心・安全な場所で、小さな成功体験をいっぱい積んでもらえるようにこれからもチルドレン・スタディ・クラブの扉を開け続けます。✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚現在「エファジャパン歳末募金2024」を実施しています。ご協力・ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。\2025年1月31日まで/【目標金額200万円】2025年も私たちは本を届ける~能登半島、カンボジア、そしてラオスへ・ご支援はこちらから もっと見る
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