こんにちは、エファの高橋です。クラウドファンディング終了までいよいよあと7日となりました。目標300万円まで遠い道のりですが、毎日のご支援のおかげで、スタッフ一同あきらめない気持ちで頑張っております!8月22日、本棚演算株式会社さんが、クラウドファンディング応援のためにイベントを開催してくださいました。スタッフの鎌倉幸子が、ポル・ポト時代に多くの書物を失ったカンボジアで図書室支援を行なっていた時代のことから、エファの現在の事業のことまでご紹介させていただきました。ポル・ポト時代のカンボジアでは、子どもたちまで処刑されました難民キャンプで行ったお話会(人形劇)に、3万人が聞き入りましたイベントの中で、私の心に残ったのは、鎌倉スタッフの過去のエピソードです。ーーーーーーーーーーーカンボジア難民キャンプの女の子がこう言ったんです。もちろん配給される食べ物はありがたい。けれども、「お菓子は食べたらなくなるけれど、絵本は何度でも読めるから好き」実は、同じ言葉に再会した時があったんです。それが東日本大震災の時に気仙沼できいたことばだったんですね。「支援物資はありがたいけれど、いま手にした本が、子どもたちの一生の支えになります」本を贈ることは、永遠に刻まれる心の渇きに対処する活動であったと感じました。ただ、これを享受できるのは、健康なひとだけ。だから、これを「いい話だった」で終わらせるがめちゃめちゃ悲しいなと思った。ーーーーーーーーーーーエファの事業は、エファスタッフだけのものではない、と改めて感じました。鎌倉スタッフに感謝のことばを伝えてくれたカンボジアの女の子、気仙沼の方、多くの方に突き動かされて、いまのエファの事業があります。もちろんこのクラファンをご支援いただいている135名の方々も含め、多くの方の願いの詰まった事業を、どうにか成功させたいです。障害があってもなくても!「誰でも受けとめてくれる」学び、遊べる図書室をつくりたい。どうか一人でも多くの方にこの想いに寄り添い、ともに歩んでいただけますとうれしいです。引き続き応援のほどお願いいたします。\エファのクラウドファンディングは8月31日(土)23:59まで/https://camp-fire.jp/projects/715080/view▼8/22のイベントの動画は、こちらで無料配信いただいています。皆様ぜひご覧ください!
イベント報告 の付いた活動報告
おはようございます。エファの高橋です。エファのラオス事務所から来日中のアイ・ソンパン(ラオ語でソンパンお兄さん)。先日8月1日、自治労広島県本部の皆さまにお招きいただき、報告会を開催しました。自治労広島県本部の皆さまからは、ラオスの首都ビエンチャンにある4つの小学校の図書室整備、図書館員育成、継続的な図書の配布へのご支援をいただいています。70人もの方が集まってくださり、熱気の中での報告会となりました。イベントでは、ソンパンからラオスの小学校のようす、障害がある子どもたちへの読書推進活動について報告しました。また、ラオスでの移動図書館を体感してもらうため、ソンパンにラオス民話の読み聞かせや、海外事業担当のミンさんによる伝統舞踊の披露なども行いました。皆で輪になって、ラオスの盆踊りラムウォンも踊りました今回の訪問では、広島城、原爆ドーム、広島平和記念資料館にご案内もいただきました。アイ・ソンパンは、ラオスで聞き学んだことのない、日本から見た戦争のことを知り、驚いたそうです。ラオスは、世界で最も不発弾が眠る国といわれています。不発弾は、子どもが障害をもつ原因のひとつにもなっています。本日8月6日は広島平和記念日。エファスタッフ全員で祈りをささげます。
こんにちは、エファの高橋です。昨日の活動報告で、エファが事例として取り上げられた本を紹介させていただきました。▶︎「アクセシブルブック はじめのいっぽ ~見る本、聞く本、触る本~」のご紹介はこちら今年6月、『アクセシブルブック はじめのいっぽ』の出版記念シンポジウムとして、 「アクセシブルな社会へ~本の飢餓の解決に向かって」を出版元のボイジャーとエファジャパンとの共同開催で行いました。いつもエファの活動は主にカンボジアやラオスの子どもたち向けに行われていますが、日本でも、点字図書館やアクセシブル・ブックス・サポートセンター(ABSC)など、さまざまな方や施設でアクセシブル図書に関する取り組みが行われていることを改めて知りました。モデレーター:野口武悟さん(専修大学文学部教授)シンポジスト :宮田和樹さん(著者、青山学院大学総合文化政策学部非常勤講師・デジタルストーリーテリングラボ代表教員)立花明彦さん(社会福祉法人 日本点字図書館・館長)落合早苗さん(アクセシブルブックサポートセンター(ABSC)センター長)鎌倉幸子(エファジャパン プログラムマネジャー)シンポジウムでは読書バリアフリーに関連する研究や啓蒙活動を行っている専門家の方たちが集まり、本の飢餓という課題や解決のための取り組みについて講演が行われました。リアル開催とオンラインのハイブリッドで実施され、参加者は90名にのぼりました。シンポジウムで自分の印象に残っているのは、アクセシブル図書を「自分事」として捉えることの大切さです。電子書籍の読み上げ機能など、必ずしも身体障害がある方だけではなく、たとえば満員電車など本をよみづらいという環境的な障害がある場合にもとても便利な機能です。私たちが日常の中で、「アクセシブルって何だろう」ということを知り、考えることが、アクセシブル図書の普及に、そして本の飢餓解決につながるのではないかとおもいます。シンポジウムのようすは、以下の動画でご覧いただけます。ぜひチェックしてみてください!