海外のプロジェクトオーナーの製品に対する考え方や想いを紹介するシリーズ「プロジェクトの火力」
今回は、「NONS Camera」プロジェクトの第3回として、NONS Cameraを襲った困難や提携業者との関係など色々と深ぼっていきます!
※一部専門的な単語もございますので、ご了承くださいませ。
Q: 開発過程で直面した最も大きな困難は何でしたか?
A: ルーフペンタプリズム(一眼レフカメラの上部中央に組み込まれた5角柱形のガラス製の部品)の生産を手伝ってくれる方を見つけることが、間違いなく最も難しい課題でした。2020年3月には、河南省の中国の大手光学メーカーにたどり着きました。彼らは以前、日本の有名なカメラメーカーに納入していたのですが、ルーフペンタプリズムの生産ラインは既に何年も前に停止していました。私たちの需要は以前のメーカーよりもはるかに少なかったため、拒否されました。
Q: ペンタプリズムの生産を手伝ってくれる方を探す過程で、どのような困難に直面しましたか?
A: パンデミックによりスケジュールが大幅に狂い、2020年5月には江西省へ移動して他のサプライヤーとの交渉を試みましたが、失敗しました。その後、数ヶ月にわたり広東省の異なる都市の光学工場を訪れましたが、8社のサプライヤーと交渉しても、私たちの生産需要が彼らにとって十分でなく、生産ラインの再開を印象づけることができませんでした。
Q: 最終的にどのようにしてサプライヤーと協力することになりましたか?
A: 最終的に広東省のサプライヤーが協力を申し出てくれました。彼らもかつては日本メーカーのサプライヤーだったのですが、私たちがまだ新しい一眼レフカメラを開発していることを知って、そのエンジニアたちは驚いていました。彼らと協力することで、クラシックなルーフペンタプリズムを復活させることができたのは、私たちにとって大きな成果です。
いかがだったでしょうか?
今回は第3回目として、襲った困難と提携業者に関して話を伺いました。
次回の特集では、NONS Cameraがあえてアナログな理由にスポットを当てて、皆様に新たな発見をお届けします。
次回もどうぞお楽しみに!