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誰一人、路上に置き去りにしない冬へ。国籍を越えて医療と宿泊を届けたい!

生活に困窮された方が増加し、多様化・複雑化する中で、アウトリーチ型の支援の重要性が高まっています。潜在化する層へ手を伸ばすため、私たちは「地域を越えて移動する医療チーム:ほしぞら医療班」を立ち上げます。また、年末年始を中心にすまいを失った方が続出することから、合わせて緊急宿泊支援を拡充します。

現在の支援総額

5,039,800

100%

目標金額は5,000,000円

支援者数

469

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/12/26に募集を開始し、 469人の支援により 5,039,800円の資金を集め、 2024/02/29に募集を終了しました

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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現在の支援総額

5,039,800

100%達成

終了

目標金額5,000,000

支援者数469

このプロジェクトは、2023/12/26に募集を開始し、 469人の支援により 5,039,800円の資金を集め、 2024/02/29に募集を終了しました

生活に困窮された方が増加し、多様化・複雑化する中で、アウトリーチ型の支援の重要性が高まっています。潜在化する層へ手を伸ばすため、私たちは「地域を越えて移動する医療チーム:ほしぞら医療班」を立ち上げます。また、年末年始を中心にすまいを失った方が続出することから、合わせて緊急宿泊支援を拡充します。

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ご支援いただいた皆さま、応援してくださっている皆さま
こちらのクラウドファンディングも、残すところあと3日となりました。
ここまで、目標金額の93%460万円以上のご支援をいただきました。
誠にありがとうございます!

「ほしぞら医療班」皆さまからのご支援だけでなく多くのボランティアスタッフにも支えられています。
今回は、医療相談会に携わっているボランティア医師のおひとりに伺ったお話をインタビュー記事としてお届けします。
ぜひご覧ください!

ボランティアスタッフの武田裕子さん(医師、大学教員)の写真。医療相談会の会場で撮影。「ほしぞら医療班」のロゴを手に持って写っている。武田裕子さん

武田裕子さん(医師、大学教員)

——医療相談会に関わることになったきっかけを教えてください

最初に参加したのは2015年です。きっかけは担当しているゼミの実習でした。
私は健康格差をテーマに教育やその研究をしています。社会の構造のなかに、健康格差を生じる要因があるということを、学生が理解するための教育です。

でもそれは、いくら教室で話しても、なかなか伝わらず、それを学ぶ事の意義も理解されません。
そこで、社会のなかで取り残されがちな方々に、実際に学生が出会ってお話を伺ったり、支援をしているNPOの担当者からお話を伺うという実習を2015年から始めました。その一環でこちらの医療相談会に参加させていただくことになりました。

社会の仕組みや世の中のありようが健康に影響することを伝えことを実感させられる場所ってなかなかないと思うんです。もちろん病院でも、病気になった方にいろいろお話を伺うなかでその方の背景や、健康を害することになった社会的要因が浮かび上がってくることもあります。一方、こちらの医療相談に来られる方は、より社会的要因に影響を受けている方が多いですよね。リーマンショックで会社が倒産したとか、大震災の影響で住まいをなくすとか、コロナ禍により仕事がなくなったなど。そういう意味で、自分が机の上で学んだことが、目の前で起こっていると感じさせる場といえます。自分が知らなかったことに、たくさん気づかされます。

ご本人に医療が必要だと思ったときに、生活保護を受けてはどうですかとお勧めすることがありました。するとほとんどの方が、「絶対にイヤ」、「自分はそこまで堕ちてない」、「人間扱いされないからイヤだ」と言われました。たとえば病院に行っても、「後回しにされて他の人と同じように扱われなかった」というのです。教育に携わっている立場の者としては本当に申し訳ないという思いになりました。教育が足りていないことを突きつけられた思いです。

——最近の相談の傾向、特にコロナ以前と以後で変わったところはありますか?

コロナ禍以前は、来られる方のほとんどが中高年の男性でした。コロナ禍になって以降は、20代、30代の若い方や、女性の方も増えています。

それから外国人の方、特に難民認定申請中で在留資格が不安定な方や、保険証もない、就労もできないという仮放免状態に置かれている方が増えています。

——医療相談会はどんな役割を果たしていると考えていますか?

相談に来られる方は、必要とする薬の名前を伝え、手渡されるとそのまま帰っていかれる方が多いため、参加した当初は「薬を渡す係なのか」と思ったりしました。相談を受けることもないため、自分の役割がわからないというか。

でも、続けていくうちに、体調のこと、咳が出るとか腰が痛いとか、肩が痛いといった訴えを少しずつ伺えるようになりました。具合が改善した、とわざわざ報告に見える方もおられます。関係性を築いていくことができるのだと感じました。

医療相談の場であっても、生活のことを相談されたりします。いきなり生活相談でソーシャルワーカーに話すのには抵抗があるけれど、医師になら話せると思っていただける。そして、お話を伺っていくといろいろな困りごとがあることが明らかになり、そこから生活相談をお勧めすることがあります。医療相談では、いろんな思いを話してくださる中から、その方の困りごとが浮かび上がってきて、ご自身も言語化できて認識されたりします。

ここは医療機関ではないし、また生活相談のように詳しい聴き取りをしてソーシャルワークを行う場でもなく、その中間で緩やかにつながる場という印象です。毎回、近況を伝えに来てくださる方もいます。

——最後に伝えたいことはありますか?

住まいがないとか、困窮しているということの原因をたどっていくと、構造的な要因があります。

制度的なことだったり、社会の仕組みが追いついていないことを多くの人に知っていただき、それらが変わっていくように、何らかのアクションを起こしていただけたらと思います。自ら発信していただくとか、このような活動を応援するなど、関心を持ち続けてご自身に無理のない範囲で関わっていただけたら嬉しいです。

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