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難民状況に置かれた子どもたちへ、日本で安心して学べる居場所を届けたい!

命の危険から日本に逃れ、難民状況に置かれた子どもたち。日本での暮らしは安全ではあるものの、日本語の壁や生活文化の違いから学校や地域になじめない子どもも少なくありません。海外ルーツの子どものための教育支援を行う私たちと共に、子どもたちが安心できる学びの場と、社会とのつながりを届けませんか?

現在の支援総額

1,039,800

103%

目標金額は1,000,000円

支援者数

150

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/11/29に募集を開始し、 150人の支援により 1,039,800円の資金を集め、 2023/12/22に募集を終了しました

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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現在の支援総額

1,039,800

103%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数150

このプロジェクトは、2023/11/29に募集を開始し、 150人の支援により 1,039,800円の資金を集め、 2023/12/22に募集を終了しました

命の危険から日本に逃れ、難民状況に置かれた子どもたち。日本での暮らしは安全ではあるものの、日本語の壁や生活文化の違いから学校や地域になじめない子どもも少なくありません。海外ルーツの子どものための教育支援を行う私たちと共に、子どもたちが安心できる学びの場と、社会とのつながりを届けませんか?

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難民状況に置かれた子どもたちへの奨学金を募っている、当クラウドファンディング。
現在寄付総額が計226,000円となりました! 応援してくださった32名のみなさまに、心よりお礼申し上げます。
あと【17日】で【78人】の方からの応援が必要です!シェア、拡散も大きなサポートとなります。引き続きのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします!

今回の活動報告は、YSCグローバル・スクールのあだち・竹の塚教室(東京都足立区)で多文化コーディネートを担当する鈴木香子さんが書きました。国際協力NGOで取り組んでいた難民支援の経験を経て、日本国内で学ぶ海外ルーツの子どもたちをサポートするにあたり大切にしている思いをお伝えします。


*写真はスクール内のイメージです。本文とは直接関係ありません。

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シリア難民やロヒンギャの支援を経て、いま思うこと


現在私が勤務するYSCグローバル・スクール竹の塚教室では、ウクライナなどから避難した子どもが学んでいます。日々、子どもたちと向き合う上で心がけていることが二つあります。

一つ目は、子どもたちにとって 「この教室が最後の居場所である」という点に立ち、「ここにいてもいい」と感じられる居場所をつくることです。子どもが安心できる居場所をつくることは、当スクールが掲げる行動指針[注1]の一つでもあります。

子どもたちへ”心のよりどころ”と”居場所”を

私は以前、ヨルダンへ避難したシリア難民の青少年や、バングラデシュへ逃れたロヒンギャの母子への支援を行った経験があります。特に、ヨルダンでは、ザアタリ難民キャンプにある公立校で、教科を学ぶ上での基礎となるアラビア語や、避難生活からのストレス発散を目指した音楽や演劇などの授業を提供しました。

その際に特に心がけていたことは、子どもたちに「心のよりどころや居場所となる時間・空間を提供すること」です。授業を行うことだけが目的ではなく、同年代の子どもたちと一緒に学校に通ったり、遊んだりすることを通して、安らぎを感じながら、自立に必要な知識を得られる場所づくりを目指しました。

現在、子どもたちと接する上で大切にしていることは、当時の心がけと重なります。生まれ育った国で起こるニュースを見てふさぎ込んだり、将来への葛藤や不安からストレスを感じたりしているような場合は、広いスペースで休養を取る、ぬいぐるみを抱いて授業に参加するなど、心と体を少しほっとさせながら学べる環境づくりを心がけています。

休み時間にみんなで遊ぶ生徒たち

その子が持つ”強さ”を最大限応援したい

二つ目は、避難してきた生徒が目の前にいること、教室に通っていることこそ、その子が持つ強さであり、その力を最大限応援するということです。

ヨルダンで行った教育支援では、キャンプ内の公立校で授業を提供していたため、子どもが選ぶ・選ばざるによらず、学校に在籍する生徒が自ずと支援の対象となりました。しかし現在、私の目の前にいる子どもたちの多くは、ウクライナの学校のオンライン教育と両立させながらも必死に日本語を学び、日本での高校進学に向けて受験対策を始めるなど、将来の道を叶えようと教室に自ら通ってきています。

なかなか長期的な見通しや将来設計を描きにくい避難生活にありながら、前向きに教室に通うその姿勢は、まさに子どもたちの強さ以外の何物でもないと日々、実感しています。何よりもまずはその力を最大限応援し、本人が実現したいと考える願いや思いが達成されるよう、伴走支援を続けていきたいです。

クラスで勉強に励む生徒たち

子どもたちの「こうしたい」「こうありたい」を支えるために

多感な年頃に、自分のルーツがあり愛着がある場所を離れることで苛まれる思いや悩み。それらを私は完全に理解することはできないと思います。その限界を知った上で、これまで難民支援に関わった経験も活かしながら、目の前にいる子どもが教室にいる間は仲間と笑ったり、遊んだり、避難生活からのストレスを忘れることができる。そんな時間を少しでも長く持てるきっかけや場づくりを今後も行っていきたいです。

そうすることで、子どもたちが「居場所がここにある」と感じることができ、日本での生活や学校で孤独を感じた際の支えになるのではないかと考えています。そして、「こうしたい」「こうありたい」という願いや思いを叶えたいと思った時に頼れる大人が周りにいることを実感できれば、今後どこで生活していても、前向きでいられる支えになるのではないかと思っています。


[注1] YSCグローバルスクール クレド / 私たちの行動指針  

https://www.kodomo-nihongo.com/about/index.html

 


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