八丈島伊勢海老漁に私が使っている網です。
長い物と短い物があります。
長い物はぶっこみ網漁と言っていて籠に網(網の長さは1つ15mぐらいになります。その網を3つから5つほど)をつなげて船の上から走りながら投げ込んでいきます。この時、ただ適当に投げるのではなく、潮の流れ海底の岩の配置等を確認しながら入れていきます。また、網がなるべくピンとはらない様にしないといけません。なるべく、ゆるゆるに入れなくてならず入れ方に工夫が必要ですし、潮の流れを見極める目を持っていないといけないのです。
ぶっこみ漁は浅い所3mぐらいから深い所だと20m程の所をやります。浅い所をやる事が多くまた、近年はサメ被害が多く、深い場所は網を食いちぎられて回収できなくなることもあり、カヌーの存在はとても大きいものです。
短い網は、主に泳ぎ網に使っています。泳いで岩場の伊勢海老の通り道に仕掛けていく漁のやり方です。こちらは、かなりの浅場(1mから15mぐらい)でやるので波が高いとやれません。こちらの漁は意外と確立よく網にかかりますが、本当に凪な時にしかできないのと体力が必要なので数をこなす事ができないです。その為にやはり、小回りがきき浅場まで入っていけるカヌーの存在は大きく今回の皆様のご支援はとてもありがたく使わせていただきたいと思っています。
この様に、私達は八丈島で伊勢海老漁に従事しております。カヌーの存在は大きく必要な船なのです。伊勢海老漁だけではなく。タコ漁や磯ものを採りに行くには必需品です。
皆様の引き続きのご支援をお願いしたいと思っております。