先ずは、24人の支援者の方々に御礼申し上げます。あと、38日となりました。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
それでは、私のカヌーを使って、今後の漁の1つタコ漁についての説明をさせていただきます。八丈島で捕れるタコのほとんどが、ワモンダコと言われていると言われています。タコ漁と言うと蛸壺漁が有名だと思いますが、八丈島では、ほとんどその漁方はやりません。理由は波が荒く潮が早い為と岩礁がほとんどの為、身を隠す穴が多い為だと聞いております。その為に、泳いでタコ自身を見つけてタコ鍵と言われている鍵で引っかけて捕まえると言ったかなり原始的な漁方法となってます。
実は、私はこのタコ漁が好きで頻繁に漁に出ていした。特に、冬場の西風が強く漁に出れない時には、風裏の静かな海岸でタコ漁に生を出していました。私の子供はタコ漁で稼いで育てたかもしれません。
カヌーを使わずタコ漁を始めると、連続して6時間近くは泳いで漁をしています。カヌーを使って漁をする場合はポイントポイントを移動しての漁が出来るので、捕れる確率は格段に良くなります。また、タコ漁で大切なポイントがあります。私が1番大事にしているのは、捕りに行く時間です。やみくもに、捕りに行くのではなくある事を調べて漁をしています。それは、月に関係していて、月の位置を確認してから漁に出ていきます。もちろんそれだけではなく潮の流れや海水の濁りなども影響するので、なかなか難しいのですが、それだからこそ獲れた時の喜びは大きいのです。私は息が長くなく水深の浅い所しか行けません。せいぜい、10mが精一杯ですが、その分いろいろ工夫やタコの習性などを経験していきました。そこで、気が付いたのがアカハタと言う魚とウツボと言う魚です。この魚がウロウロしている所には、確実にタコが隠れています。その時は、タコとの知恵比べです。一度通り過ぎ振り返って少し離れた場所から魚の行動をチェックして覗き込んでいる岩場を確認して何度かその岩場の上を通りすぎます。そうすると、タコが安心して岩の下から姿を現してきます。そして、岩場の上に上がってくる時と警戒しながら移動する場合があり、岩場の上に上がってくる場合は、近寄っていって鍵で生きようよく引っかけて捕まえます。警戒している場合は、ゆっくり近づきながらタコを移動できない所に追い詰め鍵をゆっくりとおなかの下に入れていきます。そうするとタコは、嫌がり鍵に絡まりながら上に逃げようとするので、岩に張り付かれる前に確保することができます。もちろん毎回うまくいくとは限りませんが、見つけさえすればかなりの確率で捕獲していました。
まだまだこれから話したいことが沢山ありますが、この続きは八丈島で、私と飲みながら話をしませんか、第2弾も書くかも知れません。
今後のカヌーを使ってのタコ漁を期待してください。