「旧カトリック清水教会解体資材展」が終了しました!ご来場くださった皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!7月24日(水)〜9月13日(金)まで松坂屋静岡店さまで開催していた解体資材展が、無事に展示を終了いたしました。会期中は本当に大勢の方に足を運んでいただき、貴重な解体資材や聖具を間近でご覧いただくことができました。天井照明と聖櫃会期中はトークイベントやワークショップなどのイベントにもたくさんの方がご参加くださり、旧聖堂の思い出を持つ方々と直接お話しできる機会もありました。また、解体資材展は多くのメディア様にも取り上げていただきました。ご取材、ご掲載いただきました静岡新聞様、朝日新聞様、中日新聞様、毎日新聞様、NHK静岡様、読売新聞様(順不同)、ありがとうございました。リブ・ヴォールド天井部の木材の骨組みこの度はこのような貴重な機会を頂きまして、松坂屋静岡店さまをはじめ、関係者各位には多方面からご尽力いただきましたことを厚く御礼申し上げます。解体資材展は終了しましたが、リターン展示は北館3階で継続中です!返礼品の現物は引き続き松坂屋静岡店さまの北館3Fでご覧いただけますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください!また、静岡PARCOさまでのリターン展示も5階に移動し、大道芸ワールドカップ様と一緒に拡張展示していただいています!パルコさまでの展示もぜひご覧いただけましたら幸いです。ご支援くださった皆さまへ。本プロジェクトを応援くださっている皆さまへ。活かす会副理事長 小林靖明氏よりご挨拶。7年前の2017年秋に、月見町カトリック清水教会の信徒の方の葬儀が行われ、初めて聖堂の中に入りました。その時の聖堂の中の美しさと荘厳さに魅せられたことを、今も鮮明に覚えております。その翌年8月に夏休み子ども平和講座が岡交流館で開催され、地域の子どもと一緒に参加して、清水区内、主に入江・浜田・岡地区のお寺、橋などの建造物、そして清水教会など戦争中に空爆や潜水艦からの艦砲射撃による被害の様子を、現地を訪問して説明を受けて勉強させてもらいました。特に清水は当時軍需工場が多く点在しており、1944年12月27日から1945年8月2日の渡り10かいの空撃を受けた。中でも7月7日の空襲は激しかった。清水市街は戦争被爆地であったが、奇跡的に清水教会の聖堂は被災することなく、戦禍から免れた。しかも聖堂は負傷した市民の救護所となり、ドラエ神父はフランスに帰らずに介護に奔走され、朝夕平和への祈りを捧げられたとの話を聞き、深い感銘を受けました。この「平和への祈り」「平和の尊さ」を語り継ぐのが、私たち世代の使命だと深く感じました。2019年より「旧カトリック清水教会聖堂」保存のための嘆願署名に岡地区連合自治会として積極的に参加して、16町内の会員約2000人の署名が集まりました。そして聖堂保存の活動を続けてきましたが、2022年7月30日横浜市教区より「聖堂は他の場所に移築する場合にのみ、それに応ずる」との通達が出されました。現在私たちは一般社団法人旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会を設立して新しい移築先を求めて活動をしています。どうぞ引き続きご支援ご協力をお願いいたします。一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会副理事長岡地区連合自治会 前会長 小林靖明
本日8/24(土)18:45〜NHK静岡県内ニュース『ニュースしずおか645』にて旧カトリック清水教会解体資材展のインタビューが放送されます!現在、松坂屋静岡店さまで開催中の「旧カトリック清水教会解体資材展」へNHK静岡さまにご取材にお越しいただきました。活かす会理事の松永和廣氏が取材を受けました。本日18:45〜のNHKニュース内にて放送予定です。静岡県内にお住まいの皆さま、よろしければぜひご覧ください!クラウドファンディングの応援メッセージをくださった元静岡県庁対外関係補佐官の東郷和彦さまが解体資材展にお越しくださいました「とにかく聖堂が残ることになってありがたいです。外観が同じ形で、しかも補強もされて復活するのは大変嬉しいことです。」とお話しくださいました。聖堂左右の壁に展示されていたキリストの磔刑図を鑑賞する東郷氏また、双塔の上部についていた十字架をご覧になり、「尖塔上にあったものを間近で見られるのはすごいですね」ともおっしゃっていました。このように尖塔上の十字架や祭壇上部の十字架、聖母子像や聖父子像など、聖堂の高所の位置に設置されていたものを間近でご覧いただけるのは、この解体資材展のみの機会となります。9/13まで開催しておりますので、ぜひ一人でも多くの皆さまにご覧いただけましたら幸いです。★リターン品(返礼品)追加しました!■LA FATALE【クロスブレスレット】シルバー・ゴールド各色限定10点■旧カトリック清水教会聖堂1/110スケール模型 限定5点▼詳しくはプロジェクトページをご覧ください。https://camp-fire.jp/projects/722178/ご支援くださった皆さまへ。本プロジェクトを応援くださっている皆さまへ。活かす会理事 松永和廣氏よりご挨拶。今回の旧カトリック清水教会聖堂移築再建計画は、8年ほど前より始まりました。この建物は日本でも大変珍しい「木造ゴシック建築」です。ゴシック建築の特徴である双塔・尖塔アーチ、薔薇窓、リブボールド天井などがあり、今では大変貴重な建物です。1935年に築造され、89年近くも清水の地に建っていました。ゴシック建築の中でもこの建物は内部が特に素晴らしく、天井はリブボールド天井になっており、非常に高い天井です。この技術は今の職人さんたちではなかなか再現が難しいと言われております。木で下地を組み、左官職人さんが丁寧に漆喰で仕上げてあります。また、薔薇窓も日本の職人さんが、ヨーロッパの教会にあるようなステンドグラスではなく、色ガラスを組み合わせてステンドグラスのように見せるなど、日本の建物ならではのものです。この建物を、私たちは50年後の子供たちのためにのこしたいと思い、活動しております。皆さんから暖かいご支援をいただきありがとうございます。本当に感謝いたします。これからも精一杯この地に旧カトリック清水教会聖堂を残すために頑張ります。一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会理事松永設計所長・一級建築士 松永和廣
『旧カトリック清水教会解体資材展』追加イベント開催のお知らせ解体資材展関連イベント第三弾として、活かす会広報担当の母校、静岡雙葉中・高等学校から聖歌隊部の皆さんをお招きして、ミニコンサートを開催します!<静岡雙葉中・高等学校聖歌隊ミニコンサート>日時:8月31日(土)15:00〜会場:解体資材展会場観覧無料聖歌隊の生演奏を聴いていただける貴重な機会ですので、ぜひお越しください!関連イベント第四弾は、特別トークイベントを開催します!活かす会理事で聖堂と共に人生を歩んできた前嶋俊彦氏、クラウドファンディング広報・解体資材展を担当してくださっている松坂屋静岡店の木庭英之氏、そしてゲストに静岡のご当地インフルエンサーのいさお氏をお招きして、聖堂の歴史や思い出・再建後の未来のこと、静岡の地域課題についてお話しします。<特別トークイベント「聖堂の歴史をつなぐこと、静岡のこれからのこと。」>日時:9月1日(日)13:30〜会場:解体資材展会場観覧無料こちらも観覧無料ですので、ぜひお気軽にご参加ください!そして好評につき、イベント開催の2日間に万華鏡作りワークショップも再び開催します!<ワークショップ「聖堂の漆喰が入った万華鏡を作ろう!」>日時:8月31日(土)13:30~、16:00~、9月1日(日)11:00~会場:解体資材展会場参加費:800円対象:小学生〜大人まで(各回定員6名)▼お申し込みはこちらからhttps://forms.gle/YCtKGuvXmMWq3sGu5ご支援くださった皆さまへ。本プロジェクトを応援くださっている皆さまへ。活かす会理事 松野俊朗氏よりご挨拶。多くの皆様が旧カトリック清水教会聖堂に興味を持っていただき、そしてご支援いただいたことを心より感謝します。この聖堂は89年前にフランス人の宣教師がすべての資材をフランスから調達して建てられました。私は61年前に清水に来て以来ずっとこの教会に通っております。いろいろな思い出があります。7年間続けてクリスマスとイースター(復活祭)のミサ後聖堂内で劇をしました。大変好評でした。若者に劇に参加してくれるようにお願いすると皆二つ返事で参加してくれました。神父も参加してくれました、年配の方、小さな子供も参加してくれました。以来クリスタ―劇団と称して活動するようになりました。近隣の方、外国の方々も参加して毎年バザーをしました。多くの人が展示物の収集、食事の準備、駐車場の確保、テント張りなどをした思い出があります。来られた方が聖堂に入って感激しておられました。ある時、聖堂から泣きながら出てこられた男性がおられました。話を聞くと大変悲しい出来事があったようでした、きっと聖堂内で神に自分の悩みを打ち明けていたのではないかと思います。このように89年間この聖堂内には多くの方の悲喜こもごもの祈りがこもっています。この聖堂は皆様に愛されてきました。近隣の方々のみならず日本中の方々からなぜ解体されなければならないのかという質問が来ます。残念です。しかしすでに聖堂は解体され移築の準備が始まっています。これからは昔の聖堂が再現され、皆さんに再び慕われることに努力したいと思います。皆さんどうぞ引き続きご支援、ご協力をお願いします。再建が完了次第お会いし皆さんと今後のことをお話できればと願っています。一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会理事・清水教会信徒 松野俊朗
支援者数が200名を超え、支援額300万円まで目前となりました。心より感謝申し上げます。8月3日(土)、4日(日)に松坂屋静岡店さまで開催中の『旧カトリック清水教会解体資材展』の関連イベントとして、「聖堂の漆喰入り万華鏡作り」のワークショップを開催しました。廃材となる予定の漆喰を粉砕して使用し、オリジナル万華鏡を制作するというワークショップ。天井塗り替え前のピンク、塗り替え後の水色、壁面の白の3色の漆喰を使用しました。当日は清水聖母保育園のご出身の方や、清水教会の信徒の方、「解体キングダム」をご覧くださった方など県外からもお越しいただき、遠くは富山からもご参加いただきました。聖堂の天井・壁から剥がされた約10kgの漆喰この4月に聖母保育園を卒園されたという男の子は、展示品の天井の一部を指差して、「リブヴォールド!」と何度も教えてくれました。(解体キングダムを一度見ただけで覚えてしまったとのことです!)耐震の問題により在園時には聖堂に入れる機会は少なかったそうですが、それでもマリア像やステンドグラス、祭壇や椅子など、展示物のほとんどを覚えているとおっしゃっていました。皆さまの聖堂との思い出を直接お聞きすることができ、とても貴重な機会となりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。ご支援くださった皆さまへ。本プロジェクトを応援くださっている皆さまへ。活かす会副理事長 かわもとみえ氏よりご挨拶。昨今の物価高騰が続くなか、多くの方々の気持ちをお寄せいただき、驚きと共に感動し、心より感謝しております。ありがとうございます。私は仕事柄 各地の教会に行ける機会がありますが、2017年に初めて清水教会を訪れた際、こんなにも近くにここまでのゴシック建造物が現存していた事実に驚き、その美しさに衝撃を受けました。日本は古いものは破棄してしまうという考えが根強くあり、私はこの悪しき文化を改善したく活動に参加しました。海外では掃除が行き届いたその古い建物を修復しながら大事に大事に残し、人が集い建物への愛情を感じる事が日本より多くあると感じています。物は全て生きている私は常々そう意識しております。建物に入る色板ガラスは、木製の格子窓に多色嵌め込んであり、ヨーロッパ産のTransparent (向こう側が透けて見えるガラス)で統一されており、背後から受ける陽の光とガラスの色が内壁面や床に映り込む様にどれだけの人々が癒された事でしょう。しかも時間や季節により映り込む位置がズレるのも楽しめるひとつといえます。この生きている空気感と色の持つ癒しの力を、どうしても後世に伝えていきたいと切に願います。皆様のお気持ちを引き続きお寄せいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。一般社団法人旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会副理事長ステンドグラス工房かわもと代表 かわもとみえ
支援額が200万円台に突入しました。たくさんのご支援、本当にありがとうございます。しずおかMIRUIプロジェクトで、当クラウドファンディングをサポートくださっている静岡PARCOさまでも、27日(土)より活かす会のリターン(返礼品)の展示コーナーを作っていただきました!トートバッグやマグカップなどの、一部の返礼品の現物を間近でご覧いただけます。場所は静岡PARCOさま地下1Fの地下道側、出入り口付近にございます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください!ご支援くださった皆さまへ。本プロジェクトを応援くださっている皆さまへ。活かす会理事長 塩見寛氏よりご挨拶。たくさんのご支援いただき、ありがとうございます。旧カトリック清水教会聖堂は、日本の木造技術によって、西洋の伝統的なゴシック様式を再現した希少な建築です。西洋で生まれたキリスト教の教会を日本の木造技術によって完成させた和と洋の文化の融合といえるものです。リブヴォールト天井漆喰仕上げ、6本の独立する丸柱も漆喰仕上げ、障子のような窓の木枠に嵌め込まれたステンドグラス、そして畳敷き、これらにそれが顕われています。聖堂は1935(昭和10)年にフランス人ルシアン・ドラエ神父によって建設されましたが、聖堂はドラエ神父からの貴重な贈りものだと思っています。今を生きる私たちに、ほんとうに美しい建築空間を贈ってもらいました。先の大戦の空襲で市街地が焼け野原となるなか、聖堂は奇跡的に戦禍を免れました。そして負傷した市民の救護所となり、さらにドラエ神父は帰仏することなく、毎朝平和を願いミサを捧げたといいます。ドラエ神父の平和への深い祈りが聖堂には込められているのです。この空間を私は未来に受け継いでいかなければいけないと強く思います。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。一般社団法人旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会理事長 塩見 寛2024年7月30日