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『懐かしい石巻の絵画カレンダーを配布継続し、期間限定でギャラリーを開設したい!』

石巻市の画家、故 熊倉保夫が残した石巻地方の『懐かしい風景画』をカレンダーにして、復興住宅の希望者へ配布継続し、期間限定で、実際に絵を観て頂けるギャラリーを開設したい!

現在の支援総額

1,000,500

125%

目標金額は800,000円

支援者数

119

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/12/02に募集を開始し、 119人の支援により 1,000,500円の資金を集め、 2023/12/26に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,000,500

125%達成

終了

目標金額800,000

支援者数119

このプロジェクトは、2023/12/02に募集を開始し、 119人の支援により 1,000,500円の資金を集め、 2023/12/26に募集を終了しました

石巻市の画家、故 熊倉保夫が残した石巻地方の『懐かしい風景画』をカレンダーにして、復興住宅の希望者へ配布継続し、期間限定で、実際に絵を観て頂けるギャラリーを開設したい!

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随想「つつじ野」2024年 8月7付掲載分


■タイトル:『父の「絵」のこと』


はじめまして。

今日から2ヶ月間、水曜日を担当させて頂く熊倉と申します。南中里で父より引き継いだ広告会社を経営しております。父は『絵』が好きで、生前、会社経営の傍らこの石巻地方の川辺や海辺の風景画を数多く描きました。当石巻かほくさんに、毎月月初めに絵画を大きく扱ったカレンダーによる広告特集を掲載して頂いてますが、あの絵を描いたのが父・熊倉保夫です。


父の絵は七十年代・八十年代に描かれたものが多いです。中瀬には造船所があり、川岸のデパート脇の川には漁船が何艘も列になって係留されていたあの頃の石巻が描かれています。


十三年前。震災がありました。当地方の風景は一変してしまいました。震災直後、実家で被災し、半分泥を被った父の代表作の一つで日和山から見た中瀬と旧北上川を描いた油絵『青景』を自分の家に持って来て、玄関脇に置いていました。ある日、復旧作業で家を訪れた業者さんが、父の絵の前で泣かれていました。


自宅で被災した「青景」自宅で被災した「青景」


「この内海橋を渡って職場に通っていたんです…。」と一言。内海橋の上に船や車が打ち上げられていた震災間もない頃です。破壊された街の中、ひととき、父の絵を見て日常が普通にあった頃を思い出されていたのかもしれません。しばし絵を眺めていらっしゃいました。その時、思いました。「もしかしたら父の絵が震災の後では、また別の意味を持つのかもしれない。」と。


自分の家に持ってきた時の「青景」下には津波の泥の跡が。自分の家に持ってきた時の「青景」下には津波の泥の跡が。


もし、地域の皆様にとって父の『絵』が少しでも役に立つとしたら、それを自分はしよう!と思い立ち、この十年、仲間達と様々な活動をして来ました。

 今回のつつじ野では父とその『絵』にまつわるエピソードをご紹介させて頂きます。


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